神奈川県【江ノ島展望灯台】 記念メダル

記念メダル販売場所

【販売場所】
@展望灯台下の売店前
備考:山登りの果て
※販売終了

文明の利器を使いましょう

 江ノ島は私のモロ地元であるので、江ノ島にはそれこそ数えきれないほど訪れたことがあったが、逆に【江ノ島展望灯台】のような純観光スポットには一度も行ったことがなかった。行く必要性を全く感じたことがなかったのである。展望灯台は「江ノ島コッキング苑」という植物園内にあるのだが、「コッキング苑」という名前が超ダサい、終わっていると思っていた(最低な地元民)。いやほんと、「コッキングえん」という言葉の響きがね。。。

 しかし時は経ち、一枚の記念メダルとの出会いから、メダル王になるべく全国津々浦々を放浪するようになり、記念メダルに導かれるようにしてやってきたのである。コッキングえんに。

 まだ姉が実家にいる頃だったので、姉のバイクを勝手に借りて、昔散々釣りに訪れた江ノ島にやってきたのであった。自転車だと30分程度かかった道のりが、バイクだと10分であったところが、自分が歳を取ったことを実感させられた。年齢とともに様々な利便性を享受できるようになる半面、自転車を漕いで江ノ島に向かうワクワク感や高揚感が失われていたのであった。あの頃の自分にはもう戻れないのである。

 そして、江ノ島に向かう海岸線に立ち並ぶラブホテル群がめちゃくちゃ目に入るようになった。「サンタクロースの前で待ち合わせね~」とか言っていた無邪気な小学生時代が懐かしい。サンタクロースの像が置かれていてる場所は、ホテル「クリスマス」の前なのであった。

 江ノ島内部は意外と入り組んでいて、しかもずっと坂である。「コッキング苑」に行くにはこの坂を延々と登り続けなければならない。私は地元感丸出しのサンダルで行ったのだが、これは外国人観光客が富士山に半袖短パンで行くのと同じようなものである。地元民だからこその油断が生んだ罠である(自分のせいではないかのような物言い。そもそもバイクにサンダルで乗っている)。

 ただ、富士山と違うところは、そんな江ノ島の坂道をナメきった野郎にも救いの道があるところである。文字通りの「道」である。

 江ノ島内部には、「江ノ島エスカー」という有料のエスカレーターがあるのである。エスカレーターを有料にするという、新発想のエスカレーターである(歴史は古いが)。これに乗れば、すいすいと「コッキング苑」までたどり着けるのである。乗ったことないけど

 途中三度の乗り継ぎがあるのだが、乗り継ぎ場所を見る度に「ここから乗っちゃおうかな」という誘惑が襲ってきたが、反面、ここまで来たなら乗るのは損だという想いもあり、サンダルでテクテク上り続けたのであった。みなさん、乗るなら最初から乗りましょう。決断が遅いと、時機を見失ってしまうのは人生の理(ことわり)である。

 えっちらおっちら登ってようやくたどり着いた「コッキング苑」&【展望灯台】。しかし、そこから展望できる景色は、フジテレビの「めざましテレビ」で流れる「江ノ島カメラ」とそう変わらない光景である(台無しな発言)。いやあ、昔から江ノ島からの景色には何ら感慨を感じなかったのだが、生で見てもやはり感じなかった。しかしそれは私の感受性の問題であって、江ノ島に罪はないのである。はい。

 私にとっての江ノ島は、やはり釣りスポットなのであった。朝早く、釣竿を担いで自転車で向かった印象が一番強く、観光をするところではないのである。名物「しらす丼」とか全然興味ないのであった。

 ちなみに江ノ島は、かの有名アニメ「一休さん」にも登場する。その昔、江ノ島には現在のように橋がかかっておらず、潮が満ちると江ノ島への道が水没してしまうという状況であった。詳しい経緯は忘れたが、一休さんがどこぞの侍と「潮が満ちて道がなくなる前に江ノ島に走って辿り着く」という勝負をすることになった。そこで侍は日頃から鍛えている健脚で走って江ノ島を目指すのだが、途中から潮が満ちてきてだんだん走りづらくなりスピードダウンをした。その横を一休さんは「船の上を走って」通り過ぎ、先に江ノ島まで辿り着いたのである。

 これを小学生の時、遠足の帰りのバスで観た私は、「そういうことじゃねーだろ」と思ったものである。ズルして勝って、何が嬉しいの? と。

 そのとき私は、「とんち」とは現代では「屁理屈」と名を変えていることを知ったのであった。




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