【販売場所】
@ショップ入ってすぐ左手(2020.2現在)
備考:メダル趣味に否定的な女性陣にも、スヌーピーメダルだけは割と好意的に受け取られます。いや、マジで。
記念メダルの全体像と女心は掴めないものである
【横浜ランドマークタワー】のお膝元、東急スクエアみなとみらい内にある【スヌーピータウン】では記念メダルが売られている。私はこのお店には、記念メダルの収集を始める遙か昔——私のしがない人生の中でも今もって鮮明に記憶に残っている、非常にインパクトがでかかった思い出がある。私の”女心の謎”に対する探究はこの場所から始まったと言っても過言ではない。
私は神奈川県出身なので、横浜みなとみらいといえば当時からデートスポットであり、学生身分であれば少し背伸びをしたデートに使う場所であった(行くのにお金かかるのでいつも行けるわけではない)。ここは学生のときに彼女とも呼べないような女の子と来たことがあるのだが、原因不明の理由でどうやらその娘の怒りを買ったようで、ショップ内で巻かれてひとりぼっちになるという憂き目にあったことがあるという、まことに良き思い出が詰まった場所である。しかも映画のチケットを預けたまま撒かれるという、学生身分には心も財布も寂しくなるなかなかの重大事故であった。
ここまでお読みの皆様は私がよっぽど酷いことをしたのだとお思いになるだろうが、仮にそうだとしても、私にとっては今もって謎多き出来事である。後日彼女になぜこんなことをしたのかを訊くと、寂しかったからとの返答を得た。私レベルの水呑百姓クラスの男子力ではよくわからない出来事であり、好意的に見れば彼女は私にそれなりに好意があったのだと解釈できなくもないが、まあ何がどうであれ今となってはすべてはうたかたの夢のことであることよ。
この話には後日談があり、数年後、お互いに社会人となってからその彼女から手紙が届いた。「シングルマザーになりました!」的な内容に「重ッ!」と超驚いたのもあるが、それよりも何よりも、その手紙を入れていたカバンが車上荒らしに遭ってカバンごとその手紙を持っていかれたことである。その日はなんだかおかしな日で、そもそも朝の出がけに郵便受けから異様なまでの波動を感じ(実話)、開けてみたら手紙が入っていたのである(前日の帰宅時、郵便受けを見ていなかったのだと思われる)。で、出勤途中であったのでカバンにしまって車の中で読んだのだが、一度読んだらもう二度と読むことはなかったというね……
ちなみに、車上荒らしから2年後の、思い出としてすらすでにかなり風化していた頃、事件場所とは違う県外の警察から「不法入国していたパキスタン人が犯人だった。余罪が100件近くあり、近いうちに強制送還となる。カバンは捨てたと言っていた」という電話があり、事件は幕引きとなった。「なぜそいつが犯人だってわかったの?」という疑問が当然頭をよぎったのだが、大人のやりとりとしてそこは触れないでおいたのだった。余罪が100件くらいあっても2年以上前の己の犯行を詳細に覚えていてきちんと自供した律儀なパキスタン人であったのだろう。その記憶力と誠実さをもっと別の方向性に向けていれば大成したかもしれないのに、実に惜しい話である。
記念メダルについて
なかなか記念メダルに熱心なお店なので、年単位のスパンではあるがメダルが入れ替わったり、新作が発売されたりしている。特にここ最近立て続けに販売されている印象である。メダル好きが店長になった⁉︎(超あてずっぽう)
現在ではすべてプリントメダルに入れ替わっている。プリントメダルになってからは私の職場のスヌーピー好き女子にもかなり好評なので、購入していくスヌ女(造語)も割といるのではないかと予想。
ただその女性には「スヌーピーのハンカチかメダルかがあったら、ハンカチを選びますけどね〜」と言われまして「嘘だろッ⁉︎」と思いましたとさ。ちゃんちゃん。
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