【販売場所】
@ミュージアムショップで「ガンダムのマンホールメダルが欲すぅぃ〜んですけどぉ〜」と申告すると出てくるシステム
備考:一人1点しか売らなくて本当に捌き切れるんかな? と心配になる在庫数だった。
実はよく見るはやぶさ
【相模原市立博物館】は、蓋ノ屋印のマンホールメダルが販売されている記念メダルスポットである。同時発売場所として【さがみはらアンテナショップ sagamix】がある。2023年11月の3連休から販売がスタートした。
そんなわけで正直その存在すら知る由もなかった博物館へと記念メダラー達がメダルに導かれて続々と足を運ぶことになったのであった。私は元神奈川県民なのだが、自分の人生でこんなにも相模原に縁ができるとは想像だにしなかった。相模原市は実はマンホールメダルが乱発されている政令指定都市なのだ!
私はまったく知らない博物館だったのだが、”入場無料”という最強の売り文句であることを考えると、超充実した施設であると断言できる。メダルがなければ絶対に来ないが、メダルがなくてもぜひ来るべきだと思う(日本語の矛盾)。
繰り返すようだが”入場無料”なので、メダルを購入したらぜひ館内も見て回ろう。時間には余裕をもって来よう。私のように駆け抜けるように見学するハメにならないように( ・∇・)
正直、私が感動したり興味がそそられたりした展示があったわけではないのだが、全ての事柄が”タダなら全然OK”で納得できる世界線がここにはある。しかしこの資本主義社会に真なる意味での”無料”などほとんど存在しない。市立博物館において”入場無料”というのは、建物の維持費や光熱費、施設で働くスタッフの方々の人件費は、ざっくり言うと全て税金によって賄われていることを意味する。つまり、間接的には私の入場料は相模原市民のみなさんに払っていただいたことになるわけである。
そう考えると、人にお金を払ってもらった割にはそこまで楽しんでいないという罪悪感が胸の奥に微かに芽生える気配を感じないでもない。「タダより高いものはない」という標語の意味を、私は今真剣に考えるべき時がきているのかもしれない——
実物マンホール
実物マンホールはありがたいことに徒歩圏内に設置されているので、ぜひ見に行こう! 博物館を出てひたすら左に行くと割とすぐに辿り着く。
発見すると「おお〜っ( ・∇・)」となるのが、マンホール探訪の醍醐味だ!
私が撮影する前に、かつてお姉様だった女性が二人、先客で撮影なさっていた。
その後に、おっさんが一人、パンダを置いてガニ股で恥も外聞もない姿で撮影していた。
それを遠くから警備のおじさんが、自身の仕事である警備のためにじっと眺めていた。
ザクも連日のようにいろいろな人の相手をしていて大変かもしれない。
記念メダルについて
メダルは入場してすぐにあるミュージアムショップで販売されているので迷うこうとはない。ただしレジのお姉さんに「メダルほしー」と言わないと出てこない形式であるので、記念メダラーの好感度をあげるためにもぜひ丁寧な姿勢でお願いしよう!
ちなみに「お一人様1点」の縛りが自らの首を占めているんじゃないかと心配になるくらい、在庫が残っていた。
”お一人様1点”をはじめとした転売対策は正直、販売者側——つまり最も金銭的リスクをとって投資をした者にとって諸刃の剣となり得るものであることもまた厳然たる事実であることを、消費者も理解しなければならないのかもしれない。
小売業にも製造業にもいえることだが、生産物を生産したときに真っ先に考えるのは「とりあえず早く原価を回収したい」である。例えば、ここは記念メダルブログなので記念メダルに範囲を絞っていえば、私が【高田寺】のメダルを製作したときは、金型代やメダルの製造費だけではなく移動費なども含めて掛かった諸経費全てを計算して”○○円で販売すると⬜︎⬜︎枚目からが利益になる”ということを頼まれてもいないのに何パターンも厳密に計算して提出した。相手はお寺さんなので「そんなことは良いんですよ😊」とにこやかに言っていただいたのだが、企画を任された責任を背負う者としては、正直少なくても損はさせたくないというのが切実なる思いであった。
そうなるとどういうことを考えるかというと「何枚でも良いから買っていってくれ……😇」というのが正直な気持ちであった。とにかくその”○○枚目”までの売り上げだけでも早く達成させたい、達成してない限りじんわりと首を絞められているようでいつまで経っても苦しい——人のお金で企画を動かしただけに、任されたという喜びがある一方で「自分のせいで損をさせてしまったら……」という不安は常に付きまとった。繰り返すようだがこれはお寺さんが言っていたことではなく私が勝手に責任を感じて願ってただけの思いであることをここにはっきりと記しておく。ただこれは、私が本業の仕事をしていたって同じような緊張感が毎度ある。少なくても損をしないところまではとりあえず早く売り上げて欲しいというのが、商品企画者の切実なる願いではないだろうか。自分のお金で作って自分が損する分には自分が悲しいだけで済む話だが。マジでファンドマネージャーとかどういう気持ちで生きてるんでしょうね……生きてる心地しなくね……?
そんなわけで”お一人様1点”縛りは、自らを高めるために荒業に挑む一遍上人のごとく険しき道を歩む決断であるといえる。つきましては記念メダラーの皆様におかれましては、一人1枚しか購入できないものの、皆様に足を運んでいただいてガンダム勢に負けじと売り上げに貢献して欲しいと切に願うばかりである。
言うまでもないことだが、別に転売を推奨する意図なんてのはまったくない。ただ消費者が声高に転売禁止を求めてメーカーや小売店に自分が損をしない”安全地帯”から対応を迫ることは、客単価を下げる不利益を販売者側にだけ背負わせているともいえることで、それに応えてくれるメーカーや小売店は当たり前の存在じゃなくてありがたいことなんだよ? 資本主義なんだよ? ということを言いたいだけである。言いたいことも言えないこんな世の中だけれども。poison。
じゃあ具体的には消費者側はどのようなリスク(や不利益)を背負って声を上げれば対等になるんですか? というと、客単価が下がる分だけ値段を高くしても買ってくれますか? ということになるんだけれども、それは平気で”NO”になるのが、小売業の難しいところである。
それに一口に「転売」といっても、いろいろなパターンがありますからな。悪質なものから、旅行に行く友達に手間賃払って代わりに買ってきてもらう「転売」まで。それを一口で「転売」という雑な土俵でそれぞれがそれぞれの価値観で語るものだから、話が噛み合わなかったり争いが生まれたりするわけで。何が”悪質”かも人によって違うし。さらに言えば、茶平通販のように「受注生産」であれば、在庫を抱えないわけだから転売なんて販売者側からしても害悪でしかないし。
閑話休題。
デザインに関しては、私はガンダムについて明るくないので正直よくわからない。正直このパターンの図柄は飽きちゃった感すらある。モビルスーツに対して熱い思い入れとかもないので、そこに描かれているのがガンダムであろうがザクであろうが大きな違いは感じないというのが正直なところ。という”三度目の正直”(無理やりオチをつける)
恐らく今後もガンダムマンホールメダルは増え続けると予想するので、記念メダルブロガーとしてはここらでいっちょう、本格的にガンダムを勉強するときがやってきたのかもしれない。幼少期に毎朝見ていたときのおぼろげな記憶だけで語ろうとするにはもはや限界がきているのであった……
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