@展望室エレベータ降りてすぐ右手
備考:冬の北海道に上陸しなければ手にできない冬季限定メダルあり。でも3月くらいの札幌は意外と余裕だ! あやぶむなかれ!
地方都市の構造は似る問題
【JRタワー展望室T38】とは、札幌駅に直結するJRの駅ビル最上階エリアのことである。静岡県「浜松駅」の【アクトタワー】や、昔で言えば愛知県「名古屋駅」の【JRセントラルタワーズ】(現在は展望室としては閉鎖)などと同じような存在である。
というか、札幌の駅前は名古屋の駅前と本当にそっくりである。見た目・街の作りが瓜二つなのはもちろん、主たる構造物の構成がかなり被る。具体的には、
- 駅ビルにタワーがあり、夜になるとイチャイチャするカップルに支配される(卑屈な想像)
- まっすぐに伸びた道に沿って公園が作られている通りがある(久屋大通公園と大通公園)
- 駅から伸びる大通りに沿うように地下鉄が通っている
- 公園にはテレビ塔が立っている(【名古屋テレビ塔】と【さっぽろテレビ塔】。しかも設計者が同じで姿形もそっくり)
- 県庁と市役所の位置関係(ちょっと無理やりこじつけている感あり)
そんなわけで、名古屋市民が展望室からの眺めを見れば「栄にそっくりじゃん∑(゚Д゚)」と思い、札幌市民が【名古屋テレビ塔】からの眺めを見れば「札幌にそっくりじゃん∑(゚Д゚)」と思い、お互いが「マネしやがって……( *`ω´)」と舌打ちすることだろう(地方都市住民はいつもどんぐりの背比べをしていると考える卑屈な人間の想像)。
入場口を抜け、エレベーターで登ると、そこは雪国だった(川端康成風に)
展望タワーに昇る度に、
同じ値段なら夜景を見に来るべきだった( ´ ▽ ` )
と思うドケチ日本代表の私なのだが、今回も、なんと、びっくりなことに、同じように思いました。
事実、「夜景を見に来るカップル用」のオシャレなバー兼カフェも運営されている(偏見)。
さらには、都庁に置いてある「誰でもご自由に演奏してくださいピアノ」ばりに、壮大な眺望の中にポツンとピアノが置かれていた。夜景の中でこのピアノをさらさらっと弾いた日には、よっぽど脈がない相手以外なら誰でもOKをいただけることだろう(何が?)。というか、脈がまったくなければそもそも夜景が見える時間帯にこんなところに一緒に来ないだろうし。勇気を出して迷わずゆけ!o(`ω´ )o
ちなみにバーの隣にはグッズショップが併設されている。
ここではかつて、なんとお値段ウン万円で純銀製記念メダルが販売されていたのだ!
【東京スカイツリー】で毎年発売されている純銀メダルの先駆けのような存在が、かつてはここに存在した。しかしながら9年前に訪れたときには既に販売していなかったし、もちろん今回もその姿はどこにも見当たらなかった。ないとなるとなんだかとっても欲しくなるのがコレクターのSA・GA。
お値段的にかなり厳しいものがあるが、もしまだ置いていたら、うっかり買ってしまっていたかもしれない。それが旅行マジックだ!
とかなんとか考えているうちに、所要時間10分ほどであっさり見学を終えてしまったのは、つくづく痛感する
展望タワーは一人で来るとやることがない
というとても厳しい現実に他ならない。感動とは、分かち合う相手がいるからこそ成り立つものなのである。
日本で一番爽快に用を足せる場所
——ご覧いただきたい。
この素晴らしい景色を。この素晴らしい空間を。
私が将来タワマンに住むことがあるならば、ヘリコプターならのぞき放題のこのようなトイレにしてもらうことだろう。そこまで私が用を足す姿に対して熱いのぞき魂がある相手ならば、諦めておとなしくのぞかれようではないか。
前回訪問時のこのタワーの思い出も「トイレ」一択だったのだが、今回の訪問でも「まずはトイレ」と考えた。これほどまでに素敵なトイレには、前回訪問時から今日までの10年間で一度として出会うことはなかった。私の中のトップ・オブ・トイレにはここ【JRタワー展望室T38】が煌然と輝き続けている。
惜しむらくは、このトイレの「夜景」を今回もまた体験できなかったことである。この窓から見える煌々と輝く夜の宝石たち、そしてそれらを眺めながらありったけの力を込めて思いっきり踏ん張る自分(残念な文章)。
ぜひ体感してみたかった。
記念メダルについて
この施設は実は記念メダルにかなり力を入れている。
専用のディスプレイを設置していたり——
オリジナルポスターで道ゆく人にアピールしていたり——
刻印機の説明書を独自に作成していたりする。
この姿勢はぜひ他の施設にも見習っていただきたい(何目線?)
時間があったので久しぶりに刻印機をじっくり見てみたら、時勢に合わせた進化を遂げていた。ウイルス対策!
メダルデザインも、施設外観を俯瞰した構成という古き良き昔ながらの観光地メダルの流れを踏襲しつつ、ロゴの配置で巧みに味付けをした現代的なセンスもうかがえるという、非常におしゃれなものとなっている。北海道新幹線メダルは別として(倒置法)。
特に冬季限定メダルのデザインは、雪を表現するカラーの使い方も理に適った秀逸なものであるといえる。
実はかなりお気に入りの一枚である。
イベント限定メダル以外で期間限定メダルといえば、【出水市ツル観測センター】が有名であるが、雪国にあまり馴染みがない人間にとっては「北海道で冬季限定」という条件の方が心理的ハードルが高い。しかしいざ行ってみれば、札幌周辺に限ってしまえばそれほど雪国ならではの苦労に遭遇する場面はなかった。せっかくなら冬に足を運んでぜひ冬季限定メダルも手に入れたいところである。
しかし謎なのは、北海道新幹線メダルはなぜこんなにもセンスのない感じになっちゃったのかなーということである。なんかやっつけ感がすごいよね……
(過去記事)名古屋を模した街(大阪を真似した方が良かったのではないか疑惑)。
地方都市は、概して駅にタワーを建設したがるものである。恐らくランドマークとして建てていて、無論その狙いは適っているのだが、「猫も杓子も」という言葉が脳裏に浮かぶ。タワーには展望室を設け、展望室には記念メダルを置きがちである。記念メダラーとしてはもちろん嬉しいことだが。ただ私は、地方都市のこの画一的な発想が嫌いなのである。他と差別化しようという意気込みをもって、オリジナリティ溢れる街づくりをしてほしい。と小市民が好き勝手に言っていると怒られそうなのでこの辺にとどめ置く(という言葉で批判を牽制する)。まあ札幌は名古屋を参考にして街づくりをしたという話もあるので、少なくてもこの二つの地方都市が似通っているのは当然ではある。
さて、この【JRタワー札幌】で珍しいのは、「冬季限定記念メダル」なるものが存在する点である。冬季限定バージョンでは、左上のロゴが雪の結晶となっている。カラーも施されていて、正直そちらの方がオシャレである。さすが限定バージョン。
そんなわけで、記念メダラーとしては冬に行くのがベストなのである。が、冬の北海道に行くのは、なかなかの旅行上級者であると思うのは私だけだろうか? 行くなら「札幌ゆき祭り」目当てになるだろうか?
また、ここにはかつて「純銀製記念メダル」があったらしい。現在では【東京スカイツリー】のみに存在する純銀製記念メダルだが、私が訪れたときには既に販売中止になった後であった。売っていたら絶対購入したのだが~
住まいからの遠隔地はなかなか日程調整が自由にならないので、期間限定メダル等はなかなか難易度の高いシステムである。
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