神奈川県【記念艦「三笠」】 記念メダル

 ここの思い出は、「警察に捕まった」に尽きる。

 【記念艦「三笠」】には駐車場がないので、どこかコインパーキングないかな~と探していて、その折りに「なんかパトカー停まってるなー。一時停止のねずみ取りでもやってるのかなー」とパトカーの存在にはばっちり気づいていたのに、右折禁止のところで右折してしまったのである。標識を全く見ていなかったというかどこにあったのかすら未だわからないくらいの見落としだったので、まさか私に向かってサイレンがなっているとは思わず、余裕でコインパーキングに停めていたら、土砂降りの雨の中ずぶ濡れになりながら警察官が走ってきて「右折禁止ですね」と私に告げた。パトカーはコインパーキングの入り口に停められており、私のせいでこの時間、このコインパーキングに全く客が入らない状態になってしまったのが申し訳なかった。土砂降りの雨の中確認のための会話をしながら書類を作成する警察官に、まさか「助手席乗りますか?」とも言えず、しかしつい「最近違反はありますか?」という問いに「最近かどうかはわからないですが、違反したことはあります。いつにしてしまったのか調べる方法はあるんですか?」などと質問をしてしまい、雨に濡れて警察官の顔がどんどん険しくなってゆく様子に、また申し訳なくなった。

 自分の失敗により、いろいろな人に迷惑をかける様がまざまざと見えて、自分がちっぽけな存在であることが実感させられた。わざとじゃなくても、社会的な失敗ってのはしてはいけないんだなぁなんて思った。失敗は成功の母と呼び、確かにそれ以来、標識やスピード(そしてパトカーの存在)はかなり気にするようになり違反をしないように注意深くなったのだが、それは私の問題であって、私の失敗のせいで手間と時間ともしかしたら金銭を失った人には関係のないことなのである。なんてことを考えた。

 なんかそういうことをえらく考えながら、くらーい気持ちで土砂降りの雨の中、「三笠」に向かったのを覚えている。

 そんな「三笠」であるが、日露戦争で活躍した戦艦である。日露戦争といえば司馬遼太郎著『坂の上の雲』である。これを読んでから行くと、恐らくかなり感慨深く船内を見学できるだろう。そして、全てを見て回って出てくるときには、「この船があったから日本は今もあるんだなー」なんてすっかり右翼になっているかもしれない。まあ事実として、日露戦争で負けていれば日本という国は存続していないかもしれないのだが。

 『坂の上の雲』の、バルチック艦隊との戦いを思い返しながら見学をすると、当時の様子を再現した船内が色づいて見えてくること間違いない。とはいっても『坂の上の雲』を読むのはなかなかしんどい作業なので、せめてウィキペディアで「東郷平八郎」「秋山真之」くらいを調べてから行くと、より意義のある訪問となるのではなかろうか。

 ちなみに、成人の日に新成人が行くと無料になるらしい。そんな暇な新成人いるのか?




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