@ロープウェイ乗り場前
備考:山に登らなくても、登山者と共にバスに乗る必要あり。Tシャツとかで行くと怒られるかも。
本格的な山に行ったら、山ガールをナンパするどころじゃないのよ
「駒ヶ岳」と名の付く山は実は結構あって、記念メダルスポットだけでも神奈川の「駒ヶ岳」と長野の「駒ヶ岳」と2種類ある。で、ここは長野の【駒ヶ岳】である。
私は一応、山メダルはきちんと登山して手に入れる努力をしている(北海道の【旭岳】はロープウェイのみだが)。2012年は山メダルを集中的に入手した年――つまりは、山登りをよくした年で、【富士山】をはじめ、【御在所岳】【伊吹山】【金華山】と頑張って山登りした。【富士山】を登るにあたりお金をかけて装備を揃えたこともあり、「元をとったる!」という想いがあったのもある。ただ、この中で登山をしないと本当にメダルを入手できないのは【富士山頂上】だけで、他はロープウェイや車で行くことができる。当時は私もまだ若かった。
ほぼ1年限定の山登りであったが、山として一番良かったな! と思ったのは、ここ【駒ヶ岳】である。ここは山の途中まで車で行き、そこからバスに乗り換えてロープウェイまで行かねばならず、さらにロープウェイである程度まで上がってから登山が開始となる。そこまでしてもスタートから頂上までの往復で約6時間かかった。自然が偉大過ぎた。
頂上からの景色が、山の映像をテレビ等で観る景色から想像するものに一番近かった。連なる山脈が見え、空気が澄んでいて、中央アルプスの雄大な自然を五感で感じられた――ような気がしたがそこは素人なので適当である。なんかそんな感じがした、という程度しかわからないレベルの低さ。
往復6時間という時間をどうとるかは経験値の違いによって異なると思うが、山登り初心者にはかなり丁度良い時間であった。疲れを上回る充実感を感じるにはこれくらいがちょうどよく、これを超えるとヤになってくるのである。
下るのめんどくせー、と。
特に私はフットサルで両膝の靭帯を切っているので、下りが特に辛いのである。
程よい行程と壮大な景色、そして山の難易度からある意味【富士山】よりおススメな山である。ただ【富士山】のように「登ったことあるでー」というステータス的な要素は薄いので、装備のない人はロープウェイで記念メダルを買って帰る人がほとんどだろう。もう一回登ってみてもよいと思うくらいの好印象だが、行くのがめんどくさいという、アンビバレントな複雑な乙女心である。
人間とはかくもわがままなものである。
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