邪道【グリーンフェア’93 いばらき】 記念メダル

グリーンフェア’93 いばらき 記念メダル

今なお続くグリーンフェア

【グリーンフェア’93 いばらき】とは、1983年から始まった「全国都市緑化フェア」の一環として開催された「全国都市緑化祭」のひとつである(第10回)。この「全国都市緑化祭」ってなんやねんとということなのだが、記念メダラー的に馴染みが深いものでいえば【国際花と緑の博覧会】【浜名湖花博】等がそれのひとつである。

実はこの催し、今なお続くものである。2019年には長野県・信州一帯で「信州花フェスタ2019〜北アルプスの贈りもの〜」が開催された。また2020年には広島県で「ひろしま はなのわ 」が開催予定である。

記念メダルがどれだけのイベントで発売されていたのかは実に気になるところである。判明しているだけでも3回はあるわけなので、もっとありそうな恋の予感(なんやねん、うざ。殺すぞ)。

スタートから実に40年近く開催されている伝統ある事業であるといえる。しかし、悪い意味での伝統のにほひがプンプンするのだが、これいかに。

まず全然知らないし話題になることも少ないのに、全国を渡り歩いて脈々と受け継がれている事業であるというところが、もう国家的な既得権益の匂いがするのよね〜。

主催は「公益財団法人 都市緑化機構」といういかにもな名前の団体で、案の定、理事関係は恥ずかしげもなく元官僚の面々である。潔くてむしろ清々しい。

こう考えるとこの催しは今後も延々と続いていくものと思われる。このイベント専門の財団法人を立ち上げているにも関わらず、「事業をしない」なんてあり得ないからである。

天下りの是非は長年語り尽くされてきたが(まあ「是」は当事者達しかないかもしれないが)、天下りが伝統文化として決して廃れない最大の理由は「事務次官になれなかった人たちには他にやることがない」という点であると、私はずーーーっと考えているのだが、どうなんすかね?

要するに、天下りがなくならないのは「システム上の欠陥」だと考えているのである。事務次官は年次に一人だけ、なれなかった者は辞めて天下り——こういうシステムが出来上がっているのに、「天下り、けしからん」とだけ声高に叫んでいるのは、マスコミの煽りをそのまま受け取っているだけのような気がするのだが。つまり、世間が悪いと言っているから理由もわからず自分も悪いと言っちゃうスタンド・アローン・コンプレックス的な(by攻殻機動隊)

だから「天下り」そのものを撲滅したいのなら「年次に一人」制度を廃止するとか「事務次官になれなかった人にも相応のポストを用意する」とかみたいなセカンドチャンス的なものを新設する等が必要なんじゃないかな〜と思うのである。だって、そうしないとやることないじゃん

そもそも働かないと生きていけないわけである。出世競争に負けたから退職→無職で無収入は、いかに官僚達がいままで高級取りだったからといって、結構無茶だと思うのである。もちろん再就職先の天下りで退職金を何度ももらってウハウハなシステムには大いに問題があると思うが、異様なまでのお金の問題と癒着の問題を抜きにして単純に見れば、ただの再雇用であるともいえるわけである(抜きにして見るのも無茶だけど)。

私が言いたいのは、「天下り」と聞けば「けしからん」と条件反射のように言っている一般ピープルの多くは、そもそも天下りというものがよくわかってないんじゃないかな〜と正直思うところがあるという点である。中央省庁での勤務は例外なく激務で、テレビの街頭インタビューで「天下りするなんてけしからん」と憤っている一般人よりも実はよほど死ぬほど働いてきた人がほとんどである(働き方改革を主導する総務省の電気が深夜明け方まで付いているのはギャグかと)。それなのに、たった一人の「ナンバーワン」と「それ以外」とに分けられ、「それ以外」の人たちは定年前に退職を余儀なくされる。にも関わらず、ただただ単純に「天下りをするな」と言うのは、間接的に「トップになれなかったヤツは再就職するな」と言っていることと同義であるので、じゃああなたは早期退職を余儀なくされても絶対に再就職しないのねという話になる。

ただ天下りにはあまりにも深い闇があり、それを「是」とすることにもやはり無理があると考える。天下り先の企業との癒着やらよくわからない外郭団体の設立やら闇は実に深い。しかし、そうした闇を払拭するにもそもそものシステムの改修が必要であるわけで、それを成し遂げるには一体どうしたいいんでしょうね〜というアンニュイな着地で、完。

↓水戸市公式チャンネルがアップしていた動画がありました。が、そんなことよりチャンネル登録者が3000人近くいることに驚きを禁じ得ません。水戸市の熱狂的ファンなるものが3000人もいるとは、黄門様もびっくりだ。

記念メダルについて

このメダルを手にしたときにまず困ったのは、どっちがおもてかわからないということである。刻印スペースがないタイプゆえの弊害。

今までの傾向で考えれば、刻印スペースはないもののそれっぽい部分がある方が裏かなと思うのだが。

つまり、こっち

こんなイメージで

しかし、もう一方の面を見ると、ポップでアートなキャラクターと、開催場所であったと思われる「偕楽園公園」「千波公園」という文字しかなく、こちらをおもて面と呼ぶのはあまりにもおもてを尊重していないのではないかと思い、躊躇する気持ちを禁じ得ない。

おまえがおもてだなんて許せない

そんなわけで、私の独断と偏見によって「グリーンフェア’93 いばらき」とイベント名が書かれた面を「おもて」、ポップでアートでシュールなぼうやが描かれている面を「裏」とした。個人的には「グリーンフェア’93 いばらき」と「偕楽園公園」「千波公園」の文字とを入れ替えてデザインすれば良かったんじゃないかなーと思う超余計なお世話ね、これ




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