邪道【瀬戸大橋架橋記念博覧会 瀬戸大橋博’88】 記念メダル

瀬戸大橋博 記念メダル 金
瀬戸大橋博 記念メダル 銀
瀬戸大橋博 記念メダル カラー 銀 青

 瀬戸大橋の開通を記念して催された【瀬戸大橋架橋記念博覧会】である。この博覧会は同じ期間に岡山側と香川側で全く別個で開催され、香川側は黒字であったが、岡山側は7000万円の赤字であったらしい。絶対香川側の主催者はほくそ笑んだに違いない(ヤな考えな奴)。

 赤字の原因の一つには、「岡山会場からは瀬戸大橋が見えない」ということがあったらしい。それは確かにどうかしてるよと結果を知る者からしたら思うわけだが、それと同じような過ちを犯している記念メダルスポットが現存するような……と思いを巡らせて思い至ったのが、【東尋坊タワー】である。【東尋坊タワー】からは、東尋坊は見えない。チケット売り場のおばちゃんがチケットを購入する際に潔く教えてくれたことである。人はなぜ、これほどまでに単純な過ちを犯してしまうのだろうか。味噌汁だけど味噌が入ってないみたいな。

 似たような開催の仕方がされたのが、同年88年の【青函トンネル開通記念博覧会 青函博’88】である。こちらも函館側と青森側とで別個で開催され、青森側は黒字、函館側は赤字と青森側に軍配が上がった。どちらもニコニコで終わるというのは難しいようだ。まあ赤字になるかどうかは別として、二項対立になったら絶対「あっちには負けん」てなるよね〜。共に頑張ろうねというのが本当は一番良いはずなのだが。「囚人のジレンマ」的な〜。

 当時香川に住んでいて、香川側の博覧会に遠足で参加したという同僚がいる。香川ではやはり当時「本州と繋がった!」と大盛り上がりであったらしい。しかし同時に、通行料金のあまりの高さに「本州はやはり遠い」と庶民である身を嘆いたらしい。たしかに高い。現在ではETC利用であれば約半額で通行できるようになったが、それでもやはり高い。観光客が通行する分には割り切れるが、日常利用にはあまり向かない料金である。

 橋の途中には与島PAがあり、なかなか賑わっている。アクアラインでいう【海ほたる】のようなものである。ここを一つの目的地として訪れる人もいる。私はここで車中泊をしたことがあるが、朝日に浮かぶ瀬戸大橋はなかなか壮大で、よい景色であった。朝ごはんはもちろん讃岐うどんである。釜玉うどんが超うまかったが、香川の人に言わせれば釜玉うどんは邪道であるらしい。そんなん知らんし。

 88年は何かと地方博の開催が重なった年である。他にも10個以上の地方博が開催されていて、「常にどこかで地方博」という状態であったに違いない。恐らく景気が良かったのだろう。バブル経済真っ只中で、地方博の歴史にとって「花の88年」とも呼ぶべき年である。好景気に沸く日本というのを、社会人となった今こそぜひ見てみたいものである。金にものを言わせて〜(ダメな奴の言葉)。

記念メダルについて

 同じデザイン(金型)でありながら、実は結構多彩なメダルが存在する。金・銀はもちろん、【瀬戸大橋博】のロゴマークの部分が着色されているメダルも存在する(青を所有。未所有だが赤ver.も存在する。もしかしたら金メダルで着色されているものもあるかもしれない)。

 さらには、当ブログで「似て非なるもの」と銘打っている非茶平工業製の刻印メダルも存在する。

こちらはなんと手塚プロダクションの許諾印が!

 こちらのメダルは詳しくないのだが、刻印可能であったことは確認済みである。どこが製造していたんでしょうね? 詳しい方がいたら、ぜひご一報を。

 こちらの様式のメダルも何故だかなんとなぁ〜くで枚数が集まってきたので、そうなってくるとなんとなぁ〜くではあるが集め出してしまう悲しき収集癖という不治の病。

もしもう少し枚数を増やすことができたら、そのうち【特集ページ】でも書こうかしら。記念メダラー達にはたぶんウケが悪いと思うのだが〜




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