兵庫県【野島断層保存館】 記念メダル

 ここ【野島断層保存館】は、阪神・淡路大震災の爪痕を保管するための場所であるので、ふざけたことは一切書けない場所である。だから書かない。断じてフリではない。

 阪神・淡路大震災が起きたのは、私が小6のときである。この年は、震災と地下鉄サリン事件と私の小学校の卒業式が重なったという、記憶に非常に深く刻まれた年であった。特に地下鉄サリン事件は小学校の卒業式と同日であり、卒業式を終えて家に帰ってきてテレビを付けたら、とんでもないことが起こっていた。

 阪神・淡路大震災では、「手抜き工事」が注目を浴びるきっかけともなった。ひしゃげた高速道路の支柱から、よくわからない大きな板が出て来た映像は有名である。板で埋めた分のコンクリートが節約できたのか何なのかよく分からないが、手抜き・欠陥工事を施された建物が無残に倒壊しているさまをまざまざと見せつけられ、「耐震」というものに注目がいくようになったきっかけの一つでもある。

 【野島断層保存館】には、地震によって半壊した家屋や、ズレて隆起した地層がそのままの形で保存してある。ズレた地層は非常に生々しく、地面がこんなことになったら「耐震」も何もないということを見せつけられているかのようであった。

 最後に震災とは関係のない話となるが、この場所は茶平工業HPの新着メダルコーナーに「新メダル発売」と明記されながら、それを見て訪れた記念メダラーが「売ってなかった」ということを掲示板に書き込んで小さな騒動になった場所である。どのような解決をしたのかは不明であるが、掲示板上で茶平工業側が「ご連絡ください」という書き込みをしていたので、何らかの救済措置があったものと思われる。新着メダルも結局はどのようなものであったのか不明のままである(「販売終了メダル」にある野島断層保存館の項目を鵜呑みにするならば、表面は【大鳴門橋記念館】の物と同一で、裏面はこの場所の物と同一の物ということになる)。

 この騒動を通して、私は「情報開示のリスク」というものを考えるようになった。茶平工業側としては、いわば親切心から販売場所リストを公開しているといえる(もちろんメダルが売れれば追加発注を請け負える可能性が増えるわけだが。しかし基本的には納入分の料金は既に受け取っているはずなので、その場所で売れるか売れないかは関係ないともいえる。少なくとも、売れなくても損はない)。しかもその情報は、直接販売しているわけではないので、取引先の都合で簡単に変更される可能性のある脆弱なものであるといえる。元々トラブルのリスクをかなり含んだ情報なのである(新着でなくても、リストに掲載されているのに売ってないとかも含まれる)。しかし、「新着メダル」として公開された情報をもとにさっそく買いに訪れたのに、売ってなかったとなれば、その怒りは同じ記念メダラーとして十分過ぎるほど理解できることである。私が同じ立場でも、100%、茶平工業に怒りを含んだ問い合わせをしたであろう。他人事だから「情報開示のリスク」なんてことが言えるのである。

 このこともあって、私のブログは「現在も販売中か否か」の情報には一切関与しない方針に決めたのである。これによって、他の記念メダラーにとって一番有益かつ欲しい情報には役立てないブログとなってしまった。だからこそ、リャド好きさんの「親子記念メダル収集のススメ」は非常に尊敬していて、長く愛されるHPである理由も理解できる。文字通り、人の役に立つHPだからである。

 それに引き換え、私のブログは、私自身が所有している記念メダルを把握するためのデータベースであるという意味合いが一番強い。いわばブログの王道「自己満」である。

 記念メダルを集めるのも自己満足なら、それを記すブログもまた自己満足――人の役に立たない男、それが私である。えへん。

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