【販売場所】
@展望室
備考:【中部電力MIRAI TOWER】のメダルと同居して販売されておりまっす!
ワシら少なくなったら足すだけやから
名古屋テレビ塔70周年とゴジラ生誕70周年をコラボったイベントが【中部電力ミライタワー】で2024年6月20日(木)〜9月23日(月)の期間で企画された。ちなみに開始日の6月20日は名古屋テレビ塔の誕生日らしい。
で。
我々記念メダラーにとって重要なのは、1にも2にもメダルである。ゴジラコラボメダルが発売されるということで、開催初日から記念メダラー有志たちの購入報告が 𝕏上に流れた。しかし、メダルの販売のされ方が問題となった。
ヤな売り方だな
( ´ ▽ ` )
とマニアからすれば素直に思う。が、売り手側視点に立てば、売る方としては別に1ミリの金銭的な損がない賢いやり方であるともいえる。要は発注数の全てを売り捌けば予定していた利益が確定できるわけなので、それを一気に売ろうが小出しにして売ろうが、追加発注をしないのなら得られる儲けは同じである。ただ小出しにして売る場合には、メダル目当てに何度も展望台まで登ってくるマニアから搾取できる入場料がそこにプラスできることになる。狙ってやってるなら実に賢いといえる(別にそこまで考えてないかもしれないけど)。
それならそれで別に良いから、せめて公式 𝕏からでも入れ替わったことをアナウンスしてほしいところ。同じ売り方をした復刻過去メダル販売のときには、その都度アナウンスしてくれる親切心があった。
ここまでの問題点をまとめると
- メダル入れ替わりのアナウンスがないのでコンプのためにいつ行けば良いのかわからない。しかも第一弾入れ替わりのピンク➡︎ブルーは販売開始わずか3日後にひっそりと行われた。
セット販売が無いので、コンプを目指すにはガチで何度も展望台まで上らなければならない。最低でも6回(ロゴAが入れ替わり、かつロゴBでまだ所有していないメダルが販売されているタイミングが重なるという好条件時)、最高では、入れ替わりがアナウンスされないので確認のために登ると入場回数青天井になる可能性あり(そんな人は恐らくいないと思うが)。
※セット販売が開始されたようです。しないと言っていたのに。
という感じになる。私はこれは、自力でのコンプは事実上不可能に近いと考える。
展望料金が1回登るたびに最低1300円掛かる(夜間イベント時間だと1800円)。が、問題は金だけではない。
あるかどうかもわからないのに何度も賭けで登ることができるほど暇じゃ無いという時間的な問題もある。どちらかといえば真なる問題は後者であるといえよう。
有志の報告によりメダルが入れ替わったことが判明することはこの先もあるだろう。しかし入れ替わりが判明したとしても、いつ入れ替わったのか正確な日時が分かる可能性はそう高くないし(第一弾入れ替わりはたまたま土曜日ピンク売り切れ、日曜日ブルー販売開始が判明した。これはイベント初期なのでメダルコレクターがたくさん足を運んだからだ)、分かったときには残数わずかな可能性も十分あり得る——つまり、待ちの姿勢でコンプを目指すのもまた危険なのである。
そうと決まれば、まあ転売ですよね( ´∀`)
これは時間的なコスパだけではない。なんとも皮肉なことに、転売によってコンプリートすることこそが実は一番安上がりになる可能性だってあり得るのである。特に遠方勢だったら——仮に東京近郊だったら、間違いなくそうなるだろう。名古屋に来て帰るだけで2万円以上掛かるわけだから(まあ転売された物を購入するのが実は金も時間も一番コスパが良いのは、記念メダルの世界においては今に始まったことではないが)。
転売が無くならない最大の原因は公式販売店は別に損をしないという点にある。つまり、コストを掛けてまで転売対策を講ずるメリットがマジでないのである。
細かく見れば一概にそうとも言えないいろいろな要素はあるのかもしれないが、こと今回の件に関しては、結果的に全部売り切れれば【中部電力MIRAI TOWER】が得られる利益は、外国人観光客が購入しようが転売ヤーが購入しようがまったく同じである。転売ヤーのせいで本来記念メダラーが実際に足を運んで購入するはずだったものが売れなくなったとしても、どうせ外国人観光客がその分を買って行くだけの話である。
ということで個人的には非常につまらない気分になってしまったこのゴジラメダル騒動である。が、なんやかんや言って、まあ私は出来得る限りは頑張ってみようと思っている次第。ここまでガヤガヤ言っておいて。すでにロゴBピンクメダルが手に入らないのでコンプは無理だが。
まあどこまでやれるのかという実験の意味も込めて、 𝕏の情報を見ながら可能な限り購入してみようと思っている。こんなことを頑張る自分自身を腹の底ではちょっとバカにしながら。
実験結果を待て!
ついでに言えば、私といえば【東京スカイツリー】が嫌いと公言しているわけであるが、今回の一件でめでたく【中部電力MIRAI TOWER】も嫌いになりつつある。ただ【スカイツリー】の半額で展望室まで登れるので、そこまでいろいろなことの質を深層心理で求めないで済んでいるのが私にとっての救いである。入場料1300円は私にとっては大金だが、繁華街にある展望タワーとしてはかなり良心的な値段設定であるといえよう。
一方で、記念メダルマニアの話や要望を【中部電力MIRAI TOWER】が真剣に聞いてしまったら終わりだなという思いもある。「すべてのジャンルはマニアがつぶす」というのは金言である。企業は声の大きい少数派の意見に揺さぶられてはいけない。サイレントマジョリティこそがメダル購入のマス層なのである。
これだけ文句を書いてきたが、文句を言っているのなんて記念メダルマニアくらいなものであり、ゴジラメダル購入のマス層は恐らく外国人観光客である。それなのにそんな少数派な奴らの怒りなどいちいち間に受けて経営方針をぶれさせては決してならない。色変えてったらあわよくばメダルマニアが何回か来るんじゃね? 程度のノリでも損はしないし、嫌われたって新作メダルを発売すればどうせ買いにくるんだからむしろ得しかない(私です)。外国人観光客はメダルがなくてもどうせ来るし、メダルがあれば何色だろうとメダル販売機に目が留まれば記念に買ってくし。
早くもゴジラに見飽きた2回目
登頂から3日後、衝撃的なポストが 𝕏の記念メダル界隈に流れた。
そうか、こんなペースで入れ替わって行くのか。
いや、わかってはいたけれど、ほんとにしんどいですなこれは。゚(゚´Д`゚)゚
お金のこともそうなのだが、行って、登って、帰ってくる——この行程が何よりダルい。そんなに暇じゃないよと思いつつ、ここまで来たら意地で行けるだけ行きまくってやろうと決意を新たにした。自傷行為と同じである。
イヤなら行かなきゃいいじゃん、という正論に反論する術はない。
痛いのがヤなら自傷行為なんてしなければいいじゃん、というのと同じである。正論では人を抑止できないのは、人間が愚かな生き物だからなのか。
ゴジラに侵略されてしまうのもまた、人間の愚かさによるもの也——
3回目のゴジラは悲しみの涙に濡れて
雨が降っていた。
この雨は、記念メダラー達が流す悲しみの涙であり、悔しみの涙である。わかりみが深い(謎ラップ)。
3度目の登頂は滞在時間5分で済ませた。目標は「一瞬でメダルを購入し、乗ってきたエレベーターに乗り直してそのまま帰る」であったが、残念ながら目標達成ならず。やはりブロガーのSA・GAとしてラインナップを写真に収めていた時間が痛手となったね!
この日はあいにくの雨で、”傘を持ちながらパンダを掲げてゴジラと一緒に写真を撮る”という行為がなんか難しかったな、という程度の思い出しかない。もはや記念メダルの”記念”の部分はゴジラメダルには存在しないのであった。
4回目のゴジラには憎しみを添えて
7月に入り、栄の街は殺人的な暑さとなっていた。久屋大通公園では”オクトーバーフェス”という毎年恒例のビールイベントが行われており、「あ、あたいはビールを飲みに行くんだもん! ゴジラはそのついでだもん‼︎」と自分に言い訳をしながらロゴBパープルを購入した。ついでに、”無い”と回答していたセットメダルの販売が後出しで行われたので、先行発売されたロゴBパープルを含む3枚セットを3階ショップで購入した。
この時にはもう、水辺で顔を出すゴジラを見るだけではっ倒したくなるようになっていた。たとえ法律に違反していなくても、不誠実な商売というのは消費者の怒りを買うんだなと思う次第である。それでも買いに行くんだから、マニアってのは本当に良いカモですな(´·ω·`)
5回目のゴジィィラァはもう見なくても良い安堵の中で(ゴジラの発音は石原さとみ風に)
ロゴBのカラーは結局、ピンク➡︎ブルー➡︎イエロー➡︎パープル➡︎オレンジ➡︎ライトグリーンの順番で単独発売されたわけだが、ロゴBオレンジに関してはクソみたいな課金をしてセット販売を購入していたので(セット3枚中、2枚は既に所有。なぜならセット販売はないと聞いていたから地道に通ったさ)、この訪問は前回から1週間以上の間を空けることができた。といっても1週間と1日だが。
この”約1週間”の間に、パープルの販売が終了しオレンジが発売され、そしてオレンジの販売が終了した。この頃になるともう有志たちの情報共有も追いつかなくなり、 𝕏上ではついにオレンジの単独販売情報は浮上してこなかった(たぶん多くの人が私と同じように先行販売のセットでオレンジを入手した)。ただ実はオレンジの発売が始まっていることはヤフオク・メルカリの動向から把握していて、敢えて登らなかったところがある。もう、その気力はなかった。
そして同じようにライトグリーンのセットメダルがヤフオク・メルカリに出品され始めたので「たとえタワーに登ってライトグリーンの販売がまだだったとしても、最悪セットメダルを購入すれば「この悠久の螺旋から連れ出してもらえる」と考え、この忌まわしい旅路に終止符を打つべく最後の登頂に挑んだのであった。何も得るもののない、人生における最も無駄な時間の一つでした、【中部電力ミライタワー】で過ごした時間は(倒置法)。
ちなみにもはや展望室に写真を撮る対象など存在しないので、メダル買って、刻印して、エレベーターの到着を待って、合計5分で降りた。
もう来なくて良いなんて本当にハッピー!
( ´ ▽ ` )
と鼻歌歌いながら帰りの地下鉄に乗ったものの、実は心の奥底では避け難い、厳然たる事実に気がついていた。
年末年始にはまた新年メダルを買いに登頂しなければならないことを。
記念メダルについて
このイベントのメダルに限定すれば、上記写真の左2枚が該当することになる。名古屋テレビ塔生誕70周年と兼ねているのでラインナップがごちゃっとしているが、ここではゴジラメダルのみを扱う。
ロゴAメダルは左から2番目の、テレビ塔とゴジラで70歳のお誕生日をお祝いするメダルである。
対して、6種類にも及ぶ「ロゴBメダル」は、足跡シリーズである。
で。
有志によって1種につき各200枚しか生産していないことが判明している。また、売れまくっているのにその意思を貫けるかどうかははなはだ怪しいところではあるが、「再生産はしない」との回答も得ている。
個人的な予想では、最終的には「ご好評につき、熱い要望にお応えしてゴジラメダル8種セット! 3階ショップにて新発売!」とかやりそうな気がしている。いつものアクリルケースに納めて。
※3種セットを売り切れごとにラインナップを入れ替えていくというクソ手法で販売始めました(7月2日確認)
それは記念メダル界隈全体からみたらとても良いことなのでやってもらえば良いと思うのだが、それによって気持ちの面で不幸になった人間がいるということを忘れないで実施して欲しい。
たとえ商売であったとしても、最後の部分は気持ちとかメンツとか筋論とか、SNS全盛の現在はそういうことで命取りになる時代なんですよということを名古屋の中心で愛を叫びたい。
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