【販売場所①】
@滝へ降りるエレベーターの前にあるお土産屋さん(2019.8現在)
備考:茶平工業の社長が自ら最新式の販売機&刻印機を搬入して、現在は場所が変わっている可能性大
【販売場所②】
@滝の前(2019.8現在)
備考:ちなみに現在は最新式のマシーンに変更されているらしい
VS白糸の滝
記念メダルスポットで「滝」といえば、ここ【華厳の滝】か、静岡県の【白糸の滝】である。【赤目四十八滝】も滝なのだが、コンセプトが異なるのでここでは除外する。【赤目四十八滝】のように「滝がたくさんあるのがウリ」というのではなく、「一つの巨大な滝で勝負!」というスポットに焦点を当てる。
いきなり結論を言ってしまえば、私個人としては「白糸派」である(白樺派みたいな音感で)。何がって、「華厳」はちょっと激しすぎるのである。私は荒々しくされるよりも、優しくされる方が好きである。いや、滝の話で(滝で「される」ってなんやねん)。
華厳の滝は、とにかく
濡れる
のがいただけなかった。この手の滝のそばに来ると「マイナスイオン感じるぅ〜」とひんやり気持ち良くなるものなのだが、それが実際の質量をもって身に降りかかってくるのである。浴びるのがイオンどころかH2(水)なのである。
なんかそれだと、ずっと浴びてられないのである。どんどん湿っぽくなっていって、取り返しのつかないことになるのではないかという危機感が芽生え始める。私はクルマの内装に非常にお金をかけているので、絶対に濡らしたくないのである。己の汗で散々濡らしてきたのに(むしろ滝の清い水で洗った方が……)。
私は滝から出るあのさわやかなひんやりした空気が実は大好きである。だから【白糸の滝】を訪れたときは、恐らく30分くらいはずっとマイナスイオン(か何か)を浴び続けていた。滝って気持ちいい——爽やかな絶頂がそこにはあった。
また、滝壺が良い。水が激しく流れ落ちてきた先には、驚くほどの静寂に包まれた水面が待っている。動と静、流と止、相反する情景が目の前に広がり、見る者を包み込む。
そんな滝の魅力がふんだんに詰まった場所が【白糸の滝】であった。駐車場でトラブったけど。
一方でここ【華厳の滝】は、自然の荒々しさを余すことなく堪能できる場所であるといえる。流れ落ちる水のその激しさは他に類を見ないほど力強く、巨大で、全てを一瞬で飲み込まんがごとき力に満ち満ちている。肉食系の方は恐らくこちらの方がしっくりとくることであろう。一目見た際のインパクトも圧倒的で、その力強さを象徴するかのように、展望台まで水飛沫が飛んでくる。防水性能のないデジカメとかはちょっと心配になるくらいである。
もちろん好みは人それぞれ——あなたはどちらが好きであろうか。実際にその目で見て、確かめていただきたい。滝はええぞ〜
インベタの更にインで飛んだらあの世へ直行疑惑
【華厳の滝】とは直接は関係ないのだが、ここに来るまでにはあの有名な「日光いろは坂」を通る必要がある。カーブの度に「い」とか「ろ」とか「は」とかいった看板が立てられている、あれである。
私のように『イニシャルD』を読んで育った方は、「いろは坂」と聞けばまず間違いなく「インベタのさらにイン」というパワーワードを思い出すことだろう。
もはや「いろは坂」=「インベタのさらにイン」と言っても過言ではない。カーブの度に「に」とか「ほ」とか「へ」とか「と」とかいった看板ではなく、インベタのさらにインに目が行くこと請け合いである。
「インベタのさらにイン」というパワーワードをご理解いただけたであろうか。
で、今回はじめて自分の車で「いろは坂」を走ることになったわけだが、すぐに思ったのは、
インベタのさらにインなんてなくね?
ということである。漫画と違い、どのコーナーにもほぼガードレールか植え込みか土が余分に盛られた小山かがあって、インベタのさらにインを飛ばせてくれそうにもなかった。もしかしたら『イニD』の影響で良からぬことをさせないために行政が「飛ばせないぜ!」と対策を施したのかもしれないが。走行中だったので写真を撮れなかったのが悔やまれる。
そんなことよりも帰りのいろは坂下りにおいて、足回りをビルシュタインで強化してハンドルもmomoステでECUチューンやら特殊なエアクリによる吸気チューンやらビッグスロットル化やらもちろんマフラー交換による排気チューンやらを施した私の自慢のオープンカーが、軽バンであるバモスに終始あおられることになるという私のドライビングテクニックの無さ安全運転への高い意識。インベタのさらにインを突かれるまでもなく、インに寄せてハザートを点けバモスに道を譲ったチューンドオープンカー。私です。
記念メダルについて
こんなにも記念メダルと刻印機がここにあることをアピールしてきた場所が、いまだかつてあっただろうか——
あまりにもシンプルでいて、あまりにも大迫力であるこの販売機&刻印機の装飾は、さながら華厳の滝の勇ましさをそのまま象徴するかのようである。素晴らしい。買わずにはいられない。自分の中で芽生えた熱い想いが抑えきれず、500円玉が使用できないとの注意書きが目に入らずうっかり入れてしまったくらいである。戻ってきたけど。よかった。
ちなみに、華厳の滝の目の前にも販売機がある。
こちらはダイアル式刻印機である(しかも新旧)。滝の前で購入する方が上級者向けである。しかも常に水を浴びることになる(しつこい)。
ラインナップとしては以下の通りで、ここは全国に4つある「I LOVE YOU」メダル販売場所である。
「華厳の滝エレベーター」は有料であり、また利用前のお土産屋さんで記念メダルは購入できてしまうが、瀑布と呼ぶに相応しい光景はぜひ一度は目にしていただきたい。
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