邪道【円谷ジャングル】 記念メダル

円谷ジャングル記念メダル ウルトラマン
円谷ジャングル記念メダルドックダグ型

閉店したのではなく、移転したのです。そう、光の国に

 見出しのとおりである。【円谷ジャングル】とは、2012年に2度目の移転をして地球上から姿を消した円谷プロダクションが直営するオフィシャルショップである。1999年7の月にノストラダムスの大予言から地球を守るために(嘘)大阪府貝塚市の「コスタモール二色の浜」というショッピングセンターのテナントとして爆誕し、2006年に八尾市の「アリオ八尾」に移転、2012年11月に「M78星雲 光の国」へ移転した。これをもって地球上からは【円谷ジャングル】はなくなってしまったが、光の国では現在も元気に営業されていることだろう。ただこの営業は、いってみれば「自分が勤める会社で自分の顔写真入りグッズを売る」みたいなものなので、恐らく営業的にはかなり苦しんでいるのではなかろうか(野暮な指摘)。

記念メダルについて

 【円谷ジャングル】ではもちろん通常の31ミリメダルも売られていたのだが、今回は【記念メダルとは】という特集ページを書くにあたってどうしてもドッグタグ型の記念メダルが一枚必要になり、必要に迫られて手に入れた次第である。私は基本的には「小判型」と「ドックタグ型」は守備範囲外である。ウルトラマンにそれほど興味がない&当時はこれほどまでにメダル第一主義ではなかった関係で、後回しにしているうちにやがて「邪道な手段」でしか手にいれる術がなくなってしまったのだが、たとえ閉店前の【円谷ジャングル】に訪れていたとしても、先に述べた理由から恐らく購入は見合わせていたことだろう。そう考えると、どのみち止むを得ない出費であったと考えられる。

 ドッグタグ型メダルの最大の特徴はもちろんその形状であるのだが、それに負けず特徴的なのが「おもて面に刻印をする」という点である。掲載写真でいえば、ウルトラセブンの上下に位置する()みたいなところに刻印をするのである。資料掲載ができないのが残念だが、刻印機も専用のものを使用していたようである(小判型と同一?)。

こう言ってしまってはミもフタもないが、恐らくはやらなかったのであまり種類は見かけない。【円谷ジャングル】以外では、【あべのハルカス】で以前販売されていたくらいである(現在はもうない)。記念メダラーの間でも収集するか否かは分かれるところである。一番の問題は、「小判型」と同様、きっちりと収められる収納方法がない点である。コレクター的には「収納」という要素は非常に大きい。逆に言えば、専用収納アルバムが公式に発売され、小判型やドッグタグ型のメダルがきっちり収められるようになれば、需要は広がる可能性がある。まあ記念メダラーの数などたかが知れているだろうけど~。

 また、「小判型やドッグタグ型はそもそも『メダル』なのか?」という根源的な疑問もある。それらは小判でありドッグタグなのであって、「メダル」ではないという記念メダラー達の深層心理が働いているのかもしれない。食指が動かないのは、あの丸い形をした「メダル」が好きなのだという記念メダラーを記念メダラーたらしめる何かがあるのかもしれない。正直、私もあまり食指は動かない。わかりやすく言えば「ドッグタグ型のメダルのみ販売している場所にわざわざ行くか?」と問われれば、恐らくノーである。何かのついでで近くに来たら寄るかもしれないが、そもそも「欲しい」と思わないので、意欲がわかないのである。それを証拠に、私はスカイツリーソラマチにある小判型メダルはいまだ購入していない。あれだけ繰り返しスカイツリーには訪れているにも関わらず、である。

 【円谷ジャングル】では数種類のドッグタグ型メダルがあったようで、上記掲載の「ウルトラセブン」だけではなく、初代ウルトラマンのメダルを掲載されている方もいる。恐らく他にもまだあるのではないかと思うのだが、やはり記念メダラー達に不評なのか、ネット上では見つけられなかった。

 「資料的価値がある」という点で、個人的にはとても価値のある一枚となった。が、まあ一枚でいいやといえばいいやなのでもあった。

 




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