神奈川県【箱根関所】 記念メダル

 箱根の山にはその昔関所があった。関所というのは今で言えば空港というか出入国管理局みたいなもので、パスポートならぬ「通行手形」と呼ばれる将棋の駒をでっかくしたような木の板を見せなければならなかった。

 「通行手形」といえば、ファミコンの「がんばれゴエモン」シリーズである。

↓「五右衛門」という存在をこのゲームによって知った人は多数いるはず! ルパンじゃない派!

  まあ私がプレイしたのはMSX版だけどね!(今の若者どころか同年代にもきっと通じないネタ)

 このゲームはいわゆる「横スクロール型アクションゲーム」で、義賊であるゴエモンがどこぞのお殿様を倒しに村々を駆け抜けるゲームである。盗賊なので土中では侍や忍者、御用聞きなどに襲い掛かられるのだが、農民や漁師、果ては鳥にフンを狙い撃ちされて襲われるほどこの世の生きとし生ける者から嫌われた存在なのである。一方で、道中をふらふらうろついている町娘をゲットすると手持ちの金が増えるというとんだスケコマシ野郎でもある(ちなみに誤って倒してしまうと金が減る。暴力をふるうと手切れ金が必要なのだ)。

 で。

 このゲームは各ステージのクリアに「通行手形」を3枚集めなければならない。この通行手形は道中にある隠し通路や3D迷路に隠されているのだが、店でも普通に販売されている。

 

 

 今考えると、店で売っている「通行手形」って偽造パスポートみたいなものじゃね? ということに思い至る。この価格(4000両)から見ても間違いない。庶民が一生遊んで暮らせる金を払っても、3枚中1枚しか購入できないのは、店主もこの商売に命がけだからであろう。まあ、ローソクが600両もするのだが(ローソクは火がついている間、隠しダンジョンが隠れずに表れてくれるというアイテム。ちなみに隠しダンジョンは上をジャンプすると道に唐突に表れる階段である)。

 「通行手形」の通常の入手方法も、よく考えればその辺に落ちている(置いてある? 隠してある?)ものを拾うという形なので、いずれにしても非合法で手に入れた「通行手形」で国を渡るのは、ゴエモンが盗賊だからに他ならないだろう。同時にこれは、「通行手形さえあれば盗賊であっても関所を通してしまう」という国家体制の甘さを指摘するゲームでもあったのだ!(テキトー)

 私が「通行手形」という概念を学んだのは、他ならぬこのゲームを通してである。だから、通行手形というものをこの【箱根関所】で知ってしっかりと学んだ人と比べて知識に偏りがあることは否めない。そう、私にとって「通行手形」とは「いざとなったら金で解決するけど、金でクリアをするのは邪道」という行為の象徴なのである。ちなみに、私の仕事の流儀は「湯水のように金を使えば多くの問題が解決できる」というものである。その流儀の根底は、もしかしたらこのゲームに由来しているのかもしれない。

 ついでのようだが、【箱根関所】で印象に残っているのが、かつての拷問方法である。「なんでそんなひどいことが思い付くの?」という拷問の数々が解説されているので、人間の根本に宿る醜さを見たい方はぜひご覧いただきたい。

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