イベント【ソラクロ祭 ももクロ in トーキョースカイツリー】 記念メダル

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ソラクロ祭

同梱されていた台紙

私とももクロとオタク論

このイベントは、【東京スカイツリー 展望回廊】において2018年7月17日〜9月2日の期間で開催された「ももいろクローバーZ結成10周年」を記念したものである。

記念メダラー達の間では、その反応は鈍かった。「ももクロかぁ……」という声にならないため息が茶平工業掲示板上で漏れ聞こえてくるようであった。ももクロファンからしてみたらメダルを集めてキャーキャー騒いでいる連中にそんないわれをされる覚えはないと怒られそうであるが、多くの記念メダラーの偽らざる本音であっただろう。記念メダラーとアイドルファンの需要は微妙に重ならないのである。

記念メダラーは、基本的に旅人である。旅を重視する層が圧倒的大多数なので、そもそも各地に点在する「ディズニーメダル」すら賛否両論で、収集しないと決めている人も多い。記念メダラーは「ご当地感」を記念メダルに求める傾向が強いのである。そのため、そもそもキャラクターモノのウケは悪い(そして記念メダルを製作する側も、別に記念メダラーをターゲットにはしていないと思う。あくまでファンがターゲットで)。

また、記念メダラーには、基本的にはおじさんが多い(ような気がする)。だから、「アニメ」は微妙に受け入れられるのだが(ただそれもなんでもOKなわけではないという難しさ)、こうバリバリぴかぴかキラキラなアイドルとなると、「うーん」となる人も多いのではないかと思われる。別におじさんのアイドルファンの人だって多いだろうけど(私の職場には何故か「BABY MRTAL」のファンのおじさんが多いのだが、「BABY METAL」はアイドルではない! とこの前怒られた)、「記念メダルを本気で収集するおじさん」に限っていえば、それはほとんどいないのではないかと思う。なんとなく。

で。

私は自他共に認めるオタクである。ただ、昨今の「オタク」というカテゴリーで括られる方々が好きなものにはあまり興味が惹かれない傾向がある。いわゆる「萌え」である。

私はオタクであるし何よりエロ親父であるが、どうもAKB48とかこのももクロといったものには食指が動かない。いや、AKBでも例えば『ポニーテールとシュシュ』とかは素直に好きなのだが、それはひとえに「可愛くてスタイルの良い女の子達がビキニ姿で踊っているから」というミもフタもない理由なわけで。。。

要するに、アイドル達の「アイドル性」といったものには全然興味が惹かれない、ということかと思われる。ヤンジャンやヤンマガの20歳前後(できれば20歳以降)の女性の水着グラビアは好きだが、20歳前後の女性たちが制服やフリフリの衣装を着て歌って踊って輝いている姿には心が惹かれないのである。あれ、私なんか超最低な話してる?

「オタク」と一括りにされがちだが、いろいろなオタクが存在する。私はいうなれば「メカオタク」といったところで、車からパソコンからとにかくマシンが好きである(電車や飛行機除く)。そんな私は女性に関しては、目が大きな2次元の女の子や、歌って踊れる可愛らしい女の子達よりも、隣で嬉しそうに笑っているそんな君が好きである(何が?)

そして、究極にミもフタもないことを言ってしまえば、ももクロメンバーの誰一人として、私の好みの顔の人はいないのであった。もちろん、ももクロの方々からしてみても、私の顔などキモ親父にしか見えないことだろう。お互い、それで良いのである(なぜ上から目線?)。

記念メダラー達から総スカンを食らった伝説?の記念メダル

さらにこのイベントが(記念メダラー達からの評判が)悪かったのは、メダルデザインそのものにある。コアな記念メダラーであれば一発で思い至るのが【スカイツリー】で通常販売されているメダルの一枚である。

東京スカイツリー記念メダル

私は悪くありませんよ…(メダル談)

まんまこのデザインのメダルの色をちょろっと変更しただけやんけ、という総ツッコミがあり、「今回はパスかな……」というつぶやきが続出した。ももクロ感がデザインに見られないことそのものよりも、この「デザインの流用」が、記念メダラー達から総スカンを食らった理由の主たるものであると考える(正確には周囲の文字の「TOKYO」の部分がメンバーの各名前に変更されてはいるが)。

私がその賛否について言及することはここでは避けることとするが、注目すべきは、「記念メダラーはデザインの流用を嫌う」という点である。当たり前のことかもしれないが、これは実は大きな問題で、【スカイツリー】に存在する「純銀メダル」の問題へと繋がってゆくのだが、それはまた別の記事にする予定。

ここでまた一つ、別の見方をしたい。「なぜデザインの流用をしたのか」ということである。

4枚のメダルと流用元となったメダルのデザインの違いは、先にも述べた通り周囲の文字である(色は置いておく)。「TOKYO」の部分が各メンバーの名前、「TOKYO JAPAN」の部分が「MCZ 10th ANNIV」へと変更されている。特に各メンバーの名前がそれぞれきちんと金型デザインに入っていることから、「わざわざ1種類ずつ金型を造るなら、どうせなら違うデザインにしてくれたら良かったのに」というコメントを見かけ、私も実際そう思っていた。

しかし、ふと思ったのである。そんなこと誰でも思うだろう、販売元だってそうだろう、と。似たような金額を掛けるならば、販売元だって違うデザインをきちんと考えるのではないだろうか、と。

ここから導き出される答えは、「金型の一部だけを変更する技術があるのではないか」ということである。そして当然、そうする方が1種類ずつ新たに金型を製作するよりはるかに安い、という前提となる。

そう考えると納得できるデザインの記念メダルが、何点か思いつく。

ヤクルト優勝記念メダル1
ヤクルト優勝記念メダル2
ジャイアンツ優勝記念メダル1
ジャイアンツ優勝記念メダル2

見ていただきたいのは、裏面である。上段「ヤクルト優勝」は、おもて面は金型をまんま使い回し、裏面は優勝年度と一部の文字が異なるが、ベースデザインは同一である(ちなみに未所有だが、93年優勝メダルもおもて面は使い回しで、裏面は「1992」が「1993」へと1文字変わった以外は全く同じである)。下段ジャイアンツ優勝メダルの裏面も同様に、一部の文字が異なるものの、ベースデザインが同じである。そして何より、この4枚はベースデザインが全て同一である。

ちなみに、今回取り上げたのは全てプロ野球メダルとなってしまったが、他にもある(例えば【チョコレート展】の裏面とか)。

なぜ金型を流用するのかといえば、当然費用面の問題からであろう。記念メダル販売における利潤のカギは「金型代の回収」である。金型代が安く済めば、販売枚数が少なくても利益が出ることになる。極端な話、金型代が無いならば、メダルが売れた分だけそのまま利益になるということである。

これは全くの私の予想でしかないが、今回のももクロメダルのデザインは、やはり上記に挙げた【スカイツリー】通常メダルの金型を再利用しているのではなかろうか。で、具体的な技術は不明だが、金型のデザインの一部のみを変更する技術があり、そしてその技術料は一から金型を製作するよりも遥かに安いということになる。

金型製作において、実はこれでOKかどうかという確認の段階がある。私がオリジナルメダルを製作したときはそのままGOサインをだしたが、オリジナルメダルの始祖「kiwwy」さんが製作した際には、デザインの修正が行われている。一度彫られた金型でもデザインの修正が可能であるのならば、同じように既存の金型の一部変更も可能なのではなかろうか。

ということになると、この4種のももクロメダルは、通常よりもかなりお安く量産されたという予測となる。裏面はオリジナルだが、おもて面よりも裏面の方が金型デザインは安く済むので、1枚900円であることを考えると、費用回収は容易だったのではないだろうか(まあどれだけ売れたかは知る由も無いが)。「裏面の金型代+金型修正代×4」を、4種類のメダルで捌けばよいことになる。

【宝塚】のときから展望回廊イベントの記念メダルは「効率のよい費用回収」に非常に感心していたのだが、こういう手もあったのか⁉︎ と目をみはってしまった。販売元はとてもよく記念メダル(の販売)のことを考えているといえる。賛否両論あるかもしれないが、私はプロだなぁと素直に感心してしまう。まあももクロメダルのデザインが良いかどうかは別として(各人にテーマカラーがあるアイドルユニットだから可能であったデザインだね!)。

※なお、記念メダラー達の反応が鈍った要因の大きな一つに、やはり、「たどり着くまでに3500円(入場料+展望回廊入場料)掛かる」ということもあることにも言及しておく。「3500円(とメダル1枚900円)掛けて、これかよ」という気持ちであったことは想像に難くない。だって、私も思ったもん。

ももクロに興味がないおじさんから見た景色

スカイツリー写真

暗雲立ち込めるツリー

肝心の内容であるが、もう何度目かの【スカイツリー】、何度目かの【展望回廊】であるので、全然テンションは上がらない。平たく言えば、見飽きた内容をまた見るのか、といった徒労感がある。正直、いつも特別何かすごい展示があるわけでもないので、期待感はゼロである。ラブラブカップルで訪れたならば、エレベーターが開いた瞬間に目の前に現れる写真スポットでカメラマンから写真を撮るよう勧められることもあろうが、おじさん一人で降り立ったところで、声をかけられることもない(掛けて欲しくもないが、見向きもされないのも寂しい。そんな乙女心)。

 

ソラクロ祭エレベーター

展望回廊へのエレベーターのラッピングも毎回変わる凝りようなのだ!

正直、ももクロファンでもこれは楽しいのか? と思ってしまうのだが、どうなの? 私の以前の職場に熱心なももクロファンがいて、緑の子(だっけ?)が突然の引退をしたときには涙を流して悲しんでいた。その元同僚にこのイベントがあることを伝えてみたが、特に目立った反応は返ってこなかった。むしろ「記念メダルも売ってるよ!」と余計なことを言ったがために、反応が鈍かったくらいである(それは私の責任)。

で、実際降り立ってみても、「ここにしかない何か」はあまり感じなかった。わざわざ「展望回廊」という特別なステージでやる必要があったのかなぁと思うと同時に、特別なステージ(というか追加料金が発生する場所)に呼び込むために企画展をやっているのだと気がついた。普段ならプラス1000円で「展望回廊」まで登らない人を呼び込むための企画展なのである(と個人的には思った)。だから通常階で企画を実施してもしょうがないのである。「こういう企画をやっているなら、ちょっと登ってみようかな」が狙いなわけである。

この理屈でいけば、たとえば【あべのハルカス】では最上階のさらに上「ヘリポート」に行けるという追加料金ありのイベントが随時行われているのだが、同じように「ヘリポート」で何らかの特別イベントを行うと「さらに上」にいく客は増えるかもしれない。ヘリポートに登ったところでお世辞にも面白いとは言えず、「時間を持て余してしまった」&「寒い」&「もういいのに時間まで戻れない」の苦行と化したのが正直なところだったので(夜ならまた別かもしれなかったが)、記念メダル販売機の一つでも置いていただく&定期的にメダルを換えるを実行すれば、少なくても記念メダラーというリピーターは獲得できることだろう。あそこは「展望回廊」以上に面白みがない場所であった。

スカイツリーももクロ景色

ヤです

話が逸れたが、そもそも「展望回廊」自体も、【スカイツリー】自体が高すぎるが故に、下の通常フロアとの景色の違いが感じきれず、なんだかイマイチなのである。【スカイツリー】の高さはさすがに他にはない驚くべき高さなので、その期待感のまま「さらに」と求めて展望回廊へ登ると、「う、うーん」となってしまう。期待のハードルが上がったくらいには景色の高さは上がらないのである。

なんかやたらとディスってしまっているが、これは「何回も何回も登った人間」の言うことであることは忘れてはいけない。そしてその度に3500円を払っている人間であることは忘れてはいけない。嫌なら行かなければいいじゃんーーその通りである。ももクロに興味がないのに、ももクロ展に行く方が悪いのである。【スカイツリー】に飽き飽きしているのに、【スカイツリー】に行く人間が悪いのである。ということで、以下なんとなく撮った写真の羅列↓。ちなみにこれ、実は仕事で行ったので、同行者に「おっさんがももクロ展にやたらと行きたがる」+「目的が記念メダル」ということで、二重で気持ち悪がられたのはここだけの話である。どれくらい「え〜」と言われたかというと、まじで仕事に支障をきたすくらいであった。「ももクロ展行きたいなら、これやっといてくださいね」的な。10歳近く下の人にw 行かせてくれるんだから、良い職場である。

ソラクロ祭1

赤い人

ソラクロ祭3

ももクロのアイドルということは、アイドルの中のアイドルということなのか

ソラクロ祭2

デビュー当時は6人いたような。でも4人しか写真で載せない大人の事情

ソラクロ祭4

この時はまだ五に……大人の事情2

ソラクロ祭5

マグロ釣りは場所ではない、という野暮なツッコミ

ソラクロ祭6

本人達が書き込んだと思うのだが、そうでなければ大問題。

ソラクロ祭7

この中に混ざった瞬間、シャッターを押す人がいなくなる、それが一人旅

記念メダルについて

ソラクロ祭メダル販売機1 記念メダルに関しては、前述した通りなので深く述べることはないが、一点あげるとすれば、銀メダルベースなのは少し変わったチョイスである(写真ではわかりづらくなってしまったが、全て銀メダルである)。だからなんだということはないのだが。

裏面のデザインは「ももクロ」感がとてもあるので、このような感じでおもて面も易きに走らずきちんと作り込めば、この後の【ウォーリー展】のように嘘みたいに全く批判も起こらず記念メダラー達が訪れただろうに。

まあ記念メダラーが来ないところでどうということはないのかもしれないが。

で、この後の【ウォーリー展】にも仕事で訪れ、同行者に再び白い目で見られたというのはまた別の話……

ソラクロ展メダル販売機2

 

 

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