千葉県【成田国際空港】 記念メダル

成田国際空港 記念メダル 金
成田国際空港 記念メダル 銀

【販売していた場所】
@第1ターミナル5階「空夢」
備考:お隣の航空科学博物館も忘れず行きましょう。私は忘れました。。。
※店舗閉店により販売終了 在庫が【航空科学博物館】で販売されていたが、それも今はもうない。

つわものどもが ゆめのあと

一面真っ白なキャンパス

 【成田国際空港】は、千葉県の割と奥側にある国際空港である(東京から見た場合ね)。

 2024年6月現在、記念メダルを販売していたショップ「空夢」は閉店してしまっているため、販売終了となっている。

 が。

 一時ではあるが、お隣の【航空科学博物館】にてデッドストックの在庫が捌かれた時期が存在した(後述)。

 今でこそ「羽田空港」も国際線がバンバン飛び交う空港であるが、その昔は「羽田空港」が国内線、【成田空港】が国際線——みたいな役割分担をしている時期があったので、てっきり東京からほど近い場所にあるのかと思っていた。この世に生を受けてから数十年間、ずっと思っていた。中学・高校生の時分から「成田エクスプレス」等を東京方面に行った時にはよく目にしていたので、東京からすぐ行けるものだと思っていた。

めっちゃ遠かったわ
(´;ω;`)

飛行機に乗る意思なく、成田空港そのものが目的の場合、第1〜第3まであるターミナルのどこに行くか迷うよね。それぞれのターミナルの行き来は容易ではないっす。ちなみに「空夢」があったのは第1ターミナル。【航空科学博物館】へ行くバス乗り場があるのは第2ターミナル。
第1ターミナルは「ザ・空港」って感じ。これどこの空港でしょうクイズすると難問になりそう🤔

 成田空港の旧名は「新東京国際空港」である。千葉県の施設が”東京”を名乗るのは某夢の国や【東京ドイツ村】からも察せられるとおりもはやお家芸であるが、にしても遠いここは東京ではなく千葉である

 東京近郊在住者も、成田発の国際便を利用するときは結構めんどくさいんじゃないかな〜と思った。特に帰りが。行きは東京駅からなんぼでも直行バスが出てるから、乗ってしまえばあとは降車するターミナルを間違えなければ脳死で辿り着くことができる。が、帰りは行きよりも労力が掛かるねって実際に電車で帰る時に思った。ターミナル間を移動するためのバスに乗ったりして。

 つくづく思うのは、旅にもやはりレベル感というものがあって、レベルの高い人にとっては何でもないことでも、初級者は”よくわかってないが故の無駄な苦労”をしがちであるということである。そういう経験を積んでレベルアップしていくのだとは思うが、とりあえず「もう成田空港には行きたくない!」という想いの方が強くて、こうして旅から脱落していく人がいるんだろうなと思うなどした。

草間彌生チックなオブジェを見ながらそんなことを思いました。
ここ、簡易個室ブースみたいになってるんですが、壁の向こうでずっとテーブルに教科書広げてイチャイチャしている高校生カップルがいて「なるほど。空港にはそんな利用方法もあるのか⁉︎」と開眼した。というか高校生の時に空港に来て試験勉強をするという発想がまったくなかった私は高校で一体何を学んでいたんだか……
『YOUは何しに日本へ?』でよく見る光景

 到着した頃にはすっかり疲弊していた【成田空港】であるが、とにもかくにも「空夢」跡地たる第1ターミナル5階へ。もうメダルも店も無いことは分かっていたが、それでもその場所の記念メダルのルーツを辿ってこその記念メダル図鑑である(と自らを奮い立たせる)。

 辿り着くと、そこは一面に広がる真っ白な壁だった。

白いね。
もう閉店してから数年が経つのに、ずっとこのままなのね。

 世の無常。盛者必衰の理を感じる次第である。

 閉店後、一向に次のテナントが入っていないということが、何かを暗示しているのかも知れない。店舗ビジネスって難しいよね(´・ω・`)ショボリ

 すぐそばには展望デッキへの出入り口がある。

メダル購入後、このデッキへ出て飛行機をなんとなく記念に撮影して帰るというのが記念メダラーの王道コースであった。
飛行機に乗る以外の目的で空港に来ると、なぜか飛行機を見てしまいがちである。当たり前に思うかも知れないが、電車に乗る以外の目的で駅に行っても決して電車を見に行かないことを考えれば「空港に行ったら飛行機に興味がなくても飛行機を見てしまう」というのがいかに特殊な事象であろうかおわかりいただけたであろうか。
そんなわけで、全然興味がないけどとりあえず飛行機を見ました。目の前を元気に飛んでいきました。

 「空港って、飛行機乗らないなら意外とやることないよね」というのが私が昔から抱いている所感である。【セントレア】に行くたびに思っていた。もちろんお店はいっぱいあるのだけれど、空港ならではのお店ってのは意外と少ないし、テナント数も結局大規模な駅の方が多いしっていうので、意外とやることに困って持て余すのが空港巡りである。タリーズ行くのもラーメン食べるのもその辺の駅チカでできるし、っていうそれを言っちゃあ……な結論である。

そしてまたこのラーメンがイマイチだったから余計しょんぼりしてしまったのです。
ただラーメン屋のお姉さんが英語ペラペラだったのは「さすが国際空港やっ∑(゚Д゚)」と感動いたしました。

 まあ記念メダラー的には行ったという事実が重要なので、まあいいや( ´∀`)

 【成田空港】を空港として利用する日は恐らく私には永遠に来ないだろうが、国際空港の雄としての姿をこの目でしかと見たことは、私の中の歴史に刻まれたのである。空港との付き合い方は、今後の私の永遠の課題として考えてゆくとしよう。

いつか空港ラウンジを優雅に利用するような大人になりたいな! と思いつつ、とっくの昔に大人になってしまった現在。
空港に置いてあるガチャガチャは、両替できない小銭をここで消費させるためという説をよく聞きますが、ほんとなんすかね?
というのも、外国人観光客が両替機で小銭作ってガチャガチャ回してたから「本末転倒やん」と思ったので。
ダンジョン飯』はめっちゃ面白かったけど、ここまで話題になる程かな〜? という話題になったから私の中で評価が下がっちゃった典型のような作品。
空港の中に芸術が展開されていた

 というわけで結論としましては、「空港には飛行機を乗りに行きましょう!」という感想でございます。なぜ人はそれ以上のものを空港に求めてしまうのか———

航空科学博物館】ミュージアムショップのサテライト店。
この後、本家の【航空科学博物館】へ行ったわけですが、多くの記念メダラーが”ここにメダル販売機が設置されていたらなぁ」と思うことでしょう。

記念メダルについて

 デザインとしては非常にシンプルで図柄から伝えたいことがわかりやすい、昔ながらの記念メダルであるといえる。まさに”記念メダル”である。

 出発の日に金メダルを購入して日付を刻印し、帰国した日に銀メダルを購入して日付を刻印する——そんな情景が目に浮かぶようである。2枚も購入するなんて記念メダラー以外しないと思うけど

 【航空科学博物館】の記事でも述べたが、「空夢」閉店後、数年経ってからデッドストックの在庫が【航空科学博物館】のミュージアムショップで販売されていた時期があった。

 詳しい経緯等はそちらの記事に譲ってしまいますが、このようにしてデッドストックの記念メダル在庫を放出していただけると、コレクター達が泣いて喜びながらこぞって残飯処理に伺わせていただきます。つきましては、かつての記念メダル販売スポットだった施設各位におかれましては、ぜひ倉庫の清掃をしていただき、奥地に眠る記念メダルの発見にご尽力いただきたい所存でございます。僭越ながら、わたくしめにご連絡いただければ数百枚規模であれば数ヶ月で処理できることと思われます。

 ぜひご一報を。

(過去記事)成田離婚(死語)

 私は実は海外旅行に行ったことがない。それどころか、飛行機に乗ったこと自体、高校の時の修学旅行で沖縄に行った時に乗った1回のみである。だから、とんと空港というもののお世話になったことがないのだが、記念メダルを集めるメダラーは、何かと空港に行きがちである。だから、格安航空に精通する女子力の高いおなごなんかとは、「あそこの空港はどうだ」という話が意外とできてしまったりする。

 ただ、私は空港という場所は単体ではそんなには面白くないな~というのが正直な感想なので、「旅の醍醐味の一つとしての空港」を楽しむ格安航空女子とは少し見方が違う場合が多い。格安航空女子は「あの空港に行ったらあそこでご飯を食べたい。あのお店に行きたい」みたいなプランがあるのだが、私のような人間は、「わざわざここで飯を食わなくてもいいかなー」と思ってしまうのである。つまり「通過点」なのか「目的地」なのかで、存在意義が変わるのである。そしてもちろん、前者であるのが正しい空港の捉え方であることは言うまでもない。しょせんメダラーとは邪道な存在なのである。

 そんなわけで、成田空港であろうが羽田空港であろうがいまいち楽しめないのだが、それはしょせん邪道な人間の感想なので、決して気にしてはいけないのである。




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