兵庫県【布引ハーブ園】 記念メダル

【販売場所】
@山頂駅 売店前
備考:9時半の始発便で来ると10時開店のショップの営業開始まで待つことになるので要注意やで!

超久しぶりに100万ドルの夜景都市

メダルのデザインはここからの景色をギュッと圧縮したような感じ!

 実に10年ぶり以上に新神戸駅へとやってきた。目的は【átoa(アトア)】のファイナルファンタジーコラボイベントだったのだが、「新神戸駅といえば駅から伸びるロープウェイ!」というのを新幹線の車窓から見て思い出したので、急遽立ち寄ることにした。訪問したのがあまりにも昔のことなので(ブログを始める前)、記事も全然書けてなかったしね!

 この場所は展望タワー等と同じくどう考えてもナイターで足を運んだ方が良いのだが、残念ながら冬は17時までの営業らしい。「冬こそ夜景でしょ! 君の左手を僕の右ポケットにお招きするためのこの上ないほどの理由になるから」(バンプ)と思うのだが、働いている人も寒いのは嫌なのか、こういう営業時間みたい。平日夜の会社員たちのデートスポットになりそうな立地なのだが。

 しかしながら、私が訪れたのは12月26日——そう、クリスマスの翌日、つまり宴の後だったのだ! 特別ナイター営業にて神戸の100万ドルの夜景をリア充カップルたちに思う存分提供した後の山の山頂は、カップルたちが”聖夜”という名のご馳走を食べ散らかしたあとの残飯で埋め尽くされていた(すげーひどい言い様)。

新神戸駅からほぼ直結でやって来られます。看板もありますが、知らないと少し迷うかもです。
なんか厳かな石段を登った先にロープウェイ乗り場が。昨日の夜、わんさかいたであろう手を繋ぐカップルの残像が見えるようだぜ……
この山麓駅にメダル販売機を置かなかったところが、【布引ハーブ園】の賢いところでですな。【那須ロープウェイ】とか【雲仙ロープウェイ】とか見習った方が良いと思います。
宴の残りカス(ツリー)と
ロープウェイのことを「目的地がある観覧車」と称していた人がいた。
確かに一人で乗る気まずさは観覧車に似たものがある。観覧車に一人で乗ったことないけど。
夜ならば神戸のいわゆる「100万ドルの夜景」が眼下に広がロープウェイ。
余談だが、「100万ドルって安くね?」と思って調べたことがあるのだが、現在では今のレートに直して「1000万ドルの夜景」と言い直しているらしい。広がってないけど。
夜だったらなぁ……という一枚。
それ以上に「僕の目の前でこの景色を見て喜ぶ女の子の背中があったらなぁ」とパンダと向き合いながら思った一枚。
途中、中間駅で強制的に一度ドアを開けられます。中でイチャつきたいカップル諸君はこのことを忘れずに! ここに来るまでか、ここを過ぎてからやりたいことを終えておくように! お兄さんとのお約束だぞ!
山頂駅に降り立つと……
昨夜の撤収作業を急ピッチで進める職人達(と書いて”おとこたち”と読む)の姿で溢れかえっていた。
ヨーロッパの街並み風な造りが、恋人と来ると盛り上がりそうな雰囲気を醸し出している。パンダを掲げていると残念な人を見る目で周囲が目をそらす。
ゴーレムっぽいやつ
こんなもん、撤去だ撤去‼︎

 私にとっての【布引ハーブ園】の致命的なところは、ハーブにまったく興味がないところである。ハーブというか、何なら植物全般に興味がない。1ミリもないといっても過言ではない。

 そんなおっさんが寒空の下、山頂で一人歩く姿は”この世の悲劇”と形容しても何ら差し支えないことだろう。寒すぎる。心も体も。

そんな私がとりあえず撮っておいたハーブっぽいやーつ
ハーブティーはまあ好きと言えば好きですが、紅茶の方が好きです。何なら緑茶の方がもっと好きです。

 個人的には山の上をなぜハーブ園にしようと思ったのか? という疑問があるのだが、長年この地で経営を成り立たせているのだから、その先見の明には私如き凡人には計り知れないものがある。

 とにかくハーブティーでも飲んで温まりたい——くらいなのだが、残念ながら全てのお店は10時からオープンとのことなので(9時30分始発のロープウェイに乗った)、そこらへんにあった建物に避難した。

ウィスキーのミニボトルのように並べられた香りたち。数千、数万人の鼻の穴を覗いてきた歴戦の猛者たちだ!
凄腕占い師・白部香(はぶ かおり)さんに性格判断をしてもらう。
正直にいえばどれも好きな香ではありませんでしたな。私が好きな香は持田香織くらいですかね(古い)。
もしくは好きになった子の髪の毛からするシャンプーの香り(キモっ)
なんか巨大記念メダルみたいなのがポーションの隣にあった。
昔『完成! ドリームハウス』っていうテレビ番組で「ガラス張りの家」というヤバさMAXの持ち家が完成された時の衝撃を思い出しました。
参考

 10時になったので、無事売店で購入できた。販売機は屋外に設置されているが、10時になるまで電源は入らないので要注意だ!(ちゃんと待ちましたYO!)

 山頂駅から少し下ったところにたぶん本命のお庭みたいなものがあるのだが、あまりに寒く、僕の右手を温めてくれる左を共に歩く人もいないので、帰ってしまうことにしたのだった。寒い。寒すぎる。

 帰りのあまりの早さに、復路のロープウェイを担当する人がまだ付いておらず、お兄さんが文字通りとんできた(ジャンプしてた)。

ロープウェイから見る、たぶん本命のエリアっぽい場所。
恋人とハンモックで星空でも見るってか‼︎ ファッキンファッキン〜
海と山に挟まれた人口150万人都市。
都会であり、海があり、山があるって、レジャーも生活も最強なんじゃないか説、あります。
初日の出、見たいかもしれない。もちろん、一人では見たくない。

記念メダルについて

ラインナップ(2023年12月26日現在)

 記念メダルは、昔ながらの1種類である。

 以前ここを訪れたときは、今では廃盤となったデザインから現行デザインへと切り替わった直後のタイミングであったことをよく覚えている。前のデザインは、当時では珍しくツルピカな下地ではなく、現行のいわゆる”放電”と呼ばれる梨地でもなく、独特な光沢のない下地であった。それがツボだったので欲しかったのだが、記念メダルは諸行無常、グズグズしていたら新メダルへと刷新されてしまったのであった。

 そんなわけで現行メダルに関しては私の中で”欲しかったメダルが手に入れられなかった代替メダル”的な位置付けで長年接してきたためそのデザインの詳細をよく見ることが実はなかった。しかしよく見てみると”施設の要約”とでもいうような、この【布引ハーブ園】のすべてをこの一枚で語り尽くしているかのようなよく考えられたデザインで、私の中で途端に「ずっとそばにいたのに気づかなかった、一番大切なあなた……」的な1枚へとランクアップしたのであった。男とはかくも自分勝手な生き物なのである。

ロープウェイ、グラスハウス、ハーブ、そして山頂からの景色
こんなところですよ! ということを1枚で物語る

 金型メダル、ひいては昔ながらの観光地のメダルのよいところって、こういう点もあったんだなって感じた次第。その施設をギュッと圧縮したかのようなデザインにするというのは、観光地メダルの醍醐味なのかもしれない。一般ウケは悪くなるかもしれないが、自分はこういうデザインを追求してみたいね!

裏面の施設ロゴを撮り忘れたので、なぜだか無性に欲しくなるロープウェイ型お土産と共に

(過去記事)100万ドルの夜景

  私はいわゆる「地方都市」と呼ばれるところがあまり好きではなないのだが、神戸は割と好きである。地方都市の好きになれないところに「どこも同じ感」が挙げられるのだが、神戸は独自の路線を進んできたように感じる(個人的感想)。異人館があったり中華街があったり港があったり六甲山があったり、少し行けば有馬温泉があったりとジャンルの異なる観光スポットがぎゅっと詰まっている感じがあり、旅行者にとっては非常に楽しみやすい場所である。そんな神戸の街をロープウェイで見下ろしながら行くのが「布引ハーブ園」なわけだが、ロープウェイの乗車賃がべらぼうに高いので、そのことを理由に訪れるのを躊躇する者は多数いるだろう。というか、私も過去そうであった。「メダルがあるから行く」というメダラーの原動力ともいえる力があるからこそ花にも草にも興味がない私が行くのであって、その原動力がなければ、ロープウェイ料金のせいで敷居の高い場所となっている(敷居どころか建てられた場所が高いのだが)。というか、「ロープウェイ料金」としているのがいかんと思うのである。1400円の往復券が事実上のハーブ園への入園料なので、素直に「入園料」と銘打っておけば、「ついでにロープウェイにも乗れて神戸の街並みを見下ろせるなんて、お得ね!」となるような気がするのだが、いかに。そこを「片道900円、往復1400円」などと表記するから「うわ~、ロープウェイ乗るだけでこんなに高いのか……」と思わせてしまい、観光客の二の足を踏ませているのではなかろうか(片道切符ではどのみちハーブ園まではいけない)。

 そんなことを100万ドルの夜景を見下ろしながら思ったのであった。




2 件のコメント

  • 初めまして!
    昨日、一昨日と突発記念メダル集め旅をやっていまして、自分も昨日ハーブ園にも行ってましたw

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