静岡県【土肥金山】 記念メダル

土肥金山 記念メダル

@砂金館出入り口
備考:販売機が撤去され、砂金館の売店に「記念メダルほすぃ〜んですけどぉ」と申し出ると購入できるシステムになっていた。販売機の撤去とかちょっと不安よね……(2021.12現在)

@金山資料館売店出口
備考:現行小判型メダル販売場所3カ所のうちの一つ。(2021.12現在)

お代官様、小判(型メダル)でっせ〜

現実、こんな風に千両箱の小判をこぼしたら打ち首ですな……

 同じ趣味を長年続けていると、自分の中でパラダイムシフト(価値転換)が起こることがある。記念メダラー的にいえば、「旅重視」から「メダル重視」になったり、その逆も然りであったり、同じ人間のなかでこの転換が何度か起こったりと、「同一の趣味を続けているといっても、その時その時によって価値観が異なる」ということは往々にして起こり得るのではなかろうか。というか、要するに私がそうなのである。初期の頃は「旅先で販売機を見つけたら気に入った物を一枚だけ買う」という形から、いつの間にやら「全種類買う(今まで買ってこなかったメダルを想い激しく後悔)」→「メリカリ・ヤフオク等で販売終了メダルを購入するようになる(メダル重視)」→「メダルの造形に惚れ込むようになり、通販等を許容するようになる」→「旅重視に戻ってきて、手に入れた販売終了メダルに描かれた場所を少しずつ巡るようになる(←今ここ)」と、十数年に及ぶ記念メダル人生の中で、実は目まぐるしく価値観は遷移している。ずっと同じである必要などないのだ!(どの目線?)

 そんな目まぐるしいパラダイムシフトの中で、ここ最近起こったものの一つに「小判型メダルも欲すぃ〜!」というものがある。このきっかけははっきりしていて、小判型メダルを収集する上で最大の課題であった収納方法が考案されたからである。エポックメイキング的にこの収納方法を考案したのは、「記念メダルを集めているんじゃないです。集まっていたんです。」さんである。記念メダラーの誰もが通る道を名は体で表した方でございますな( ´ ▽ ` )

で、これを見てソッコーで真似をしたのがこちら。

意外と難しかったこの加工

 こうなってくると、俄然、空いているところを埋めたくなるのがいきもののサガだ!

特に意味のない引用
(「魔界塔士SA・GA」より)

 そんなわけで【土肥金山】に行きたい欲がMAXになった! 「一度行った施設」かつ「自分の選択によって買わなかった」というメダルは、まるで人生の汚点のように心の奥底にこびりつき続け、いつまで経っても「ああ、あの時買っておけば……」とふとしたときに思い出してしまうのである。それを払拭するには、さっさと入手してしまう以外に道はない。

 こうして、かねてより計画していた「ふるさと納税で手に入れた伊豆の国市の宿泊補助券を期限までに消費しなきゃという義務感満載の伊豆旅行」(長い)の行程の一つとして、ここ【土肥金山】を訪れたのであった。

世の中金ですよ〜、金、金〜

カネではなく、きんだ!

 【土肥金山】は、「金」(キン)に全振りした施設である。潔いほどに。

 その金への全振り具合は、マスクにまでも現れているのだ!

通気性の悪いマスクで酸欠気味なのか虚な視線で佇む門番。
願わくば職員さんたち(生身)もこのド派手パンツみたいなマスクを着用していて欲しかったぜ……
こういうのを見ると、時代は今「印」なんだなと痛感する。
御朱印がから始まり、御城印、御船印、そして御来山印でご礼賛ですよ。。。

何もかもが金ピカだ( ´ ▽ ` )

 この振り切り方を一部では「下品」という批判があるのかもしれないが、私は超好きである。「下品」と形容する方々は、何を求めてこの地へ来たのかまこと疑問であることよ。

 かつて記念メダルを巡る旅といえば、「まだ見ぬB級スポット巡り」とほぼ同義であった。記念メダラーたちにとって、B級スポットこそが、A級の観光地であったのだ‼(迷惑な力強さ)

 その頃に夢中になっていた匂いを、この【土肥金山】では思い出した。金のふんどし野郎の姿を見て(倒置法)。

あなたは一体誰ですか?
そうですか……僕が探していた光り輝く夢とは、あなたのことだったんですね……

 考える人(日本黄金ver.)の目前を通り過ぎると、ついに金脈張り巡る金鉱山の坑道である。ドラクエ世代としては、何かにつけて「洞窟」というものに胸踊らさずにはいられない。ドラクエとは、我々に「洞窟」という概念を定着させた偉大なる文化であるといえる。

「洞窟」という存在に憧れた幼少期。
幼き頃に夢見た存在が、今目の前に!
ちなみに、ドラクエの洞窟
中に入ると、そこはまさに夢見た通りの「洞窟」である。
た、たいまつを灯さねば――‼
雰囲気をぶち壊す金の亡者なタヌキ
集合体恐怖症
突き当りには光り輝く何かが!?
気分はドラクエというよりどちらかといえば新・女神転生ですな
ゲームのタイトルがコロコロ変わって鬱陶しいと思いますが、なんとなく『ウィザードリィ DIMGUIL」のダイアモンドドレイクを呼び出す祭壇を思い出しました。
ちなみにダイアモンドドレイクとは「RPG界最強のボス」とも呼ばれる伝説の裏ボスです。
どれくらい伝説かというと、レベル30程度で全クリできるゲームで、レベル2000を超えても普通に挑んだらボコられる強さです。
てかレベル2000てなんやねん。YouTube上にはレベル60000超えで真っ向勝負してボコられている動画とかあります。いや、レベル60000て。

  洞窟内を進んでいくと、様々な金マスクたちと遭遇することになる。

写真では見えづらいが、池には小銭がわんさか沈められている。日本人は池があると小銭を放りがちである。
スネの防御力は高いが、それ以外は低めな装備内容
大規模な福引
唐突な目元美人
誰にも望まれない大胆ポーズ
からの、唐突なムフフ(古い)
どこに露出しているのかイマイチわからない問題を抱える金に縁のない凡人

 坑道体験は、過度な期待を抱くことなく、「洞窟という非日常を味わうんだ(*´з`))というくらいの期待値で行けば楽しめるものと思われる。素人がはっきりと目で見て分かるような金鉱脈が見られるわけではなく、「当時の雰囲気」を楽しむ場所である。

洞窟を出ると遭遇する、頭のバランスが悪いせいかなぜかちょっとイラっとくるお地蔵様。

ルパンが来そうな場所

怪盗だったらどうやって盗みますかね

 さて、私が今回一番楽しみにしていたのは、実は坑道体験ではない。

 ここではなんと、本物の金塊に触ることができるのである。

 実は私――その昔、金塊をプレゼントされたことがありまして。詳しい経緯は端折りますが、今まで一度も経験したことのない出来事に素直にビビった私は、翌日にその金塊を返却するという暴挙に出てしまった。あの頃、私は若かった。貰っておけば良かった! 金〇が小さかった!(特にウマくない伏字と発言)

 坑道から出ると、「金山資料館」という建物に続く道を進むことになる。そこには、日本における「金」の歴史に関する数々の資料が展示されている。しかし残念ながらその時の私は「き、金に触りた~い(*´Д`)ハァハァ」という気持ちが先走っており、一目散に金の元へと向かってしまったのだった。

この後に小判型メダルを購入する予定だったので、申し訳程度にこの写真だけ取りました。特に意味もなく。
まずはいわゆるイメージ通りの「金塊」。
手前に見える穴から手を突っ込んで持ち上げてみてよいことになっているのだが、片手では持ち上げることなど到底不可能な重さでございます
映画等ではこれくらいの大きさの金塊を鞄に詰め込んで逃亡するシーンが描かれているが、そのバッグを片手で持ち上げることができるくらいの努力を重ねてきたならば、きっと他のことをしても成功していただろうにと、寂しい気持ちになりました(何が?)。
そしてこのラスボス感あふれる金塊の威風堂々たる姿を見よ!
隣に展示している通常サイズの金塊への防犯費用をもこちらに全振りしているかのごとく、防犯意識に差がある。
ていうか、隣のは良いのか、隣のは。

 この金塊の大きさは、世界一だったらしい。現在ではドバイだかどっかに抜かれてしまったらしいが、そんなことは私にとってはどうでも良い。この金塊を愛でることができただけで、もはや満足である。

 この大きさ。この輝き。この神々しさ――

 この下品なまでの金への全フリ具合が、この施設の真骨頂である(褒めてます)。

 生まれてからこの方、一度も金塊に触れたことがない人は、ここに足を運び「金に触ったことがある方の人間」に一刻も早くクラスチェンジされることをおススメいたします。

そして食べよう、金箔ソフト

記念メダルについて

古い販売機では実現できない50円単位の値段も、手売りなら余裕っち!
「開運刻印小判」の開運要素が不明であるが、とりあえず金ピカはめでたいのだ!

 【土肥金山】は、【名古屋城】【四国水族館】に続く、現行3カ所の小判型メダル販売場所の内の一つである。かつては【箱根関所】【産業観光プラザ すみだまち処】でも販売されていたが、両施設も記念メダルそのものから撤退してしまった。寂しい限りである。

 小判型メダルは「金山資料館」の出口に設置されているので、施設の順路としては先にこの小判型メダルと出会い、その後、「砂金館」にて通常メダルにお目見えすることになるだろう(砂金採り体験だけをするなら別だが)。

一つ納得いかなかったのが、この見本では日付が上に刻印されているのに
説明書き通りにメダルをセットしたら……
日付が下側に刻印されて悲しいという、「いつもはメダルを逆さまにセットして日付を上に刻印する派」な私。
小判型は経験不足だぜ!
ちなみにこの見本を見ると、かつては裏面の細かい部分にも黒の着色をしていたことがわかる(「金山奉行」の文字とか)

 繰り返しになるが、通常メダルは砂金採り体験ができる「砂金館」にて販売されている。順路を辿れば自ずと辿り着けるだろう。砂金を採る気がまったくなくても、記念メダラーに生まれてきた限り、堂々と入室しなければならない(生まれついた記念メダル気質)。ちなみに、販売機はなく刻印機のみの設置となっていた。これが「コロナ対応として販売機の使用を中止しているから」なのか、「販売終了を目指して販売機をすでに返却してしまったから」なのか、その理由は定かではない。とりあえず言えることは、あるべき物がないことは人を不安にさせるということである。販売、やめない……よね……?

地味な作業に意外とすぐに飽きてしまいがちな砂金採り体験
丁寧と雑の間にある展示
「記念メダルがほすぃ~んですけどぉ~」とここに申し出ると購入できるシステムだ!

 個人的には、もっと金に全フリしたようなデザインの記念メダルを発売して欲しいところである。マスコットキャラのタヌキもまあいいんだけども(奥歯に物が詰まった物言い)。かつて存在した【金GOLD】展で販売されたメダルみたいな感じのヤツを希望だ(気になる人はググって調べてみてね!)

無事、【土肥金山】小判も仲間入りいたしました。
ここまで来ると、もう2枚を埋めたくなるぜ!

(過去記事)金の輝きと砂金取りの地味さは反比例

 静岡県【土肥金山】は、『窓際のトットちゃん』にも登場する土肥温泉のほど近くにある、元鉱山である。

 ここを訪れる直前に『窓際のトットちゃん』を偶然読んだので、なんとなく印象が強く残っている。黒柳徹子の幼少期を綴った本著は、ADHDという発達障害を世に広く認知させるきっかけとなった一冊でもある。

 土肥金山では、元金脈のあった坑道探検と、砂金採りが体験できる。これが意外と面白くなくて、ちょっと期待外れであった。特に砂金採りは初体験だったため期待でハードルが高くなり過ぎたのがいけなかったのか、盛り上がりに欠けた。砂金採りとは、ひたすら地味な作業の繰り返しであり、根気のいる仕事であった。どんな仕事も楽しくて楽なものはないのである。公務員体験とかあったって、きっと楽しくないのと一緒である。

 資料館もあり、金にまつわる資料が展示してあったような気がする(小判とか)。ただ、こちらもあまり興味がないのよねー。金塊に触れたような気がするのだが、残念ながら、金塊は既に触ったことがあったのだった。

 帰りに、『窓際のトットちゃん』にも出て来た土肥温泉に寄ろうかとも思ったのが、訪れたのが夏だったため、暑くてとてもそんな気にはなれなかった。「夏に温泉に行くなら山の温泉にすべし」ということを学んだ場所でもあった。軽井沢をはじめ長野県が避暑地に選ばれる理由がよくわかった。海の温泉に来るなら、当然冬がベストだということになる。

 とにもかくにも、「記念メダルに相応しい場所だな」という印象が残った場所である。

 ちなみにここでは小判型記念メダルも販売されている。私は集めていなかったので未購入(そしてそれを深く後悔し続けてうなされている)。




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