

【販売場所】
@レジの正面の棚
備考:レジにいる一見普通のかつてお姉さんだった女性がメカにめっちゃ詳しい。
メカがはびこる街・稲城市

【いなぎ発信基地ペアテラス】は、東京都の辺境・稲城市にあるロボットの発信基地である。たぶん”発信”と”発進”を掛けている。という野暮なツッコミ。
ここは蓋ノ屋印マンホールメダルの販売を開始したことにより、記念メダルスポットの仲間入りをした施設である。私はこのマンホールメダルが発売されるまで、稲城市が著名なメカデザイナーの出身地であることはおろか、そもそも稲城市自体を知らなかった。東京都の23区以外といえば、八王子市と多摩市と奥多摩しか知らなかった(町田市は事実上の神奈川だ!)。まず読み方がわからん、「稲城=いなぎ」って。文学部国文学科出身者の漢字能力などこんなものである(他者を偏見に巻き込む悪意ある文章)。
そんなわけで、このマンホールメダルは、記念メダル収集をしていなければ一生その存在を知ることもなかったであろう東京都稲城市の存在を私と結びつけてくれた恩人でもある。ありがとう、蓋ノ屋さん。ありがとう、スコープドッグのマンホール。



このマンホールメダルは、実は【第11回マンホールサミットin岡崎】にて先行販売された。だから、その時にこのメダルを購入した記念メダラーの多くはこの地を訪れていないし、これからも訪れることがないと予想される。それは実に勿体無い。もったいないよ〜‼︎
なぜなら、別に実物マンホールは見なくても良いが(オイ)、スコープドッグは一見の価値ありだからだ。
ここの良さは、例えばかつて大いに話題となった「実物大ガンダム」がショッピングモール等でいかにも目玉の展示品として華々しくショーアップされていたのに対し、こちらのスコープドッグときたら、外壁修繕塗装中のアパートの目の前にしょぼくぽつねんとして立っているところだ。それがいい。

この日常風景に違和感ありまくりで溶け込んでいるのが良いのである。そして実はこの光景こそが、スコープドッグのいる世界観を再現しているといえる。一見普通の住宅街に戦闘車両が佇んでいる光景こそ、戦争なのだ。『ボトムズ』観たことないけど。



戦争とは、日常の風景に突如として戦闘車両が行き交うようになることである。
稲城市は、それを我々に教えてくれる街なのだ。

苦いコーヒーを苦いと感じなくなるのは苦汁を舐め過ぎてしまったせいなのか

そんなわけで「発信基地」を謳う店内に突入。
入り口にある看板を見て、店内で購入する物を早くも決定する。

店内は、入り口から手前半部は普通のアンテナショップって感じ。





マンホールメダルはアンテナショップ的な場所で販売されることが多いので、巡っているとこの手のお店にはよく行くようになる。そこでいつも悩むのが「何を買うか」である。いや、マンホールメダルを買えば良いじゃんと言われればその通りでもちろん購入するのだが、せっかくなので記念メダル収集活動を通して地域経済に貢献したいと思う程には歳をとってしまった。これが観光施設等ならば単純に入場すれば良いだけなのだが、こうした”ショップ系”だと、何にお金を落とそうか悩むところなのである。
基本的に私は”物を増やしたくない”という想いが根底にあるので、小物系はオールNGだったりする。そうすると自ずと食べ物系となるのだが、こういうフードコート的なモノがあると荷物が増えなくて助かるね! という超どうでも良い話でした〜

メカの街・稲城

ショップの奥は、メカの街に相応しい展示が並べられていた。
その展示を見に来ているマニアな方々も多くいた。私は正直門外漢なのでよく分からずにサラッと観ただけで終わってしまったのだが、ロボット系アニメが好きな人にとってはマジで超楽しいスポットだと思う。全然興味がない私が「ちょっと楽しい!」と感じるほどには楽しいことを保証いたしますYO!







実物マンホールをはるばる見に行く

マンホールメダルの致命的な欠点の一つに、販売場所とマンホール設置場所が往々にしてマッチしないという点が挙げられる。これは私の経験上割と確かな話で、極端な話をすればメダル販売場所の目の前にマンホールが設置されていることはほとんどない。たとえ設置されていたとしても複数枚販売されている中の一枚があるくらいで、メダルを購入してからマンホールを巡ろうと思うならどうしてもクルマが欲しくなるところなのであった。
で。
スコープドッグメダルも御多分に漏れず徒歩ムリ圏内に設置されており、具体的にはJR稲城長沼駅から京王線若葉台駅への移動を強いられる。電車で30分弱の距離である。遠っ∑(゚Д゚)!



いやー、遠かった。
しかしその苦労こそが目当てのマンホールを見つけた時の喜びを増幅させるスパイスなのである。
滞在時間5分くらいだったけれど。

記念メダルについて

正味な話、『スコープドッグ』の作品をまったく知らないのでメダルのデザインを見ても何も思わなかったのだが、改装中のアパートの目の前に佇むスコープドッグがかなり良かったので、メダルもなんだか好きになった次第。現金なあたい。

販売展示を見ると、結構力を入れてマンホールメダルを売ろうとしてくれていることがうかがえて、ほっこりと嬉しい。他自治体のガンダムマンホールを紹介するくらいだ! 何なら、稲城市のガンダムマンホールもメダル化してくれてええんやで〜



上でも述べたが、やはり次はヤッターワンのマンホールメダルを希望かな!
今までのマンホールメダルのラインナップにないメカなところが良いよね!

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