↓38ミリメダル(デカメダル)
【新幹線博多開通記念 福岡大博覧会】は、1975年に文字通り東京ー博多間の新幹線開通を記念して開催された地方博覧会である。ややこしいのは、「福岡大博覧会」という名前の博覧会は二つあり、「新幹線〜」という冠が付かない「福岡大博覧会」は1966年に開催されたようで、記念メダルの有無は不明である(大阪万博前なので製造されていない可能性がかなり高い。ちなみに1966年は茶平工業が記念メダルの製造を始めた年である)。
70年代のことはネット上でもほとんど情報がないというのが相場であり、この【福岡博】も御多分にもれないのだが、個人のブログで当時のことを振り返っている方がいた。
その記述によると、高速道路や船舶といった交通系のパビリオンが多数建てられたようで、現代からしたら今ひとつパンチの薄い地方博だったっぽい。が、当時からしたら、岡山県までしか駅のなかった新幹線がついに九州へ! という熱気があったのだろう。近年でも、鹿児島まで伸びた九州新幹線が盛り上がりを見せていた。
といってもまあ、九州および九州に割と近い地域では盛り上がりを見せていた(だろう)が、私の住む地域では「鹿児島まで新幹線で行くか?」というそもそも論が出たくらいのLCC全盛期のこの時代である。インフラの発展には目覚しいものがある。同じことが北海道新幹線にもいえて、「そもそも北海道に新幹線で行くか?」と言ったのは、家族を北海道に残し、東京で単身赴任をしている知り合いである。この人は「LCCの方が安いし早いので、北海道から愛人を呼ぶときもLCCのチケットを送っている」と言っていた(サラッとゲス発言)。確かにLCCは今までの「飛行機代」の概念を覆すほど安い。もはや安すぎるといっても過言ではない。安すぎることは、良いことばかりを生むわけではないので、その辺少し心配ではある。
ついこの間、実家まで新幹線で帰ることがあり久しぶりに新幹線に乗ったのだが、超快適であった。私は普段電車通勤なのだが、その快適さは私鉄電車とは比べるまでもないくらいである。私は鉄道には全く、全然、これっぽっちも興味はないが、新幹線に乗ること自体はまあまあくらいに好きなようである。車内販売も無意味に買ってしまう。チップスターを無駄に買ってしまう。
そういう意味では新幹線にも頑張って欲しいが、私が鹿児島や北海道に行くなら、おそらくLCCを利用するだろう。正直新幹線の半額以下だもんね……
余談だが、【新幹線開業東京←→博多 初乗記念】という記念メダルもあり、関連がありそうなのだが、詳細不明である。誰か詳細をご存知でしたらぜひ一報を。
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