東京都【歌舞伎座 はなみち】 記念メダル

【販売場所】
@ショップ「はなみち」前
備考:東銀座駅直通すぎて、突然販売機が現れて面食らう。※販売終了

真夜中にかぶいてみる

東京のど真ん中・銀座にて、夜中にクマのぬいぐるみを片手に記念撮影をする30代半ばのおっさんが一人

 【歌舞伎座 はなみち】は、銀座にある「歌舞伎座」の地下2階にあるグッズショップ&購買である。私のように地下鉄「東銀座駅」で下車して歌舞伎座を目指すと、駅から直通のため歌舞伎座にたどり着く前に出会うこととなる。いやまじでキオスクかと思ったね!

お店の目の前はこんな感じ

 ここに到着したのはこの日の東京巡りのラストだったので、恐らく20時近くであったと思われる。歌舞伎座自体はとっくに閉まっていたが、「はなみち」は夜遅くまでやっているので、東京近郊にお住いの方は仕事帰りに手に入れることも余裕である。記念メダル収集は関東圏が何かと有利なのである。

歌舞伎と初音ミクがコラボしたことよりも、初音ミクがこれほどまでに息の長いコンテンツになっていることに驚くおじさん。右は「中村獅童」とあるので、2枚目のメダル(鳥居前 狐忠信)も中村獅童モチーフなのか?
夜の歌舞伎座は素敵でした。夜中にクマ持っているおっさんがいる光景も一周回って素敵かもしれない
お茶漬けもかぶく夜
よくわからないけれど神様がおりました

 というように、特に書くことのない場所でございました。いえ、「はなみち」しか利用していないのでこういうことになるのです。本来であれば歌舞伎を鑑賞して、その思い出として記念メダルを購入するのが正しい在り方であると思われます。記念なのだから〜

 常々疑問に思っていることとして、「人はいくつになったら歌舞伎や能楽に興味をもつようになるのだろう」というのがある。歌舞伎を観に来る人はお年を召した方が多いという印象であり、20代の若者で「私、無類の歌舞伎好きなの! 推しメンは中村獅童!」(誰?)という人は私は見たことがない。

 しかし、歌舞伎が好きなお年を召した方々にもうら若き青春時代があったわけで。勝手な予想だが、アオハルを満喫していたときは現在歌舞伎好きな方達であっても、当時はきっと歌舞伎よりも好きなあの人のうなじに目がいっていたと思うのである(変態目線)。

 一体何キッカケで歌舞伎が好きになったのだろうか。

 何歳からそのスイッチは入るのか?

 私には残念ながらそのスイッチはまだ入っていないのだが、いつかポチッと入る日が来て、改めてこの場所を訪れる日が来るのだろうか。市川海老蔵を見に来る日が——

記念メダルについて

メダル販売機もかぶいてます

 この場所のメダルは、バンダイナムコの子会社「株式会社プレックス」が卸しているらしい。聞いたことのないパターンですな! これからは「ご当地の商品のひとつとして記念メダルも拡大を目指します」とのことなので、期待大である。歌舞伎ってご当地ものなの? と思わなくもないのだが。

 それにつけても、HPでは「歌舞伎」がキャラクターの一つとしてカテゴライズされているのが「時代だな〜」である。海老蔵ももはや「中の人」なのか?

 このメダルが登場した当初にツイッター上で話題となったのが、「対象年齢15歳以上」という注意書きである。

衝撃の事実

小・中学生なんてお呼びでない

 記念メダルは、洗練された紳士淑女がたしなむ大人の遊びなのである。義務教育期間が終了してから手に取っていただきたい。

 15歳以上で欲しがる様子を見せると、女子から「そんなの何に使うの?」「買ってどうするの?」と言われるけどな!

 考えてみれば、記念メダルの適正年齢っていったいいくつなんですかね? 金銭面で考えれば確かにメダル一枚はタピオカジュース一杯分くらいはするので、女子高生・女子大生くらいからが確かに適正年齢なのかもしれない(なぜ女子で考える?)。「収集する」なんてのは、みなさんご存知の通り完全に大人の遊びである。販売機にあるラインナップ全て購入したら施設の入場料より高くなるなんてザラですからな。

 もしかしたら、誰もが言いづらかった「対象年齢15歳以上」という真実を、このメダルが勇気を出して告げてくれたのかもしれない。なんたって歌舞伎者達ですから……

 ここの販売機は、記念メダラーに嬉しい配慮がなされていた。

メダルを保護するクッションもかぶいてます

 布を敷いて、メダルへのダメージを軽減してくれているのである。こういった細かい配慮ができるかどうかが、仕事ができるかどうかを左右するよね〜(もちろんできないタイプが私です)。

 しかも最近?の販売機は落下の勢いそのままに場外へ放り出されることもあるので、その衝撃吸収という意味でも素晴らしい配慮である。布もなんとなく歌舞伎っぽい柄で統一感があるし(歌舞伎っぽい柄って何?)

 図柄としては、やはり1枚目の「隈取」デザインが、金型から製作しているタイプとあってか記念メダラーの間では好評であると思われる。私も面白いアイデアのデザインだなと思ってかなりお気に入りなのだが、一般人の需要としてはどうなんですかね? やはりプリントタイプにいくのだろうか。

 ここでのメダルの売り上げが「株式会社プレックス」のメダル販売へのやる気を左右すると思うので、ぜひ中村獅童には頑張っていただきたいものである。なんなら終幕の際にでも一言「お帰りの際には記念メダルを〜」と言っていただければ、空前のメダルブームが歌舞伎座地下で巻き起こるのではなかろうか。営業担当の方はぜひ役者さん達を攻めてみてはどうだろうか(他人事だと思ってめちゃくちゃをいう典型的なネット民——私です)。

ラインナップ




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