
愛が深きゆえに
この記事を書き出したときは「個人制作の記念メダル特集」という枠組みを想定していた。しかし、書きながら一体どこからどこまでを”個人制作”と呼ぶかは非常に難しい、ということに気がついた。例えば、私のメダルなんかは恥も外聞もなくハンドルネームまで刻んじゃって間違いなく個人制作の枠組みに入るだろうが、では同人サークル発のメダルはそれは個人なのか組織なのかと言われると、非常に難しいなと思った。しかもプロ作家として活動されている作家さんの同人サークルともなると「個人……いや、うーん……🤔」となったので、いろいろと考えあぐねた結果、
コレクターがそのメダル愛ゆえに自分でも作ってみたくなったから制作したメダル
という定義で記事をまとめることにした。つまり、
コレクターメダル
である。
ちなみに【茶平工業】から”コレクターズメダル”というカタカナ1字の違いでだいぶコンセプトが異なる公式商品が販売されていたのだが、もちろん関係ない。
ということで、この記事は「これはコレクターが作ったメダルだな!」と私が主観的に判断したメダルを紹介するものとなる。要するに、そこで収益を上げているとか、会社として販売しているとか、そういう細かい違いは特に考えず私が載せたいから載せたという、「コレクターメダル」とは個人の見解に基づくカテゴリーであるのであしからず。
kiwwy氏

原点にして頂点に君臨するコレクターメダルである(当社比)。キング・オブ・コレクターメダルはこの一枚であり、異論は認めないぜ(勝手)。なぜなら、いろいろな意味でこの一枚がなければ個人制作メダルの道はまったく拓けなかったからである。
kiwwyさんという方が”メダル列島”という自身のHPにてその制作過程を公開していることをご存知の方も多いことだろう。なんたって、茶平公式HPにリンクがあるのだから。
このコレクターメダルが最も”記念メダル”の本質を目指して制作されているともいえる。なぜなら、吉田大橋での手渡し等に対応するなど、あくまで「観光地で販売されている記念メダル」を目指していたからである。図柄にもそれがよく現れているし、”◯周年記念”という記念メダルでよくあるパターンをカバーしている。
販売当時は、現在のようにアニメ系のメダルがまったくと言って良いほど無かった上に当然プリントメダルも無かったこと、さらには「観光地にある記念メダル」という概念が現在よりも圧倒的に色濃くあった時代であったことを鑑みれば、このように無骨な金型メダルを目指すのは必然だったともいえる。ただ、氏の制作過程の様子を読むと、私などとは比べ物にならないほどの制作への本気度というか時間と手間を掛けている様子が伝わってくるため、先駆者というのはこれほどまでの情熱を持つ人が夢中になった結果いつの間にか先頭を走っているという現象なんだなと思った。
2014年頃まで上記HPで通販がされていたが、販売分が完売したようなので現在は終了している。実は銀メダルもあって、なぜかそれを購入しなかった当時の私をグーで殴りたい。金銀100枚ずつが販売され、足掛け10年近くかかって完売したというのは、今では考えられないくらいのゆるやかなスピード感である。このクオリティなら、現在では瞬殺であろう。
ネットの普及度合いやSNSの台頭といったことが、現在の記念メダルの売り上げに深く根差したものになっているということの逆説的な証明をする事例であるといえる。ホームページビルダーでしこしこ個人HPを更新していた時代は、なんだかんだ言ってまだまだネットの世界はアングラ的な香りが残っており、そこでの宣伝は広く一般大衆にまではなかなか及んでいなかったのかもしれない。
HPの更新が止まって久しい。現在どのようにお過ごしか知る術もないが、サービスが終了したHPの掲示板では第二弾の構想も語られていたので、いつかまた、氏のご活躍を見てみたいものである。
涼香(Ryoka)氏

「涼屋」という同人サークルを運営するプロの漫画家の方である。
現在はリンク先の公式HPが刷新されて昔の記事が全て見られなくなっているのだが、かつての旧HPでは日記ブログで記念メダル収集の旅の様子等も綴られていた。”記念メダルが好きだから自分も作って見た!”にプロが参戦すると、プロのクオリティで降臨するという当たり前だけど圧倒的な事象が起こった。
「涼屋」の記念メダルは過去3回制作されており、いずれも夏のコミケにおける”先着配布による購入者特典”であった。両面金型タイプのオリジナルメダルをある意味無料で配布するという超大盤振る舞いな事実一つとっても、「涼屋」というサークルが如何に売れっ子サークルだったのかが一度でも記念メダルを発注したことがある者なら想像がつくことであろう(つまり同人サークルの販促費にウン十万円が掛けられるという意味ね)。そして、もっとお安く製作できる販促品はいくらでもあっただろうに、敢えて記念メダルを配布したという点に、記念メダルコレクターとしての愛を深く、マリアナ海溝よりも深く感じるのであった。
記念メダルに関するお話をぜひもう一度うかがってみたいね! ブログでもなんでも。記念メダル旅に関する同人漫画を発売されるなら、死ぬ気で夏コミに買いに行きますYO! コミケのシステム全然わかってないけど、勉強するし。
朱音リオン氏

新進気鋭のVtuber「朱音リオン」氏は、ごく最近記念メダル界隈で話題となった方である。
私がVtuber文化に疎いというかまったく知らないに等しいのでヘタなことを言うと各方面から怒られるため言葉少なめの紹介になってしまうが、とりあえず中の人はおじさんらしい。ボイスチェンジャーで女の子の声に変換し、オオカミを模した女の子のアバターを動かして配信しているそうな。
「旅先で記念メダルを見つけたら必ず購入している」とツイートしていたので、きっと旅派なコレクターの方なのだろうと推測している。
記念メダルは【オリジナル記念メダルSHOP】製であるが、ショップの通常の注文では受け付けていない下地透過処理が施されたデザインである。直接ショップに連絡を取り、具体的なやりとりをして発注された一品であることが推察される。
コレクターゆえのこだわりを込めたメダルであるといえる。
青みかん氏

そんな「【オリジナル記念メダルSHOP】製でありつつ背景透過メダル」の先駆者は青みかん氏である。この方は実際にお会いしたことがあるコレクターで、私のオリジナルメダルとの交換で上記メダルをいただいた次第である(ちなみに他にもいろいろとメダルの交換をしていただいた)。
こんな感じで「名刺交換をするみたいに自分のオリジナルメダルを交換する文化ができたら面白い」というのが青みかん氏の提案で、確かにそれは面白いというか、それだけでオフ会を開催する意義が爆増することだろう。
いつの日か開催したい【富士山頂上】オフ会@頂上富士館。
H1R0【茶メコレ家族】氏

H1R0【茶メコレ家族】氏は【文具マーケット(第1回)】でお声を掛けていただき実際にお話させてもらったコレクターの方である。このイベントの時に私は便乗して自分のメダルの黒ver.を大盤振る舞いで無料配布したのだが、そのお礼みたいな形でこのメダルをいただいた。【オリジナル記念メダルSHOP】さんで何パターンかのメダルを制作されていてその中から一枚を選ばせてもらった形なのだが、何の遠慮もなく 𝕏のアイコン画像にしている図柄のメダルを選んでしまった。すんません……
ちなみにこの時ちゃっかり他のメダルもいただいちゃったりして、とても嬉しかった。記念メダルコレクターは記念メダルをもらえると喜ぶ。
ご家族とのお出かけで記念メダル収集をしているという一つの理想系の記念メダルコレクターであるといえる。家族との思い出がいっぱい詰まった記念メダルは、その輝きを永遠に放ち続けるのである。
私のように「あれ、この施設ってどんなだったっけ……」とかないのだ。きっと。
メダルゾンビch

記念メダル界に彗星の如く現れた唯一無二の存在〈記念メダル系YouTuber〉のメダルゾンビchである。
メダルゾンビ氏は自身が生み出したマスコットキャラ”旅路メル”嬢のオリジナルメダル制作をもはや生業の一つとしているかのごとく様々に新作を発表している。そして何やら野望があるようなので、その動向から眼が離せない記念メダル界隈である。
オリジナルメダルが販売された即売会イベント会場にてメダルを購入させていただく際に実際にお会いしたことがあり、そのときに私のメダルの銀と黒をお譲りした。
メダルゾンビ氏が参加する即売会イベントには東京と大阪の2度参戦したことがある。毎回開始直後からメダルゾンビブースには行列ができていて欲しいメダルが買えるか買えないかのギリギリの順番で遠征費用等を考えると心がヒリヒリしてしまい、それがしんどくなってしまってもう参戦することを諦めてしまった。が、いずれまたチャンスがあればもう一度こだわりの一枚を手にしてみたいものである。
定期的にリアル対面による交換会も開催されておりインスタグラム上で告知されているそうなのだが、私インスタやってないので詳細はよくわかっていない。氏の動画で紹介している以上に珍しいメダルも多数所有しておられると思われるので、唯一無二の記念メダル系YouTuberとしてぜひバンバン動画で紹介していただきたいという願い。
れんこん猫氏

れんこん猫氏が制作した門真市公式ゆるキャラメダル。
このメダルに関しては実は詳細不明で、頒布が開始されたのかどうかも実は不明である。れんこん猫氏側からブログのコメント欄にてコンタクトしてもらい、私のメダルと交換していただいた次第である。
𝕏にアカウントが現在も残されているのだが、このアカウントが設立当初どうもシャドウバンされていたようで、記念メダルコレクターなら誰もがやる「記念メダル」という単語での検索でまったくヒットしなかったことにより、適切な時期ん大々的に日の目をみる機会が失われてしまったという不遇な境遇をもつ。
頒布準備などが進められた様子も投稿されているので、復活に期待大である。お手伝いできることあればいたします。
ウシマンボウ博士

「マンボウなんでも博物館」というサイトを運営するマンボウ研究者の方。
上記メダルは、ウシマンボウ博士が参加したコミケ等の即売会イベントで販売され、その後希望者限定で通販が行われた。”希望者限定”というのは、事前に購入希望者を 𝕏で募り、そこで希望された分量だけ茶平に再発注するという損のない賢いやり方である。
メダルデザインのモデルにしているのは恐らく【志摩マリンランド】のマンボウメダルである。裏面が”茶平工業”となっているのは、金型制作等を行わずにメダルを発注するいわば廉価版仕様である。
つまりこのメダルは「金型制作をせず(金型代不要)」「表面のみプリント仕様」という、最も安価に茶平工業に量産メダルを発注する道を我々に示してくれたメダルであるといえる。ちなみにプリントメダルを発注する時はプリンター内でメダルがズレないようにするための裏面の図柄に合わせた治具の制作費用も掛かるのだが、この裏面であればそれすらも不要ということになる。
詳細な値段はこの仕様で発注したことがないので不明であるが、自分がいろいろな見積もりをとって制作したときの肌感でいえば「コレクターなら最低ロットで一度くらいこの仕様で発注してみても良いんじゃな〜い?」というくらいのお値段に収まるんじゃないかと予想している。2、3泊くらいの長距離メダル遠征をするような費用感覚で”茶平工業に自分のメダルを発注する”という、メダル遠征に勝るとも劣らない体験を得られるんじゃないかと。
そして、メダルが完成した暁には大阪住吉区の茶平本社にまでその足で取りに行けば、それはもう立派な記念メダル旅である。みんなで作ろう、名刺メダル。
山本裕輔氏|甲州印伝 印傳の山本

記念メダルスポット【印傳の山本】の社長・山本裕輔氏は記念メダルコレクターである。
自社製品をデパートの催事イベント等で出張販売するために各地へ旅する際、記念メダルを集めているらしい。お店に伺ってお話ししてもらった際に聞いたエピソードとしては「名古屋でイベントが続き3ヶ月くらい連泊したことがあって、それってもう住んでるじゃん」というのが一番ウケた。物売るサラリーマンとしては、それだけ連泊しても利益が出るほどデパートの催事イベントって売れるものなんだなと驚いた次第。
収集歴は私なんかよりもよほど長く、パイセンである。そんなメダル愛から生まれたメダルが自社製品としての甲州印傳柄の記念メダルであった。特に金型トンボ柄のメダルは、社長の記念メダルコレクターとしてのこだわりと伝統工芸士としての職人のこだわりが混ざり合って昇華した奇跡の一枚である。
山梨まで今すぐ買いに行くべし!
左京亜也氏

左京氏もまた、プロの漫画家さんである。プロのため、メダルデザインもプロ過ぎるのである。
BL系を描くときは左京、一般漫画を描くときは右京を名乗るらしい。
デザイナーさんにしろ漫画家さんにしろ、その道のプロがデザインすると、素人が如何にこだわりをもってデザインしようとまったくレベルが違うんだなということをまざまざと見せつけられる。
そして、個人的な趣味とはいえプロがデザインしたオリジナルメダルが「BOOTHで」「2枚セットで」「オリジナル台紙と梱包代込みで」1700円(送料は別途730円)という破格のお値段で、プロがお仕事をするの方がアマチュアがやるよりよほどお安いという事実を示し、オリジナルメダル有料販売勢を戦々恐々とさせた。
左京氏もまた旅系記念メダルコレクターであり、氏の二つのアカウント(左京/正やん)を使い分けて時折記念メダル入手のツイートを投稿している。記念メダルに対する情熱が熱すぎず冷めすぎずホットな温度感の投稿で、ガチコレクター勢のガチガチ記念メダルツイートで食傷気味になるとそんな投稿が優しく胃袋を温めてくれるのであった——それはつまり、自分が楽しめるペースで収集するのが一番楽しいという基本に立ち返らせてくれるということ。
某氏

海よりも深い事情により、私からこの記念メダルに関して語れることは少ない。特に入手経路や入手方法に関する相談にも乗れないので、あしからず。
制作された方は【突撃 隣のコレクター】という記事で登場したコレクターの方である。コレクターとしてのこだわりが随所に散りばめられた一品であり、いつかどこかの青い箱の前で遭遇したときには制作秘話等をお聞きいただくとよいかと。
この記念メダルは、文字通り”記念”として制作されたものなので、そこに秘められた想いなどを知るとまた味わい深いものとなる。
私

私のメダルについて語ることなんぞもはやほとんどないのだが、オリジナル記念メダルを製作して「良かったな!」と思うことの一つとして、自分の「名刺」ができた点である。とりあえずこれ配っとけば喜んでもらえる、みたいな(雑な感想)。
また、あんまりそういう機会は実はないのだが、「自分が所有していないメダルと交換してもらう」といったチャンスが巡ってきたときに、このメダルを交換要員として提供すれば等価交換としてご納得いただける場合が多い。
2025年5月現在、黒の在庫はほぼなく、金と銀がまだ結構あるという状況である。ただ金は配布経緯を鑑みて名古屋の美容院で髪を切ってもらう以上に困難な条件でしかもはや配布できないので、一向に減る気配はない(笑)
そして現在のコレクター的体力では、何かの機会に便乗して再び配布イベントを立案するといった気力も情熱ももうないので、減る予定もない。
次世代のみなさんが何か企画していただけたら、その時には何らかの形でこのメダルで貢献できればな〜と思ったり思わなかったり。まあその時の気分で。
いま現在の心境としては、リサーチも兼ねてウシマンボウ博士メダルのような廉価版個人制作メダルを発注してみたいなーという想いがある。サクッと。
番外編①:蓋ノ屋

「番外編」と銘打ったのは、コレクターではないからである(たぶん)。しかし、記念メダル愛はコレクターとはまた違った形で日本海溝よりも深い。
蓋ノ屋さんは茶平工業製記念メダルの販売代理店である。【フジテレビ】とか【上田城】とかのメダルを卸しながら、マンホールメダルのプロデュースをしている。毎年開催される【マンホールサミット】に記念メダル勢を召集させる仕掛け人でもある。
実際にお会いして一番びっくりしたのは、とても気さくなお人柄で”快活な商売人”という印象だったこともさることながら、お二人の娘さんが揃って超ウルトラスーパー美人だったことである。お父さんとしてはきっと気が気でない毎日であろう。
番外編②:リャド好き氏


私世代の記念メダルコレクターの間では言わずもがなな存在であるリャド好き氏。
リャド好きさんがいなければ「茶平公式HPに未掲載の記念メダルスポットを個人HPで補完する」という文化は存在し得なかった——そうつまり、私はリャド好きさんのHPを見て記念メダルを集めていたのである。
この「茶平公式HPに未掲載の記念メダルスポットを個人HPで補完する」というポイント、もっといえば”たとえ自分が所有していない記念メダルの販売場所でも掲載する”という超重要ポイントは、記念メダルHPの先駆者kiwwy氏でも成し得なかったものである。これが本当に大きい。
この時代は「茶平公式HPの『販売場所リスト』からオークコーポレーション系のメダルが根こそぎ消えた時代」でもある(逆に言うと昔は掲載されていた)。公式HPのみでは全てのメダルを収集し得ないという超ハードモードな難易度になった中で、燦然と輝く攻略本のごとく存在したのがリャド好きさんのHPなのである。
私のブログは所詮二番煎じである。リャド好きさんのHPがなかったら、私のブログは絶対に存在しなかった。私にとってはいつまで経っても追いつけない永遠の殿上人である。
そんなリャド好きさんは、記念メダルコレクターの一つの究極系——好きが高じて”販売代理店”へとクラスチェンジしたという、もはや誰も到達できない境地へと達した(【ナゴパイナップルパーク】と【古宇利オーシャンタワー】はリャド好きさんの会社がメダルを卸している)。そしてさらには、【オリジナル記念メダルSHOP】というネットショップを開設し、顧客が希望する画像をメダルに印刷するというサービスを始めるに至った(恐らく茶平本社に置いてあるメダル用プリンタと同様の物を所有しており、オリジナル裏面がプレスされたメダルだけ茶平から仕入れているものと思われる)。
リャド好きさんのコレクターとしての活動は、少なくてもHP上では2019年9月を最後に途絶えている。共に旅をしていた”次男坊”さんの成長と共に一緒に旅をする機会が減少し、記念メダルを入手する機会が徐々にフェードアウトしていった結果だと思われる。
同じ形ではないにせよ、私のブログもまたいつか終焉の時が来よう。ブログやHPとは形を変えつつも、SNS上では後を継ぐような勢いのある方々がたくさん出てきており、私もいつでもフェードアウトする準備はできたと思っている。正直。
もうほんとテキトーにしか集める気はないので、”コレクターのみんなのために”という気概は他の方にお譲りつつ、”あちら側にいった人間”として記念メダル界の動向を傍目から生あたたかくうかがってゆく所存である。
終わりに
いや、終わりに語りたいことなんかなんにもないんだが、なんかうまく締まらなかったのでダラダラとこれを書いている。
一昔前より「個人で記念メダルを制作する」という事象のハードルが大きく下がったのには大きく二つのポイントがあって
- Kiwwy氏が道を拓き、そして記録を残してくれた
- 【茶平工業】に若手デザイナーが入社した
ということが挙げられる。細かく挙げればこの間に”ネット世界の更なる一般化”であったり”SNSの普及”であったりとか全世界的な要素はあるのだが、記念メダル的にはこの二つが特に大きい。また、①と②の間には相当な年月の開きがあるのだが、巡り巡って今がある。
デザイナーの方の入社が大きいのは、昔はイラストレーターによるai形式のデータでしか入稿を受け付けてくれなかったところ、いろいろと融通を利かせてくれるようになった点である。つまり、茶平側でデータの変換をしてくれるのでJPEGやPNGでもなんとかしてくれるそう。というか何なら「こんな感じが良いんだけど!」って伝えるだけで何となくデザインしてくれるそうな(別途デザイン料は掛かるかもしれないが。というか掛かるべきだが)。
これは画像編集ソフトを扱えるデザイナーの方がいてくれるからこそのことである。またデザイナーの方は茶平公式SNSアカウントの”中の人”を兼任しているので、SNSアカウントがあればDMでやり取りしていただけるという簡易さもあり、細かい修正も要望しやすいことだろう。
ということで、みんなで一度は作ろう、茶平工業オリジナル個人制作メダル=「名刺メダル」。

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