邪道【神戸ポートアイランド博覧会 ポートピア’81】 記念メダル

 【ポートピア’81】は、神戸市の人工島ポートピアアイランドで開催された地方博覧会である。80年代から90年代にかけての日本は「地方博ブーム」であり、毎年のように至るところで地方博覧会が催されていた。その火付け役となったのが、この【ポートピア’81】なのである。

 会場となった「ポートアイランド」は、神戸市が都市開発進める中で作った人工島であり、将来的な都市開発へと繋げることを見込んで【ポートピア’81】は計画された。結果として純益60億円という桁外れの成功を収めたため、「地方博の開催」→「跡地利用による都市開発」という一つの流れを作ることとなった。これがいわゆる「地方博ブーム」のキッカケなわけだが、二番煎じで同じように都市開発まで成功した地方博はもちろん少ない。一番顕著なのは幻となった「世界都市博覧会」で、東京の臨海副都心の開発をこの博覧会を起爆剤として進めようとしていた東京都にとっては、青島幸男の都知事当選によって公約通り開催中止となったことは、悪夢のような話であっただろう。実際に開催されていたら果たして【ポートピア’81】のような成功を収めていたのかは今となっては謎であるが、結果的には開催しなくても臨海副都心は発展した。いわゆる「お台場」という所である。それを考えれば、開催はしなくても良かったのかもしれない。あるいは、「開催中止」と話題となったからこそ臨海副都心の認知度が高まったという見方もある。記念メダラーとしては、「開催されていたらきっと記念メダルも発売されていただろうな〜」ということをみみっちいことを思うくらいであるが。ちなみに、中止による経済損失(主に建設関係の発注業者の金銭的損失と、その補填のための緊急融資)はいまだ完済されていないらしい。

 個人的な印象としては、青島幸男の都知事としての役割はこの「博覧会中止」のみで、しょっぱなに終わってしまった感がある。本人も都知事晩年は本当に嫌々やっていたことを隠そうともせず、任期を終えてからはテレビ等で「せいせいした」と言って憚らなかった。都知事なんていう器ではなかったが、世論が公約の実現のみを期待して押し上げてしまったかわいそうな人である。自分から立候補したんだけども。

 話がだいぶそれたが、地方が「博覧会」の開催を計画するのは、そこに都市開発への思い、もっと小規模な表現でいえば「町おこし」への思いが込められているからである。「地域活性化」と表しても良い。しかし、博覧会ブームが町おこしに繋がった地域は本当にごくわずかであり、神戸の【ポートピア’81】からのポートアイランド地区の発展並に都市開発が進んだのは、せいぜい【愛知万博】からの長久手地区くらいなものである。【愛知万博】は地方博ではないけど。しかも、だいぶ及ばないとは思うが。イベント単体で見れば十分な収益を上げている地方博も少なくないが、開催後に残されたのは跡地に作られた「記念公園」だけだというのも珍しくない。

 「地方博」という一つの文化は、バブルが終わり、また情報化社会の到来により、その役目を終えてしまったかのようである。しかし今こそもう一度、新たな意義を見出した「地方博」の開催を熱望する次第である。「新たな意義」ってのが自分で言っておいて全く思い浮かばないけど。そして、単に記念メダルが欲しいだけだというね。。。

 私にとっての「ポートピア」は、「ポートピア連続殺人事件」である。むしろ、それ以外にない。

 

 このゲームは、ビートたけしがラジオ番組で現在でいうところの実況中継プレイをしていたところ、開始早々に「このヤスって奴がなんじゃね?」とネタバレをしてしまったことから、ネタバレすること=「犯人はヤス」というスラングを生み出した名作として有名である。ヤスは殺人事件をプレイヤーと一緒に捜査する相棒なのだが、そのヤスが犯人なのである。私の家では家族みんな(父以外)でプレーした思い出深い一作で、家族で集まるといまだにこのゲームの話題になることがある。ちなみにシナリオはドラクエで有名なあの堀井雄二である。シナリオどころか、プログラムもグラフィックも堀井雄二である。

 当時神奈川県に住んでいた私は、この「ポートピア」というのが何を意味するのか全くわからなかったのだが、記念メダルを集め始めて始めてその意味を理解した。「軽井沢殺人事件」「信州・上田殺人事件」と同じように「ポートピア連続殺人事件」であったわけである。まさか地名だとはね! 人生、何がどう繋がってゆくかわからないものであることよ〜

↓参考資料(メダルを購入したら当時の物が同封されてきたので)

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