【販売場所】
@本園・売店
@ワニ園・売店
備考:ばに男
超どうでも良い前置き
この記事はコメダのモーニングを食べながら書いているんですけどね。
私はいつもクリームコーヒーかクリームソーダを頼んで、厚切り食パンにソフトクリームをのせて食すわけですよ。それがとってもおいしいので、いつもいつも、ソフトクリームが付いてくる飲み物を頼むわけですね。逆に言えば、ソフトクリームの付いてこない飲み物は一度たりとも頼んだことがないのです。
それが、こんな風に運ばれて来たのは初めてだ! ということです。
いや、全然文句はないのです。面白かっただけで。なまじいつも頼んでいて、いつもなんの変哲もなく運ばれてくるもんで、イレギュラーなことに対する心構えがなかっただけなのです。
内心すげー笑っちゃったんだけど、一人でいるので笑うと変態になってしまうので、こうして記事にして内なる笑いを処理しております。
角度もすごく良いんですよ。縦に刺すのではなく、横に刺すという発想が。どう見ても縦に刺していたものが崩れて横になったという形跡がなく、横から刺しているのです。いや、そもそもソフトクリームにスプーンを刺して持って来てくれたのも初めてなのだが(いつもはスプーンを別に持って来て、紙ナプキンの上に置いて行く)、刺すにしてもなかなかチャレンジャーだなと妙に感心してしまったのです。
だって、ちょっと柄に引っ掛けたら、ソフトクリーム吹っ飛んでっちゃうじゃん?
だから、引っ掛けないように、落とさないように慎重な顔で店員さんは持って来てくれました。置いた瞬間、ちょっとホッとしてました。
自分が想像したこともない出来事に出会うと、特別な1日にーーネタになった1日として思い出深くなる。ここのコメダがまた好きになるのでした。
『ワンピース』を読んだ誰もが一度は憧れる?場所
【熱川バナナワニ園】は静岡県の伊豆半島にある古くからある施設である。バナナとワニに一体どういう関係があるのかいまいち判然としないまま訪れ、そして判然としないまま帰ることになるという、「人生にすぐ答えを求めるのは受験教育の弊害だ」と教えてくれる老舗施設である。わからないことに対してすぐ「答えは?」と訊くのは、利口だが自分で問題を解決する力のない人間のすることである。わからないことをわからないまま抱えて考え抜いた先に、自分の問題を自分で解決する力が養われるのである。
だから、バナナとワニに何の関係あるのかーーその答えを私はまだ知らない。来場者にそれを問い続ける場所ーーそれが【熱川バナナワニ園】。
ちなみに『ONE PIEACE』に登場する「バナナワニ」は、頭にバナナがくっついている(画像は『ONE PIEACE』より)。この単純な発想が逆にない。
この「バナナワニ」の登場によって【熱川バナナワニ園】を知った人は多いことだろう。何を隠そう私もその一人である。【熱川バナナワニ園】からしたらまさに棚からぼたもちであったことだろう。クロコダイル編以降さっぱり登場しなくなってしまったが、これほど「バナナワニ」の再登場を願っている者は他にいないことだろう。もう『ONE PIEACE』読まなくなっちゃったので再登場しても私にはわからないが。
私も大人になってしまった。
【熱川バナナワニ園】は、「本園」「分園」「植物園」とに分かれており、「分園」へはシャトルバスで移動する必要がある。この辺の立地の歪さ、スマートでない施設構造に昭和を感じる。このようなイマドキでない施設に訪れるきっかけとなるのが記念メダル収集の醍醐味である。それが楽しめないようでは向いてないといえる。ただ記念メダル収集に向いている人間というのは孤独な人間であることが多いので、向いていない方が良いかもしれない(偏見)。
本園、分園ともに園内にはもちろん多種多様なワニがたくさんいる。私はワニに全く詳しくないので「デカイか小さいか」しかわからないのだが、デカイのが多かった(不要な情報)。ワニばかりを見ていると、不思議とワニが可愛く見えてくる。今まで全く興味がなかったワニが、「ワニの中でどれが一番可愛いか」という観点で見ているうちに、いつのまにか可愛いワニと可愛くないワニに選別されていくーーつまり、「可愛いワニ」が出現するのである。人は限られた環境にいると、その環境の中で妥協をし始める。「クラスで一番可愛い子」が果たして世の中から見て可愛いかどうかは話がまったく別であるはずなのに、私はクラス替えの度に好きな子ができていた。一番可愛い子にいつも恋をしていた。いや、私が恋した子たちは広く一般的にも可愛い子たちだったのだが。いや、まじで。
名前に違わず、たくさんのワニがいた。ワニワニパニックまでいた。職員さんのワニへの愛をとても感じる施設であった。ワニファーストであった。「うちはワニでやっていこう!」と最初に決断した人はなかなかすごい。ニッチな需要を見事に掴み、今もこうして営業が続いているのだから。割と近くに微妙に需要がカブる【iZOO】があるが、新顔には負けてらんねーと思っていることだろう(勝手に言ってます)。
そして館内最後で、衝撃的な事実を知る。
名前決まってなかったんか! という記念メダルのモデルにもなっているばにおさん。命名されたのめっちゃ最近である。それまで君は一体なんと呼ばれていたんだい? それとも別人?(別ワニ?)
植物園にバナナがある。バナナ以外もある。愛があり夢がある。
さて、本園から歩いて2、3分くらいの場所に植物園がある。すでにワニでお腹いっぱいになっていると行くのが億劫になってしまうかもしれないが、行っておいたほうがよい。こちらの植物園もボリュームたっぷりで、とっても楽しい。何が楽しいって、私はバラやらチューリップやらいわゆる「お花」には全然興味がないのだが(花をプレゼントして花よりも美しい君の笑顔を花咲かせるの好き、というキモいセリフを敢えて言う)、肉厚な熱帯植物は好きである。特に熱帯の木の実は見るからにジューシーそうで、美味しそうである。ちなみに本園でここで獲れたジュースが飲める。
正直植物にもあまり興味がなかったのだが、ここは素直に楽しめた。次【伊豆シャボテン公園】に向かわなければならない&施設がだいぶ広いもんでかなり早足で回ったが、それでも十分楽しかった。本来は半日くらいはかけてじっくり楽しむべき場所であると思われる。しかし私は記念メダルが呼んでいるので泣く泣く後にしたのであった。バナナワニ園産フルーツジュース飲みたかった。
記念メダルについて
ここは古くから記念メダルを販売している。一枚目は旧メダルと同じデザインの金型を使用していることがわかる(同一の物を使用しているかは不明であるが)。ばなお?メダルはこのデザインよりも後の物であることが想像できるが、いつから販売されているかは不明である。なんといってもご長寿施設であるので、記念メダルの歴史も長く、深い。こういうときに旧メダルに刻印があるといろいろと推測が湧き出てくるんだけどな〜
ちなみにわたし、ばなおメダル好きである。この垢抜けないキャラが「ザ・記念メダル」という趣がある(いとをかし)。オークコーポレーションデザインの現代で一般受けする凝ったデザインの物ももちろん素直に良いと思うのだが、記念メダラーの端くれとしては、この「垢抜けないからなんかいい」といったシュールさとダサさの紙一重な記念メダルデザインがやっぱり原点であるのかな〜と思ったり、思わなかったり(思わないんかい)。
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