

【販売場所】
@森林の駅内(2019.8現在)
備考:吊り橋の営業時間と森林の駅の営業時間は異なるという超ド級トラップ!
観光優先か、メダル優先か

私は間違いなく観光よりも記念メダル優先である。「観光<メダル」ではとても言い表せないくらいメダル優先、メダル至上主義であるとさえいえる。そのため「訪れたけれど、メダルは買えなかった」というのは無に等しい。人生における「時間の無駄」だったとすら思ってしまうハイル・メダラー!である。
そのため、いきなり余談になるが、今回の関東記念メダル巡りの旅でいえば【東京スカイツリー展望回廊】のスヌーピーイベントのメダルが一切なかったときは絶望したし、栃木県においても【那須与一の郷】メダルがなかったことにもすぐには受け入れられないほどの落胆があった。正直、メダルがなければ観光する気にもなれないくらいである。逆にきちんとメダルがあることが判明している施設においても、メダルを購入するまで安心できずに落ち着いてゆっくり観光ができないのである。病気だね!
さて、どうしてこのような前置きをしたかというと、この【もみじ谷大吊橋】の記念メダルは吊橋のすぐ横にある「森林の駅」というお土産屋さんで販売されているのだが、このお土産屋さんの営業時間が、吊橋自体の営業時間と異なるという
罠
があるからである。しかもちょっとやそっとの差異ではなく、吊橋の営業時間が18:00までなのに対し、「森林の駅」の営業時間は
16:00まで
となっている。その差、2時間。
一般的な施設としても閉まるの早くね? 役所だって17:00までだよ?
と嘆いてしまったのは、私が到着したのが17:30だったからである(17時までやっててもダメな話)。いやー、公式HPだと【もみじ谷大吊橋】も「森林の駅」もどちらも「8:30〜18:00」となっていたから、照明が落とされ真っ暗なお土産屋さんを見たときは、「なんだこの暗さは⁉︎ まさか私の人生を象徴しているのか⁉︎」と嘆いてしまうほどの絶望感に支配されたのであった。


ちなみに訪れたのはメダルの刻印が示す通り8月のことである。
しかしいくら嘆こうと薄暗いお土産屋さんは明るくはならないし、入り口に書かれた「8:30〜16:00」という表示は変わらないのであった(写真撮り忘れた)。

私は普段、人見知りの極地にいるような人間なので、「旅先で現地の人と気軽にトーク」などということはミランダ・カーが私のほっぺにチューをするくらいありえないことである(なぜミランダ・カー?)。しかしおそらくもう二度と来ることはないという一期一会の旅を金銭的な理由で実践している私としては、くじけるわけにはいかないのであった。
ということで、アリよりも小さいと評判の私の中の勇気を振り絞って、チケット売り場のお兄さんにいつものように「わたくし、このような記念メダルを集めておりまして……」と記念メダルを見せながら素性を明かしメダルの購入ができないかをお願いしてみた。メダル関係でピンチのときだけは私のノミよりも小さいと言われる勇気は奮い起こされるのである(小さくなってる⁉︎)。
結果、特別に開けてもらい、記念メダル販売機を利用させてもらえたのであった。この瞬間はいつも「人間は、人の優しさに生かされているんだ」ということを実感する。人生全般において謙虚であらねばならないと改めて決意した次第である。

そんなわけで無事メダルを入手できたので、どっと力が抜けた。【もみじ谷大吊橋】は栃木回りの最終地点に設定した場所だったので、ここがダメだと今までここに間に合わせるために急いで来ただけにショックも大きかった。危うくう○こが漏れそうになった(唐突な下ネタだが、事実)。すぐにトイレに行った。
吊橋効果を狙う恋人の聖地

一安心して改めて吊橋を渡ることになったわけだが(料金300円)、記念メダルスポットで吊り橋といえば真っ先に思い浮かぶのが【三島スカイウォーク】であろう。あの吊り橋効果がまったく期待できない頑丈な吊り橋に負けず劣らず、【もみじ谷大吊り橋】もとても頑丈にできていて、余裕で100m走とかできそうであった(やっておりません)。正直眺めの壮観さとしては【三島スカイウォーク】の方が圧倒的に上であったのだが、ここはその名が示す通り恐らく紅葉のある景色がウリであると思われるので、紅葉シーズンに来ていないにも関わらず比較をするのは公平ではないといえよう。だからどちらが良いのかは私には永遠にわからないのであった。
話は変わるが、観光タワーがそうであるように、「高所」をウリにした場所は、何かと「恋人の聖地」になりたがる傾向がうかがえる。

この場所における「恋人の聖地」化現象は、文字通りのいわゆる「吊り橋効果」にあやかっているのではないかと思われる。が、「吊り橋効果」はどちらかというと「恋人になりたい人」に対して効果を発揮するものだと思うので、いきなり「恋人の聖地」となってしまうのは一足飛びすぎて逆効果なのではないかとおもうのだが、いかがなものか。それともこの場所に誘うというだけでもはや下心は見え見えなのだからそれで良いのか? 吊り橋に一緒に来ておいて「そんなつもりじゃなかったし……」なんて言う方が反則なのだろうか?
それとも、それこそ「恋人になってから来い! 愛が深まるから」ということなのだろうか? 確かにタワーの展望室に明からさまに置かれている二人掛けソファーの上では、夜ともなるとうら若きカップルが人目を憚らず見せ付けるかのようにイチャイチャしているのが見受けられるため、見せつけてくるので仕方がないからじっくりと見てあげるものだが(後半アウトな文章)、それは高所というよりも「夜景」がそうさせるのではないかと思うのである。それに対して吊り橋はこう言ってはなんだが「ただ高いだけ」なので、吊り橋効果という一種の反則技しか本当に狙えない。しかしこと【もみじ谷大吊り橋】に関してはその大きさゆえにがっちりとした安心仕様の吊り橋であるので、正直全然怖くない。つまり、吊り橋効果は狙えない吊り橋なのではないかと思われる。恋人たちにとっては本末転倒だぜ!(書いていてもはや自分でも意味不明)
「恋人の聖地」化って観光効果あるのかな?——という出発点から書き始めた本記事も、もはや出口がわからなくなったのでここで終了である。まあとにかく私の結論としては記念メダルが買えてよかったな! に尽きる。ちゃんちゃん。






記念メダルについて

吊り橋メダルというジャンルは現状、【三島スカイウォーク】と【もみじ谷大吊り橋】の二枚ということになる。

私の個人的な意見としては、記念メダルに関しては圧倒的なまでに【もみじ谷大吊り橋】に軍配があがるのだが、みなさんはいかがでしょうか? もちろんどちらも「ザ・観光地」という味があって良いメダルだと思いますが〜
記念メダルの基本はやはり観光地メダルなのかな〜と思う今日この頃。


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