【販売場所】
@展望室エレベーターすぐ横(2019.9現在)
備考:かつては1Fに販売機が設置されていたが、メダル復活と共に「入場してから、メダル買え」へ場所が変更されたぜ!
恋人の聖地となりたがる展望タワー群
記念メダルに展望タワーは付きものであるといえる。【千葉ポートタワー】も所属している「全日本タワー協議会」所属の20のタワーではいずれも記念メダルを販売しているか、過去販売していた。また、有名なところでは「カンサイ」の4タワーを回るとオリジナルの記念メダルがもらえるラリーが2度実施されたことがあるなど、その縁は深い。
しかしながら、記念メダル巡りにおいては展望タワーは結構苦痛を伴う施設である。
やることがない
これに尽きる。ヘタすると、登って10分以内に降りてしまう。これは私が景色にほとんど感動を覚えない人間だからかもしれないが、みなさんは展望タワーに登って何をしてるのだろうか? 展望タワーがある街の多くが知らない街だけに、その眺望のどこを見たら良いのかもよくわからないのである。ゆえに、ぐるっと一通り見たら、10分後くらいにエレベーターの前に戻ってきてしまう。そういう建物構造になっている。
私はこれを結構あるあるなのではないかと思っていて、だからこそ展望タワーの多くは「恋人の聖地」になりたがるのではないかと思うのである。つまり、「やることを作る」というか、「その場所自体の付加価値を作る」というか。。。
ふとすると一瞬でやることがなくなってしまう「展望フロア」という場所に、プラスαの何かを作ろうとした結果、「展望」→「夜景」→「恋人」みたいな連想のもと、聖地と化す慣例が作られていったのではないかと予想する。
記念メダル巡りをしていると、恐らく多くの記念メダラーは昼の時間帯にタワーに訪れることになる人が多いのではないだろうか。そうすると「夜景」という高所の最も魅力的なものの一つを味わうことができない。そうなると、見える景色に対してツッコミを入れていくくらいしかやることがなくなってしまうのである。山の頂上から見る景色とは違って、昼間の街並みを見下ろしても実は結構なんてことないのである。いや、実際。
で、10分後くらいにはエレベーター前である。どなたか展望タワーの楽しみ方みたいのがあれば教えていただきたいのだが、どうですかね?
復活のメダルはなぜ復活したのか?
【千葉ポートタワー】は、一度販売終了となったものの、最近になって復活を果たした復活スポットである(図柄は異なる)。このような記念メダルスポットは実は結構あって、千葉でいえば【千葉市動物園】なんかはほぼ同時期に復活を果たした場所である。歴史を紐解けば例えば【清水寺】なんかは昭和の時代にメダルを設置していたもののしばらく見なくなり、最近になって復活を遂げた。ここまで年代が開かなくても、【名古屋市科学館】も【横浜マリンタワー】も【京都市動物園】も茶平工業公式HP「販売終了したメダル」一覧に掲載されているが、装いも新たに現在絶賛販売中である。
なぜこのような齟齬が起こるのか?
一つには、「販売元が変わった」ということが予想される。要するに、記念メダルをショップに卸す業者が「オークコーポレーション」に代わった、ということである。【名古屋市科学館】なんかは恐らくこれで、プラネタリウムのリニューアルに伴いミュージアムショップが大幅に改築されたのだが、このタイミングでミュージアムショップの運営会社がオークに変わったのではないかと思われる。つまり「リニューアルに伴いショップ閉鎖」→「メダル販売終了」→「ショップの運営会社がオークに代わる」→「メダル復活! でもHPに載せられないから販売終了カテゴリーのまま」という流れである。恐らく【横浜マリンタワー】なんかも同じ流れなのではないかと思われる。少し余談的になるが、こう考えると以前のメダルの図柄が再版されない理由もわかる。金型が他社の物のため使用できないからだ(復活させる気もハナからないのかもしれないが)。
ただ、【千葉ポートタワー】や【千葉市動物園】なんかはこれとは異なるパターンなのではないかと思われる。なぜなら、昔と違って現在ではオークは自社が手掛けた記念メダルの販売場所を公開しているのだが、そのリストに【千葉ポートタワー】も【千葉市動物園】も掲載されていないからである。
ではなぜ非オークの場所でも「記念メダルの復活」などということが起こり得るのか? そんなに爆発的に売れるとは思えないのに(ひどい言い草)。
以下は私の超勝手な予想なので、テキトーの極みである。裏も全くとっていないのであしからず。
ひとつには、「新しい人材が新しいアイデアとして提案する」みたいなことが起こるのではないだろうか。人事異動や人材採用は毎年のように行われるわけなので、以前記念メダルの導入を発案した人と現在のメダルの導入を考えた人は全くの別人物である可能性が高い。そして我々のようなコアな記念メダラーでもない限り「販売終了したメダル」なんてものは把握していないだろうから、全くの新アイデアとして発案され、全くの新商品(のつもり)として販売を開始した、みたいな筋書きである。「そういえばこの前旅行行ったら、まだあれがあったよ~。名前とか彫って、キーホルダーにもなる記念メダルのやつ。あれ、うちも導入したらどうですかね~」みたいな流れで。なんかありそうじゃない?
もう一つの可能性としては、「別にオークじゃないけど、ショップ(お土産屋)の運営会社がやっぱり変わった」というものである。会社は違えど、一周回って同じ発想に至ったということである。これもありそうじゃない?
この場合、茶平工業HP未掲載なのは、「ただ単にHPが更新されていないだけ」という可能性が高い。最近めっきり本家HPは更新されなくなったので、この可能性もまた高いと思われる(文句ではありませんよ!)。
「一度やめたことをなぜもう一度やるのか」
茶平工業でも恐らくこの問いの答えは知らない。その施設の関係者の、それもごく一部(グッズ担当者等)しか知らないだろう。
記念メダル研究家としては、その辺の事情をちょっと聞いてみたかったりする。聞けないけど。
記念メダルについて
非常にシンプルな図柄であるが、旧バージョンと比べると野暮ったさが消えて洗練されたイメージである。いや、旧バージョンも欲しいけども。
メダルがリニューアルされて再登場した施設のメダルデザインは、うまく言葉にできないが、いずれも現代的な雰囲気を纏って復活している。逆にいえば、旧バージョンのデザインは現在から見るとどことなく野暮ったさを感じるものが多い。それが味があって良いし、どちらが優れているという話でもない。言いたいことは「記念メダルのデザインも時代に合わせて変化しているんだな〜」ということである。私は古いメダルも収集しているので何となくその辺のデザインの変遷がイメージできていて、【特集ページ】でまとめると面白そうだな〜とは思うものの、うまくまとめられる自信なし!(ということを自信満々に!)。要望があればそのうち書いてみようかな〜とは思うものの、いずれにしても予定は未定である。ちなみに次回もメダル復活組でございます。
コメントを残す