静岡県【伊豆三津シーパラダイス】 記念メダル

伊豆・三津シーパラダイス 記念メダル イルカ
伊豆・三津シーパラダイス 記念メダル アザラシ
記念メダル販売場所

@入り口付近
備考:『ラブライブサンシャイン』の舞台の一つであったらしい。全然わからんけど。
※販売終了

伊豆の国市に急き立てられて

世界遺産よりメダルの有無が重要な記念メダラーという生き物

 ふるさと納税とは、得しかない制度である。

 超雑に説明すると、住民税を他所の地域に収めるだけで、タダでその地域の特産品が貰いまくれる制度である(正確には自己負担金2000円のみ掛かるが)。手続きも簡単で、確定申告に慣れている人ならマジで何の負担にもならないだろう。「カクテイシンコク」という響きを聞くだけでビビっちゃうような社畜サラリーマンの人たちにも「ワンストップ特例制度」という救済制度が用意されており、「①印鑑押す②マイナンバーカードのコピー貼る(他の書類でも可)③郵送する」という簡単3ステップだけである。何も恐れることはない。まあ確定申告に慣れている者からしたら「そっちの方がめんどくさくね?」と思ってしまうのだが。

 そしてこの制度の一番びっくりなところは「税金を納めているのに楽天ポイントが貰える」というところである。以下の動画が詳しい。

 この現代の錬金術ともいえる制度は、繰り返すようだが得しかない制度である。ゆえに、一度でも制度を利用してその価値を知ると、今度は制度を利用しないと損に思えるようになるという罠が待っている。そう、お得な制度が事実上の義務となる瞬間である。

1万円貰えるのに貰わないのは損ですか?

それとも得してないだけですか?

 人間は「得はしなくても良いが、損はしたくない」と考える生き物である。ゆえに、一度でもふるさと納税を経験してしまうと、返礼品で欲しい物などないのに、年末が近づく度に「ああ、早くふるさと納税しなきゃな……(゚Д゚;)」と思うようになってくるのである。

 こうした想いから手に入れたのが、伊豆の国市へのふるさと納税で手に入れた「宿泊感謝券」15000円分である。ちなみに返礼品の目安額は寄付額の30%とされているので、要するに50000円を伊豆の国市へ寄付したということになる。自己負担金2000円を引くと我が家の会計上は13000円得したことになる。金券だと数字で額が出るからエグイ。

 そしてこれにプラスして楽天ポイントが8倍だか9倍だかになる日に楽天市場アプリから購入したので(楽天市場で検索すると他の商品と同じようにふるさと納税返礼品が出てきますよYO!)、ポイントも3000円分以上貰えたことになるわけだから、そりゃ住んでいる市町村の住民税がどんどん流出するのは当たり前ですよねと思うわけである。事実上、そういう制度なんだんだから。ポイント獲得まで含めたら、自己負担金なってあってないようなものなのである。

 前置きが超長くなってしまったが、こうした一連の流れから2020年末にした伊豆の国市へのふるさと納税で手に入れた「宿泊補助券」を、株主優待券の消費に身を捧げる桐谷さんばりに使用期限に急かされて、有効期限最終日に宿泊したのが「ホテルサンバレー富士見」という温泉ホテルである。

良くも悪くも趣が漂う外観のザ・観光地ホテル

 「ホテルサンバレー富士見」は【伊豆三津シーパラダイス】からクルマで10分程度の場所にある&宿泊感謝券15000円で総額の9割以上が賄えるという基準でチョイスした宿だったが、お値段に妥当な温泉ホテルだったという感想である。私は実はビジネスホテルが大好きなのだが、良質の温泉が付いたビジネスホテルといった趣であった。褒めてるんだかけなしてるんだかわからない感想。

ほとばしるビジネスホテル感
「富士見」の名に相応しく部屋の窓からは富士山が見えました。富士山にピントを合わせるべきでした。
大変豪華な懐石料理をいただきましたが、別に牛丼とビールでも良かったなと思う残念な私です。
アワビのエロさが18禁
朝食はビュッフェスタイルでした。発酵食品はお肌に良いと聞いたのでこの後10杯くらい味噌汁をいただきました。温泉効果と合わせて人生史上最大に肌がツルツルしていたことでしょう。

 なぜこのホテル宿泊の話を【伊豆三津シーパラダイス】の記事でしたかというと、ここに宿泊すると特別価格の水族館入館券が購入できるからである。ただその特別割引チケットの写真を撮り忘れちゃったというね……

 確か800円くらい安くなった気がするので、【伊豆三津シーパラダイス】周辺の温泉旅館等に宿泊予定の人は、どこの旅館でも販売していると思うのでそちらで購入してから行かないと、ふるさと納税をし忘れたとき並みに「損したわけではないのに、得しなかったことにより損した気分になる」現象に見舞われること請け合いである。

ちなみに前日はこの中で寝たので環境の高低差で耳キーンとなります

歴史ある、萌え

半リアルな石像が時代の長さを物語る。からの、中はラブライブ関連で萌え萌えのギャップ

 【伊豆・三津シーパラダイス】は、日本で2番目に歴史の長い水族館であるそうで。

 その歴史の長さを良くも悪くも随所から感じる施設であったのだが、現在沼津市は絶賛『ラブライブサンシャイン』推し真っただ中であるため、刻まれた歴史と萌え女の子との融合がはかられている、なんとも異質な空間であった。

君に歓迎されたときはまだそのことに気が付いていなかった……
この国(沼津)が、萌えに染まっていることなんて……

  おじさんがまず思ったことは、どいつもこいつもスカートが短くてけしからんということである。名前が記されたローマ字の帯が、まるで見えちゃっているパンチラをたくみに隠しているかのようで、日本で2番目に歴史の古い水族館もチラリズムの原理を巧みに利用して世の純粋なチェリーボーイたちをかどわかしているかのようだ――こういうことが気になっていくことが、人が歳を取っていくということなのか……!?

うちっちーが混ざってるやん⁉ ということよりも、隣の女の子が抱えるシーラカンスのぬいぐるみがうちにもあるな~と思って撮った1枚
「食べますか?」と訊くときにこんなにチチを寄せてきたら、めっちゃあざとい女である。ただ、100%脈アリです。
下のメダルと見比べて、誰がどのメダルか当てようゲーム

 ここまで来たら、沼津に行くなら『ラブライブサンシャイン』の予習は必須! とすら言えるのかもしれない。そうわかっているのに、この期に及んで私がいまだ一度も鑑賞したことがないのは、Amazonプライムビデオで観られないからである。求む、ラインナップ入り!

みとしーと同じレベルでラブライブサンシャインを応援する日が来るだろうか

水族館狂奏曲

水中からボールにアタックしたらちょうど上を別のイルカが飛んでいて結果昇竜拳になった図@富士山前

 沼津は、記念メダルにゆかりのある水族館が乱立している。【あわしまマリンパーク】、【沼津港深海水族館】、そしてここ【伊豆・三津シーパラダイス】である。クルマを利用するなら全て30分圏内にあるので、メダル云々を抜きにして、水族館の顧客を奪い合っている戦国地帯ともいえる。記念メダラーならいざしらず、普通、1日で水族館に2つも3つも行かないだろう。

 ではどこが一番おススメかといえば、「水族館の総合力」という観点でいえば、ここ【伊豆三津シーパラダイス】ということになる。要するに、一番普通の水族館だといえる。家族で来るならここが良い(ちなみにデートで行くなら【沼津港深海水族館】が水族館以外の要素――周辺施設での食べ歩きなどの要素も楽しめておススメ、【あわしまマリンパーク】は「ホテルオハラ」の実物をを見たいというライブライバー達の聖地としておススメ)。

 正直にいえば、歴史が古いことがアダとなって目新しい要素がほとんどないとも言えるのだが、自然の立地をかなり生かした構造は水族館通な方々には一周まわって好評なようである。無料で乗れる遊覧船が水族館内から出発するのも珍しいといえば珍しい。

 ――と、がんばって色々と書いているが、「水族館は今後どうあるべきか」「顧客のニーズをどう汲むべきか」ということをいろいろと考えさせられる水族館だったというのが、私個人の正直な感想である。『ラブライブサンシャイン』に寄せるなら【あわしまマリンパーク】みたいにもっと振り切った方が良いと思うし、水族館としての道をまっとうに進みたいというのなら、現代の水族館に対するニーズに応えるような、歴史を塗り替えるくらいの「何か」がもっと必要なんじゃないかな~と、無責任な立場からちょっと思ってしまった。水族館をよく訪れるだけに、楽しみ方がちょっとわからなかったというか。夏熱く、冬寒い施設構造だけで、現代社会で稼働する水族館としてはかなり不利だと思うのである(夏に冷房、冬に暖房が効くイメージがあるのが動物園に対する水族館のお出かけ先としてのアドバンテージだと思うので)。

クラゲはどこの水族館も展示にかなり力を入れている現在なので差別化が難しい
八ツ目無名異がこんなところに⁉
最近『るろうに剣心 北海道編』にハマりまして。「どうせ対闇乃部戦は八ツ目が剣心側で参戦するでしょ~』と思って読んでおります(・∀・)
(『るろうに剣心』より)
ダイオウグソクムシといえば、【鳥羽水族館】のダイオウグソクムシメダルだ!
地球外生命体的なヤーツ
檻に閉じ込められたら普通こんな感じで隅でじっとしちゃいますよね……
昨今、意外とどこでも見られるイワシトルネード
性癖を暴露されるアカリさん
水の入れ替えをしなくて良いのが、自然の立地を生かした水族館の利点ですな!
水族館を巡り過ぎると、イルカが近くにいることに感動しなくなってくる自分が寂しい
そんなイルカにゴミを食べさせる鬼畜の所業
でもイルカと仲良くなれたらまた見方が変わるんでしょうね~
私は写真を撮るときにここのコメントネタを一緒に考えて撮るのですが、どうして撮ったのか思い出せないそんな一枚
こういうトイレの表記って意外と珍しいですよね! というか私は初めて見たかも。

 施設規模もそれほど大きくないので、ショーを待つ時間等を無しで考えたら、1時間弱もあれば余裕ですべてを見て回れるだろう。やはりそういう点でも、入館料と内容充実度が、他の水族館と比較してしまうと釣り合いが取れていないように感じられるのが難しいところである。ただ、運営維持費から逆算して入館料を決めているところがあると思うので、安くすることはほとんど不可能に近い。そうなると、内容の充実度を高めて釣り合いを取る方向で行かざるを得ないところが、「顧客の満足」を充実させる難易度を高くしている点である。実に難しい。

 目玉となるものがないので(ラブライブサンシャイン?)代替案がまったく思いつかないのが恐縮であるが、かつてのメダル関連施設として、今後の発展を願う気持ちは本物である(そしてメダルを再販して欲しい)。自然の立地を生かした水族館としては【城崎マリンワールド】あたりが歴史の古さも含めて重なるところであり参考になるかな~――と勝手に言っておりますが、部外者から口出しされることほど嫌な気持ちになることはないと思うので、とにかく頑張って欲しい(無責任な放言)。

アシカとパンダが肩を寄せ合う図

記念メダルについて

ショップの綺麗さが逆に「メダルの売れ残りの販売とか絶対してないだろうな……」と思わせる。まあ【伊豆シャボテン公園】はショップが綺麗でもデッドストック品を販売してくれているので必ずしもそうとは言えないが。

 2021年現在、【伊豆三津シーパラダイス】は茶平工業公式HPの「販売場所リスト」で「販売終了メダル」一覧に掲載されている。また、少なくてもグッズショップでデッドストック品を販売しているようなこともなかった。残念だ!

 私が10年前に訪れたときは(10年も経ったのか‼ と刻印を見て絶望した……)、確か入場しなくても購入できる場所に販売機が設置されていて「もったいないな~」と思った記憶がある。

 メダルデザインとしては、一昔前に乱立していた「動物をデフォルメした着色メダル」だが、文字の配置とか構図とかは購入当初から他と比べて凝ってるな~と思った記憶があるので、この流れを汲んだメダルの再販をぜひ熱望するところである。

 最近ではすっかりメダリーフにその立場を奪われた感が記念メダル界に一抹の不安を覚える日々……

「じゃない方のメダル」と呼んでおりますが、茶平工業製こそが「じゃない方」になりつつあるのかも……
ただメダリーフのコレクターってネット上ではほとんど見ませんよね

(過去記事)最近メダル熱の高い「沼津」

 「三津」に「みと」とふりがながふってあるのがいじらしい。

 【伊豆三津シーパラダイス】は沼津港のほど近くにある水族館である。施設内に無料で乗れる観光船があるという一風変わった水族館で、まあまあおススメの水族館である。

 が。

 私の思い出としては、記念メダル購入後、近くの港でした釣りである。

 この沼津港では、なんと堤防釣りでカツオが釣れたのだ!

 といっても、ソウダガツオという正確にはカツオの近縁である魚なのだが。とにかく、回遊魚が堤防から釣れるという未知の体験に大興奮なのであった。

ソウダガツオさん。いそのカツオさんとも近縁(嘘)

 しかも、誰でも釣れるくらい、よく釣れる。竿も投げ釣り用――というか、リールが付いている竿ならなんでもよい感じであった。私は実際、いつ購入したかもよくわからん車に積んであった「980円」の値札が付いたままであった竿に、海にプカプカと浮かんで漂っていた大きめの浮きをタモですくって回収してそれを付け、エサと一緒に購入した安い仕掛けを付けて適当に投げたら、すぐに釣れた。船に乗らずとも堤防釣りで回遊魚の強い引きを楽しめる大変お得な釣りスポットであった。

 結局2匹だけ釣って帰ったのだが、釣り所要時間は恐らく30分以下である。いくらでも釣れそうであったのだが、カツオなので、デカすぎて持って帰るのが大変なので終了した。2匹持って帰るのも大変であった。船釣り用のクーラーボックスが必要であった。私はその辺で買ったバケツにカツオの首の骨を折って収納して、コンビニでかったロックアイスを詰めて持って帰った。

 釣りをするには、やはり釣りをしようと思って堤防に来ることと、釣り用の準備が必要であった。当たり前である。

 惜しむらくはこの時の写真を撮っていなかったことである。いやもう、カツオが釣れたということで興奮しすぎてしまったのである。

残骸となったソウダガツオ殿。味は普通以上でも以下でもなく。

 近くの港は、堤防釣りでは過去最高に楽しい釣りスポットであった。水族館の思い出とかそういうのは特にない。




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