神奈川県【スヌーピータウンショップ 横浜みなとみらい店】 記念メダル

 横浜ランドマークタワー内にある【スヌーピータウン】で売られている記念メダルである。

 私は神奈川県出身なので、横浜みなとみらいといえば当時からデートスポットであり、学生身分であれば少し背伸びをしたデートに使う場所であった(行くのにお金かかるし)。ここは学生のときに彼女とも呼べないような女の子と来たことがあるのだが、原因不明の理由でどうやらその娘の怒りを買ったようで、ショップ内で巻かれてひとりぼっちになるという憂き目にあったことがあるという、良き思い出が詰まった場所である。しかも映画のチケットを預けたまま撒かれるという、学生身分には心も財布も寂しくなるなかなかな重大事故であった。

 ここまでお読みの皆様は私がよっぽど酷いことをしたのだとお思いになるだろうが、仮にそうだとしても、私にとっては今もって謎多き出来事である。後日彼女になぜこんなことをしたのかを訊くと、寂しかったからだそうである。私レベルの水呑百姓クラスの男子力ではよくわからない出来事であり、好意的に見れば彼女は私にそれなりに好意があったのだと解釈できなくもないが、どうであれ全てはうたかたの夢である。

 この話には後日談があり、数年後、お互いに社会人となってからその彼女から手紙が届いた。「シングルマザーになりました!」的な内容に驚いたのもあるが、それよりも何よりも、その手紙を入れていたカバンが車上荒らしに遭ってカバンごとその手紙を持っていかれたことである。その日はなんだかおかしな日で、そもそも朝の出がけに郵便受けから異様なまでの波動を感じ、開けてみたら手紙が入っていたのである(前日の帰宅時、郵便受けを見ていなかったのだと思われる)。で、出勤途中であったのでカバンにしまって車の中で読んだのだが、一度読んだらもう二度と読むことはなかったというね……

 ちなみに、車上荒らしから2年後の、思い出としてすらすでにかなり風化していた頃、事件場所とは違う県外の警察から「不法入国していたパキスタン人が犯人だった。余罪が100件近くあり、近いうちに強制送還となる。カバンは捨てたと言っていた」という電話があり、事件は幕引きとなった。「なぜそいつが犯人だってわかったの?」という疑問が当然頭をよぎったのだが、大人のやりとりとしてそこは触れないでおいたのだった。余罪が100件くらいあっても2年以上前の己の犯行を詳細に覚えていてきちんと自供した律儀なパキスタン人であったのだろう。その記憶力と誠実さをもっと別の方向性に向けていれば大成したかもしれないのに、実に惜しい話である。

↓車内にカバン置きっぱなしはダメ、絶対。


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