【販売場所】
@順路通りに進んで行き終盤にあるパイナップルスティックバーを売っているところ
備考:記念メダラー界のレジェンドであり【オリジナル記念メダルSHOP】を運営している「リャド好き」さんが代理店を務めて搬入したメダルだ。なんとアクリルケースが販売されているのだ!
メダル王(になりたいマン)はLCCを手に入れた!
【太平洋フェリー】での旅を通して、LCC(格安航空)の安さ&想像以上のお手軽さを経験し、すっかりLCC旅にハマりましてね。。。
今までは「無計画でもなんとかなってラク〜」という車中泊での旅をウリにしてきたところがあったのですが、「きっちりとした計画のもと、計画通りに遂行する」というエージェント感溢れる旅もまた良いなぁと思うようになりました。歳を取ったせいなのか、はたまた経験を積んだおかげなのか、旅の計画を立てることが苦痛ではなくなってきた自分がおりましてね……遠征からの帰宅途中の日曜日の夜、サービスエリアで仮眠のつもりが爆睡→旅姿のまま職場に向かい始業10分前に到着(金曜日に仕事の後そのまま旅に出たのでスーツを持っていたことでことなきを得た)、なんて無茶をしていた20代の頃の自分がただバカだったんじゃないかと思うようになったのは、やはり歳を取った証拠だと思われる。最近では、無茶をするより21時に寝る方が良いと普通に思います。
車中泊旅に縛られると、どうしても「クルマで行ける範囲」という縛りが生まれる。車中泊だからそれは一般的な感覚よりもだいぶ遠距離にはなるものの、クルマゆえに行きづらい場所というのがどうしてもある。それが「東京」「北海道」そして「沖縄」である。東京はそれでも六本木ヒルズの時間貸し駐車場(上限2500円)で寝たり、北海道はそれこそ【太平洋フェリー】に愛車を乗っけて上陸したりしていたが、沖縄に関してはどうにもこうにもといった感じで行ける気がしなかった(もちろん鹿児島からのフェリー等はありますが)。だから私が再び沖縄に上陸するときは、それは「他の常設販売場所を制覇していく場所が無くなってしまったとき」と漠然と考えていたのだった。
が。
LCCという手段が私の人生の中に降り立った瞬間
沖縄なんて日帰りで行けるやん( ´∀`)
と、人生の終着地が一転して県内旅行レベルの話へとメタモルフォーゼしたのであった。
しかも費用は新幹線で東京駅まで往復するよりも4000円くらい安かったので、マジ新幹線の需要ってなくなるよね、実際。その4000円でレンタカーまで借りられたので、結論としては東京へ日帰り遠征するよりも沖縄の方が近かったということになる。心理的な距離としては(倒置法)。
いやー、今の世の中、LCCなんてもはや常識なのかもしれないが、遅ればせながら大変感動いたしました。沖縄に日帰り旅行ができる世界線に自分がいたなんて、それに気づかず人生損しておりましたな。実は北海道も函館エリアがまだ未開の地なのだが、はっきりいって今や楽勝であるとしか思えない。レンタカーを借りる必要すらないし、なんなら空港自体が記念メダルスポットであるし。今や京都に行くような感覚で早く行かなきゃと思っている。ただ函館は【津軽海峡フェリー】も同時に制覇しようと思うとちょっとネックなのよね〜なんて考えている間に那覇空港に到着ですよ、奥さん(うざっ)。
飛行機の中でゆっくり読もうとこの日のために楽しみにとっておいた小説が序盤の序盤で終了してしまった。飛行機マジ早い。感動。
私をめんそ〜れしたのはパイナップルたちだ!
まず言いたいのは、那覇から名護は非常に遠いということである。10時前には那覇空港に到着したものの、そこからレンタカー屋さんの送迎車でレンタカー屋さんに行くのに15分(他の人が来るのも待った)、手続きに10分、なんやかんやで出発したのは10時半過ぎで、到着したの12時頃であった。那覇空港前から【ナゴパイナップルパーク】までほぼ全て高速道路が通っていたが1時間以上は掛かった。さらには、【ナゴパイナップルパーク】から【古宇利オーシャンタワー】も【美ら海水族館】も俯瞰的に見れば全て那覇から北方向に位置するものの名護からは全然別の方角でそれぞれ30分程度かかり、レンタカー屋さんからの空港送迎の最終便が17時45分であることを考えると、3施設を回ろうと思うとマジで時間がないことが早くも実感できた。この時点で沖縄そばもゴーヤチャンプルーも食べることを諦めたのであった。
そんなわけで、すべてを撫でるように見学せざるを得なかったので、皆様にはぜひ一泊程度はして沖縄を満喫することをオススメしたい。この旅で私は、沖縄らしさを感じることはほとんどなかった(雨が降ってたのもありますがー)。綺麗な海に触れることもできず、地元の美味しい沖縄料理の店を堪能することもできず、やったことといえば、ひたすら高速道路を走って時間に追われるようにメダル販売場所を駆け抜け高速道路を(制限速度内で)飛ばして最終便の15分前にレンタカー屋さんへ戻ってきた、というのが沖縄での全行動である。つまり、クルマを運転した記憶が思い出の8割5分を占めている。沖縄とはなんぞや( ・∇・)オイシイノ?
そういう前提で、以下の【ナゴパイナップルパーク】の思い出をご覧いただきたい。
【ナゴパイナップルパーク】にクルマで到着すると、まずパイナップルに乗せられる。
で、このパイナップルバスで入口まで送迎されます。私はクルマが好きなのでこういうヘンタイ的な改造がされたクルマに乗るのは好きなのだが、時間の制約上それを楽しむ気持ちの余裕がないので、人間って焦っては本当にダメね( ´Д`)y━・~
パイナップルバスを降りると、今度はなんと自動運転カートこと「パイナップル号」への乗り継ぎとなる。基本、パイナップルに乗る。それが沖縄(偏見)。
全然下調べをせずに訪れたため、パイナップルに乗りまくるという強制イベントに面食らったまま気持ちを置き去りに原生林を突き進むパイナップル号。後ろのスピーカーから何やら色々と説明してくれている声が聞こえてくるのだが非日常過ぎて全然頭に入ってこない。何事も事前学習が大事である。心構えで全てが決まるのだ!
なんならずっと乗っていられるくらい思いのほか楽しかったパイナップル号の旅。
降りた後も、【ナゴパイナップルパーク】は続く。ゆっくり時間を取って、家族や恋人と一緒に来られたらなんて素敵な施設なんでしょうと素直に思ったが、残念ながら一人である。道行くカップル、家族連れ、グループデートの集団をゴボウ抜きにするスピードで順路をひたすら突き進む。途中設置されている「フォトスポット」の看板を見つける度にパンダを置いて撮影してゆくのはもはや無心の行い。私にはとにかく時間がないのだ!
原生林をサクサクと突き進んでいくと、どこからともなく恐竜の鳴き声が聞こえてくる。
なぜパイナップル畑に恐竜がいるのか、それは誰にもわからなかった——
世にある恐竜パークって原生林っぽくしがちだけど、私のイメージでは恐竜は草原で戦っているイメージなのだが、違うんですかね? ティラノサウルスとか森林に入ったら動きづらそうじゃね?(驚くほどどうでもよい話)
全然伝わらないと思うが、過度な期待を抱かなければ、ここはマジでオススメである。費用対効果が高い(入場料1200円)。倍近いお値段の【東京スカイツリー】に登るより満足度はかなり高い(※個人の見解です)。スタッフの対応の質は同じくらいである(さて、良い意味で言ってるでしょうか悪い意味で言ってるでしょうか〜?)
那覇周辺の観光で終えてしまう沖縄旅行だとまったく縁がない場所に存在するのが残念であるが、同じように遠出が必要な場所と比較するなら、【美ら海水族館】とかに行くよりもある意味沖縄独自の要素を感じる観光を楽しむことができるといえる。ぶっちゃけ沖縄に行ったら沖縄の海で遊ぶのが一番楽しいと思うのだが(唐突な結論)、レンタカーを借りて沖縄本島を旅する余裕のある旅程であるならば、行ってみるのも良いかと思われる。私は好きな施設でしたな! 特にパイナップル号が。
埋め尽くされるパイナップル
超当たり前の話であるが、園内はパイナップル一色である。それは原生林エリアを抜けた先で拍車がかかる。
これほどまでにパイナップルを愛し、パイナップルに愛されている場所を私は知らない。
そして、まことに勝手な推測ではあるが、これはパイナップルだったからこそ実現できたクオリティであるのではないかと思うのである。これがさくらんぼやりんご、ドリアンだったらこうはいかない。理由は特に思い浮かばないけれど、パイナップルであるからこそこのハイクオリティを実現できたのだ! ビバ!パイナップル‼︎
もっとゆっくり見られたらもっと楽しかっただろう——というミもフタもない話。
私は別にパイナップルのことが好きでも嫌いでもないのだが、「パイナップルで人を楽しませよう!」という意気込みをひしひしと感じ、出口に向かう頃にはすっかりパイナップルに好印象を抱いている自分がいた。ここはもしかしたらパイナップル界における壮大なパイナップル洗脳計画の一部を担う特命施設なのかもしれない。それくらいパイナップルであった(何この結論)。
記念メダルについて
この場所でまず特筆すべきなのは、記念メダル界のレジェンドのお一人である「リャド好き」さんが販売代理店を担当してメダルが設置された場所である、ということである。「リャド好き」さんとは、お子さんと一緒に各地の記念メダルを収集しそれをホームページで情報発信されていたという記念メダルに関する情報発信のパイオニアである。このことに関しては語りたいことが山ほどあるのだが、趣旨がズレるので簡単に述べると、この方の情報発信の優れていたところは「収集カバー率が高かった」「販売機の設置場所が明記されていた」の2点であると考えている。特に後者は、”とりあえずメダルを購入してからでないとソワソワしちゃって落ち着いて見学ができない!”という私のような記念メダル病患者にとっては処方箋ともいえる内容であったわけである。まだスマホがなかった時代の話なので、折り畳み携帯でフルブラウザを表示させてそこだけ確認していた(遠い目)。
そんないちコレクターだった方が、観光施設にメダル販売の営業をかけ、受注し、(恐らくは)メダルデザインを行い、メダルの製造を発注し、販売機や刻印機の納品まで行ったのだから、ある意味コレクターを極めたひとつの究極系であるといえる。
そして現在は【オリジナル記念メダルSHOP】を運営しているのだから、すげー話ですな(語彙力)。
何が言いたかったかというと、そんな伝説的なコレクターの方がプロデュースしているので、現代のセールス事情を考慮しつつもマニアの心をも掴むラインナップを用意しているなぁ! ということである。メダルマニアの心を掴むというのは、一言で言えば金型デザインメダルなわけである。それも金、銀の両方を用意しているところが昔ながらの記念メダラー達の心を掴んで放さない。
一昔前は「同じデザインで金銀の両方を用意している」というポケモン的な売り方が広く普及していたのだが、最近では少数派になりましたな。
私は古いタイプの記念メダラーであるので、やはり金型を使いながらも凝ったデザインであるメダルが至高の存在だと思ってしまうね! でかいパイナップルが素敵すぎる。
それに加えてポップでキュートなデザインのプリントタイプも用意されているのだから、需要を広くカバーしたラインナップであるといえる。
裏面は【沖縄国際海洋博覧会 海洋博 EXPO’75】のメダルの裏面と割と似ている。まあ沖縄本島をモチーフにしているので当然と言えば当然だが。
またこの場所で特徴的なのは、リャド好きさんの会社が独自に開発した「メダルを収納するためのアクリルケース」の販売がされていた点である。
販売機は順路通りに進んで原生林エリアを抜けた先にあるので、見逃しちゃってないかとかなりドギマギする。強い心をもって突き進むのだ!(何が?)
ということで、メダル販売場所をコレクターがプロデュースするとどんな感じの雰囲気になるのか、というのも記念メダラー的には注目すべきポイントとなる販売スポットでございました〜。
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