この記念メダルは、「熊本総合車両所」というJR九州管轄の新幹線車両基地の見学ツアーに申し込み、かつそのツアー中に出題されるクイズに正解しないともらえないという非売品であるらしい。ツアー自体は無料であり、記念メダルもクイズの景品なので金銭的な費用は一切生じないものの、めちゃくちゃ入手難易度の高い一品である。しかも見学ツアーは平日のみの開催である。ムズ〜
こういった記念メダルは、鉄道マニアの方々と需要がかぶるので非常に入手しづらい。記念メダラーは不思議と基本的にはてっちゃんでない場合が多いので、このようなイベントに参加すること自体が腰が重いのである。私もご多分に漏れず電車には全く興味がなく、また九州地域のほとんどは未開の地であるので、わざわざ出向く機会も気力が作れず、自力での入手は非常に困難であった。
鉄道って、ほんとに興味ないのである。新幹線に乗ることや電車通勤自体は好きなのだが、それは「移動しながら本が読めるから」という一石二鳥感が好きなのであって、電車の造形や世界の車窓から見える景色が好きなわけではない。つまり見るのも乗るのも好きではない。極論を言えばただ単に本を読むのが好きなだけなのである。
だから、そういった方面での価値は見出せず、私などがこの記念メダルを手に入れること自体まさに「邪道」だと自分でも思えてならない。手に入れたけど。
こういったイベント限定かつ課題クリア型の記念メダルは実はかつてもあって、記念メダラー達の悩みのタネである。しかしだからこそ、自力で手に入れたあかつきには何物にも代えがたい所有感を満たしてくれる。それまでに費やした金と時間などすぐに吹っ飛ぶのである。
魔性の女と同じである。ああ、たぶらかされたいっ!(ひどい終わり方。)
コメントを残す