帰ってこないウルトラマン
【ウルトラマンフェスティバル2019】は、毎年東京池袋のサンシャインシティにて開催される「ウルトラマンフェスティバル」の令和元年ver.である。毎年開催され、毎年メダルが発売される。そのため、記念メダラー達がこぞってやってくるし、そのためかは不明だが記念メダルの種類が年々増えていっている。ちなみに2018年版はこちら。2019年の開催期間は7月19日〜8月26日である。
また、毎年時期をずらして大阪の「ひらかたパーク」でも開催されているのだが、2019年度に関しては不明である。いろいろありましたしね。
さて、2018年度版メダルの記事でも言及しているが、私はウルトラマンにはほとんど触れることなく成人してしまったので、会場にいたちびっこ達やそのお父さん達、ひいては私のように一人で来ていた「大きなお友達」たちの熱き魂、湧き上る情熱を見るにつけ、場違い感がハンパなく、私なんかがいてごめんなさいと非常に申し訳ない気持ちにさえなった。会場入り口にて「本日、無料でウルトラマンのショーがご覧いただけますが、よろしかったですか?」(手続きしないと観られないので、このような声を掛けてくれた)という真摯で真面目な若者の気遣いに、「いや、いいです」というにべもない返答をしてしまい、「ショーを観ないなんてお前は一体何しをしに来たんだ?」という当然の疑問をグッと飲み込んだであろう係員が見送る中、会場内へと足を踏み入れた。「いや、時間がなかったんですよ〜この後【アトム堂】と【スカイツリー】と【歌舞伎座】に行かなければならないんで〜(なんなら【ランドマークタワー】も行ければ行こうと思っていた)」という内なる言い訳は、もちろん彼には届かなかったであろう。彼がもし真っ当な人生を歩んできている青年であるならば、この世界にただ記念メダルを買うという目的のみのために2200円という入場料を支払って中に入る奇特な人間がいるなどとは夢にも思わないだろう。ああ、彼に教えてあげたい。今君は、この世界で最も稀有な存在の一つと言葉を交わしたんだよということを——
以上、意味のない文章を終え、以下私なりの会場内レポート。
こういうイベントで何が辛いかというと、「内容が全然わからない」という点である。基本的にファンが訪れるイベントなので、当然ながら素人に懇切丁寧に解説をしてくれるパネル等はあるわけがない。しかし私はウルトラマン素人なので(ウルトラマン太郎みたいなノリで読んで)、本当に、全然、これっぽっちもわからなかったのである。ああ、2200円……
この度は初めて「ウルフェス」なるものに参加させていただいたのだが、学んだことは「ウルトラマンファンは老若男女に幅広い」「ちびっ子にウケが良いと、お母さん達にもウケがよい」「何ならカップルで見に来ている姿がちらほらあって、将来一家揃ってウルフェス来そうじゃん。家族共通の趣味なんて最高じゃん。まさに親子でウルフェス!」「いつまで経っても一人でウルフェス来ちゃうね、私……」などといったことである(最後いる?)。ウルトラマンという存在は、もちろん会場内ではちびっ子達の喜んでいる姿が多かったのだが、そのちびっ子達が大人になっても好きなままでいてくれるという無限の可能性を秘めたすごいコンテンツであることを改めて肌で実感した。「子供たちの永遠のアイドル」という点では同列であるアンパンマンだと、こうもいかないよね〜。大人になってもアンパンマン大好き! はちょっと社会に受け入れてもらえない臭が強い。
会場内の熱気にいまいち乗り切れない自分の知識の無さがなんとも残念であった。楽しむためには予習をしてから来なければならないかな〜とは思いつつ、もはや膨大な数のウルトラマンと怪獣がいらっしゃって、とてもその気が起きないのであった。。。
記念メダルについて
2018年では「販売機にあるのは4種だが、箱入り5種セットにしかないメダルがある」という少し特殊な売り方をしていて記念メダラーの間で話題になった。2019年の今回は、「販売機で2種、箱入りで3種セット」という、これまた特殊な売り方をしている。事前に調べてから行かないと、箱入り3種に気がつかずに退場してしまう可能性が大である。販売機でメダルを購入した後、改めてグッズショップをしっかりと見て回る記念メダラーは相当な上級者である。私は事前情報がない限りほぼそんなことしたことがない。
販売元はオークコーポレーションである。やはりデザインは群を抜いてオシャレである。そのセンスが私も欲しかった。オシャレなメダルをつくりたーい。
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