北海道【道立ゆめの森公園】 記念メダル

 ここはいわゆる公園というやつである。名乗っている通りである。

 イメージとしては大阪の「万博記念公園」とか愛知の「愛・地球博記念公園」とかいった大型の公立公園とほとんど同じで、管理事務所があって、駐車場が広くて、家族連れがたくさん来るといった感じである。私はもちろん一人で行ったので、駆け抜けるように記念メダル販売機を目指した。

 が。

 なんと、販売機には「販売中止」の張り紙が!

 私はあまりお店の人に無理を言って買いたくないという考えなのだが、「北海道まで来ている」という焦りににも似た1/3の純情な感情が私を厚かましい人間として突き動かし、管理事務所の人に問い合わせたら、一枚だけ保管していたものを定価で譲っていただけた。記念メダラーの間では有名な話だが、売り切れランプが点灯していても、中にはまだ2枚のメダルが残っている。その2枚のうちの1枚を保管していたらしい(もう一枚は既に他の誰かに売ったらしい)。ということで、正真正銘の最後の一枚を購入することができたのは、本当に運が良かったとしか言いようがない。しかしここで運を使い果たしたのか、この夜、車中泊をしていたら、突然のノックとともに、警察に職務質問された。練炭自殺をしているのだと思ったらしい。もちろん、車中泊というのは怪しさ満点の行為なので、警察の職務質問は正しい行為なのである。

 社会の在り方を考えた、20代後半の夏の夜の話。




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