【販売場所】
@上野松坂屋6階イベント会場の脇
備考:入場しなくても購入できてしまうので、入場せずに購入する記念メダラーが続出したのは、なんとなくこの手のイベントの性質を表している気がする。
ドリフターズといえば
現在『ドリフターズ』といえば、織田信長が異世界転生先のエルフ達と共に戦をすることを指す。異論は認めないぜ。
↓面白すぎてマンガ好きな人に100%の確率で進めている作品。【ザ・ドリフターズ展】は2024年7月18日(木)〜8月5日(月)の期間に上野松坂屋で開催された東京会場を皮切りに、新潟会場、大阪会場と巡っていく巡回展である。自分ちの近くに巡回されるかどうかはあなたの日頃の徳の積み方に掛かっている。震えて眠れ!(何?)
【ザ・ドリフターズ展】と聞けば、記念メダルジャンキーたる皆様が真っ先に思い浮かべるのは【志村けんの大爆笑展】であろう。実際内容が結構被るところがあり、同じ主催者or企画者であることを匂わせていた。
私は「ド、ド、ドリフの大爆笑〜⤴︎」の再放送をほぼ毎週火曜日に観ていた世代なので、ドリフの面々が「ドリフターズ」を名乗ることにギリ違和感がない世代であるといえる。さらに具体的に言えば荒井注の「なんだバカヤロー」がギリ分かる世代といえる(なんかカラオケ屋を開こうと思ったら、機材が建物の入り口に入らなくてモメたみたいなニュースで取材に来たキャスターにやらされていて、この一発ギャグを初めて知った)。
何が言いたいかというと「ドリフにそこまで深い思い入れはない」ということである。これを言い換えると「ブログなんぞという阿漕なことをやってなければ、入場せずにメダルだけ買ってたな」ということになる。
ただこれはドリフだけが悪いわけではなく、「デパートの催事場で開催される小規模イベントは値段の割に内容が薄くて満足度が低い」という私の経験則から来る悲観も大いに含まれている。まあヤなら入場しなきゃ良いんだから無理に入らなきゃいいんだけどね。一方で、1200円(※入場料)に大きな価値とその対価を感じ続ける人間であり続けたいという想いもあり。最近、メダルに関する物には少々雑に金を使っている自分を自覚しているので、30円の刻印代すらケチってきた本来の自分を取り戻したいと強く思っている次第である(何があった?)。
そんな葛藤を抱えてモンモンとしつつ、上野松坂屋に到着。最寄駅は御徒町駅であるが、この時期の多くの記念メダラーたちが恐らくそうしたように、【国立科学博物館】で開催中の【特別展 昆虫MANIAC】に足を運んでからのハシゴ記念メダルをしたので、上野公園の山をえっちらおっちら歩いてきた次第である。マジで暑くて私の体からは加齢臭がふんだんに発せられていたことであろう。しかしドリフを観に来る層は加齢臭を加齢臭だと感じない面々であると信じて気にせず向かう。
イベント開始直後の2日間くらいはウルトラスーパー混雑だったようだが、私が足を運んだときにはすっかり余裕のよっちゃんな客入りであった(平日だったからだとも思うが)。おかげでゆっくりと見学でき、興味ない割には楽しめたような気がする。くどいようだがドリフにあまり興味がないので「発掘されたお宝!」とか『8時だよ! 全員集合』時代のなんやらを見ても特に心に響くものはないのだが、展示パネルの歴史年表を読み込み、ドリフの面々が辿ってきた歴史に思いを馳せるのは良かった。って本でも読めば良くね⁉︎ っと思いつつも。
展示内容としては撮影禁止の物が大半であったので、ここでお伝えできることは一部の”撮影許可マーク”のあった展示物のみとなる。だからそう多くはない。
会場内では『8時だよ!全員集合』や『ドリフの大爆笑』の往年のコントが流されていて、私がそれらの再放送を見てきた世代であるからか今観ても面白かった。最近はこういう、ものすご〜くしょーもないコントネタみたいなのを見ることはなくなったなぁと感じると共に、現在だったらテレビ放映不可能だよねということを考えた。いかりや長介が加藤茶とか仲本工事とかに何度も風呂にぶち込まれるコントなんて、いじめを助長しかねない絵面だし。自分の幼少期を思い返せば、テレビで放送されていたこういったネタにちなんだイジりは実際に行われていたし、自分がその標的になったときにはもちろん悲しい想いをしていたし、その悲しさをストレートに伝えれば”空気が読めないヤツ”といった感じで相手が逆にドン引きするみたいな流れはあって、まるで気にしていないように笑顔で振る舞う自分がいた。しかしまるで被害者のように語っているが当然自分が加害者側になることもあって、もちつもたれつと言ってしまえば聞こえは良いが、少なくても現在の世の中はこのノリを許容しない方向で舵を切っていると感じる。
私はすっかり古い人間になりつつあるのだが、「昔の方が良かった」と思うことは実は少なく感じている側の人間であったりする。昔からあった不条理が粛清される方向に進んでいて、それに私自身が息苦しさは覚えることはあるものの、世の中は良い方向へ向かっているんだろうなとは感じている。昔より今の方が弱き者が生きるには健全であると思う。弱き者を生かそうとすることが資本主義社会にうまくフィットしなくていろいろな歪みを生んではいるが。
まあ現代の漫才やコントも、30年後に観たら「こんなコトが許されていた時代だったんだね〜」「今の若者はこれの何が面白いのかわからない」とか言ってるかもしれないし、そもそも世界は核戦争で滅んでいるかもしれないし。
記念メダルについて
記念メダル的トピックとしては、なんか知らんけどちびまる子ちゃんとコラボしていたことが真っ先に挙げられる。
ドリフでちびまる子ちゃんとくれば、記念メダル的には「代理店は蓋ノ屋さんだね!」といったところである。お仕事、これからも頑張って欲しい。
私の儚い記憶では「まるちゃんがおじいちゃんおばあちゃんの家にお泊まりしたときに、早寝を強制されて『8時だヨ 全員集合!』の時間に集合できず、襖の隙間から覗いていた」みたいなエピソードがあったような気がする。むしろあのエピソードで私は『8時だヨ 全員集合!』の存在を知ったような気がする。
私世代としては、それよりも時代は進んで『加トちゃんケンちゃん ごきげんテレビ』である。幼少期は毎週観ていた記憶がある。探偵業を営む加トちゃんケンちゃんのもとに突然電話が掛かってきて(通りすがった公衆電話とかが鳴る)、「私だ」というボスの指令からドラマが始まるアレである。
裏面デザインは実は2種類あって、メダルマニア向けのこだわりも感じるところはさすが蓋ノ屋さんである。ただ単に何らかの大人の事情でそうしただけかもしれないが。
このこだわりor事情のせいで制作費用はハネあがり、コスト回収までの道が長くなる。そこにシビレるあこがれるゥゥゥゥッ!
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