イベント【Re:ゼロから始めるエミリアの誕生日生活2025 in マルイ】 記念メダル

【販売場所】
@イベントコーナー内
備考:なぜ岐阜に出稼ぎにきたのか? 行くなら名古屋とかの方が良かったんじゃね? と思うなどした。

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知識ゼロから始める異文化体験

どなたがエミリアさんなのか

 【Re:ゼロから始めるエミリアの誕生日生活2025 in マルイ】は9月20日(土)〜28日(日)の期間に「渋谷モディ」で開催された、最近ではすっかりお馴染みとなったKADOKAWA系の物販イベントである。後の項にも掲載するが、KADOKAWA系物販のメダルといえば、裏面をのっぺらぼうにするという独特スタイルを確立した記念メダル界の異端児である。おもて面プリント&裏面デザイン製作費(ほぼ)ゼロなのに1320円/1枚という安く作って高く売るという商売の鉄則を体現したかのような大手のやり方には、資本主義とはこういうものだというのをまざまざと見せつけられているかのようである——ていう、アレである(長い前置き)。

 このイベントが、なぜか「岐阜」と「岡山」でも開催されるということで、私は岐阜会場の「モレラ岐阜」に行ってきたのでその様子をお届けするのが本記事の内容である。それにしてもなぜ岐阜と岡山なのか。よんどころない事情がそこにはあるのだろうが、何の知識も無しでズケズケと言ってしまえば「せめて名古屋と広島じゃね? 私なら大阪と福岡にしたいところだけど」といった闇を抱えた会場選定といえる。ベースである渋谷の華やかさからはだいぶ距離のある第2会場、第3会場で、こんなところにえっちらおっちらグッズ運んできて店開いて運営は遠征費よう回収できるのかななんて勝手な心配をしてしまった。

 そんなことを考えているうちに「モレラ岐阜」到着。実は初めて来たのだが、印象としては至って普通のショッピングモールといった感じ。正直このショッピングモールに来るのに幾多の同規模ショッピングモールを素通りするように通過してきたことになるので、よほどのイベントがない限りはもう来ることはないだろう。東海圏では名前はよく聞くんだけどね、「モレラ岐阜」。

東海圏に住んでいると度々耳にする機会がある「モレラ岐阜」
しかし来たのは初めて。なぜなら、巷にショッピングモールは溢れかえっているから也。

 本当はせっかくだからモール内もぐるっと回ってレポートしようと思ったのだが、あまりにも至って普通のショッピングモール過ぎて、入りたい店も買いたい物も一切なく。なんなら我が家の最寄りのショッピングモールとの違いもよくわからず、しかしせっかく来たからには微細ながらも売り上げに貢献しようと迷った挙句に購入したものはユニクロの靴下3足セット990円であった。手持ちの靴下の踵部分がだいぶすり減っていたので。

 遠方のショッピングモールまで来る意義というのは、本当に難しい。名古屋圏は今、クルマで1時間圏内にショッピングモールが溢れかえっている時代である。そしてオジサンにはどこ行っても同じ店がラインナップされているようにしか見えないのは、行きたい店が「ユニクロ」と「無印良品」と「勉強ができるカフェ」しかないからかもしれない(地味)。しかし20代の頃は女の子と鈴鹿のイオンモールまで遠征してテンションあげあげでお買い物デートができていたのだから、歳を取るというのはまことに不可思議なことである。一般的に、歳を取った方が収入はアップするのに、歳を取ると欲しい物がなくなってくるというのは、人生の矛盾であることよ。歳を取るとUNIQLOが一番似合うようになってしまうというのは、ある意味では資本主義のバグであるといえるかもしれない。

 モール内をぐるっと回ってそんな憂いに苛まれながら、いつの間にやらイベントスペースに遭遇したのだった。

滲み出るいたって普通のショッピングモール感

 イベントゆーても、物販イベントなので特に何があるってわけでもない。ブログを書く身としては一瞬でコトが済むのは気が楽ではあるが、特に楽しくもなく。物販イベントこそ、事前学習をして大雑把な知識を身につけてから来ることが必要であるかもしれない。少なくても「この人、誰だか知ってる!」くらいには分かると、多少なりとも楽しめる要素が生まれるわけである。

 要は、それを怠ったから何の感慨もなかったという話ね、コレ( ´∀`)

このTシャツを着て街を歩けたら最強伝説である。
が、それはあくまで作品のファンではない人間から見た視点であり、世の中の人から見れば、このTシャツで街を歩くのも、記念メダルをカバンにぶら下げて歩くのも、同じことなのかもしれない。
最近は本当に、こういった雑貨系の小物がまったく欲しくなくなってしまった。とにかく物を減らしたい病にかかっている。
今までの経験上、こういう付箋にめちゃくちゃ上手な絵を描く人が必ずいるという統計データがあるのだが、今回もやっぱりおられました!
「絵馬に書かれたおもしろい願い事」を収集しているみうらじゅんが好きそうなネタでありますな。
この絵柄じゃなくて良いから、バスタオルが欲しいと思うなどした。
マルイでこの手の物販イベントを開催しているときはそれなりの広さのブースで開催されている印象があるのだが、たいてい占有面積に対して物がスッカスカなイメージがあった。で、上から見るとこんな感じで、これもやろうと思えばもっとギュッと面積縮小は可能だろうから、本当に必要なブースの広さは駄菓子屋くらいで良いのかもしれない。渋谷で開催した時は人(ファン)がたくさん押しかけていたのかもしれないが。
ここでようやく、真ん中の方がお誕生日を迎えられたエミリアさんだということが判明した!
とりあえずみんな下に何か履いた方が良い
テーブルが無くてカップとお皿を置けずに困っていらっしゃる
正面に座る男は絶対にパンツを見ようとするだろう
室内でスリッパではなくサンダルを履くのはかなりの個性派と見た!

 うーん、、、

わからん!
(・Д・)

 ということで「一度きちんと学習してみよう」と決意したのであった。普段アニメ作品に触れることがほとんどないので、異文化に触れるよい機会かと。アマプラで観られるみたいだし

なんかレシートがマルイだった。そして記念メダルは「ステーショナリー」だった。

記念メダルについて

鬼の1320円

 記念メダル裏面は、KADOKAWAお得意の完全無地である。逆に無地こそがアイデンティティ。

金をかけずにアイデンティティ

 この裏面を見れば、一目でKADOKAWAメダルだと分かるようになってきた。それくらい、KADOKAWAイベントに記念メダルが進出することに成功した。茶平の営業さんの仕事力、実に素晴らしいものである。趣味と仕事を繋ぎ合わせる営業力が見事である。私も見習いたい。

 私は記念メダル信者だから記念メダルを購入するわけだが、アニメ好きで推し活グッズを購入する方々は、どういう気持ちで記念メダルを購入するんですかね? 今回のイベントの場合、もはや刻印機も設置されていなければキーホルダーの販売もなく、本当にただのメダルがそこにあるだけって感じなのだが。記念メダルなんて買ってどうするんですかね? という疑問が単純に湧き出づる。私が同じ立場なら間違いなくアクリルキーホルダーを買うだろう。安いし。

 その辺のことを記念メダルコレクターではなくアニメファンの方に純粋に聞いてみたいのだが、両者が相見えるには記念メダルコレクターの方が門外漢なイベントに足を運んでズケズケと話しかけるしかないので、実現可能性は2%くらいであるといえる。

 このメダルの情報を 𝕏に発信したのは記念メダル界隈のトップランカー「かがやきアイカツ」さんである。こういう情報を発掘して広めてくれる人って本当にありがたいよね! 私なんて最近はすっかり受動的でして……みなさんに教えていただいたこと以外何も知りませぬ。。。

 上記ポストにあるとおり、渋谷での開催時点で一種が完売していた。そこから岐阜に巡回してくるわけだが、間隔が1週間くらいしか空いてないのでたぶん補充はできないだろうなと予想していたら、案の定だった。

完売情報というか、「渋谷で完売」情報だと思われ

 正直全然この作品のことがわからないもんで即刻売り切れとなったという「ベアトリス」というキャラがどのようなお方か想像もつかないのだが、記念メダルの絵柄を見る限りはロリだなと率直に思った。

 KADOKAWAメダルは、作品人気にしろ、キャラクター人気にしろ、人気の格差が在庫に如実に現れやすいという点が非常に特徴的だなと感じる。『マクロス』とかはどちらかというとどのキャラのメダルも満遍なく売れていくイメージがあるのだが、KADOKAWA作品は作品自体の人気の高低がメダルの在庫に直結するし(記念メダルコレクターが割って入れる隙があるかないかの命運を分ける)、そこそこメダルが売れる作品であっても特定のキャラのメダルだけは最後まで粘り強く売れ残っている(褒め言葉?)イメージがある。

 まあ全部私の個人的なイメージですが( ・∇・)

 これからも続々とKADOKAWAメダルが誕生していくと思うと、追い続けるのもちょっと大変だなぁと正直思っていて、この辺とどう折り合いをつけるのかが、長くコレクターをやっていく上で重要なポイントになりそう。

 またKADOKAWAメダルは公式で事後通販されることが多いので、イベントに行けなくても手に入れられる可能性が比較的高い(転売反対派のコレクターも公式通販はOKの人は多いのでは)。が、通販で手に入れても、正直ブログ記事にするのがしんどいのよね。あと、公式通販は送料がべらぼうに高いことが多いので、ヤフオク・メルカリで転売品を買った方がヘタすりゃ安いことすらあり得るのがネックだったりする。

 何が言いたいかというと、KADOKAWAメダルとの付き合い方は今後の記念メダルコレクション人生を左右する一つのポイントになり得るのではないか——という壮大な話である。【心斎橋ビッグステップ】の次にしんどさがあるメダル供給元かもね〜




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