山口きららバンドは君の心の中に
【山口きらら博】は、2001年に山口県で開催された地方博である。この年は、21世紀に突入ということで各地で地方博が開催されたらしい。しかも【山口きらら博】に関しては、同時期に北九州と福島とで別の地方博が開催されていて、3つの地方博が客を奪い合う事態となっていたようである。北九州と山口では、立地的にもモロに客を奪い合うことになる。しかしそれにへこたれることもなく、当時の山口県の人口よりも大幅に上回る集客があったそうで、何がどう転ぶかわからないものである。
このことから、地方博というのは一種の博打のようなものだと感じる。大都市開催の地方博が目も当てられないような大赤字になることもあれば、この地方博のように前評判を覆すような成功を収める場合もある。もちろん、実行委員会の見込みやイベント内容、PR展開の方法など、「主催者の実力」がものをいうと言ってしまえばそれまでだが、なかなか扱いが難しいイベントのような気がする。博覧会は大抵、閉幕後の施設利用までを含めて計画されることが多いので、その辺の目論見が足を引っ張ることもあるかもしれない。例えば、「閉幕後もこうして活用しよう! そうすれば一石二鳥!」という考えで金額的に身の丈に合わない見栄を張った建物を造ってしまう、公園利用を見込んで大規模な土地開発をしてしまう等々。その辺りは知る術がないが。
地方博の成功の秘訣とはなんなのだろうか。それを研究するのも面白いかもしれない。少なくても記念メダルは成功の可否には全く関係ないだろう。もし記念メダルが関係あるのなら、いってみれば茶平工業が成功の可否を握っていることになる。いや、握っているのか!?
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