日本の魔境・トーキョーステーション
世の中が「東京駅100周年記念suica」の品不足→販売中止で沸き立つ2012年。我々記念メダラーの聖地である茶平工業HPのメダリアン掲示板上では、【東京駅100周年】記念メダルの発見報告に沸き立った(聖地と呼ぶにはよく荒れるが。いや、聖地だからこそ荒れるのか? エルサレムのように)。東京駅100周年というホットな話題であることもさることながら、注目されたのはその販売方法である。
いつものあの青い自動販売機ではなく、なんと「ガチャガチャ」で販売されたのである。
この時ほど、東京近郊に住んでいる記念メダラーが羨ましかったことはない(と国立科学博物館のイベントで記念メダルが販売されるたびに思っている)。東京駅も「キャラクターストリート」をはじめ言わずと知れた記念メダルスポットではあるが、「東京駅を題材とした記念メダル」というのは実はこれが初めてであり、かなり激アツであった。しかも「ガチャガチャ」で販売するなど、一周回って逆にオシャレというやつなのである。普通に考えれば茶平工業からあの青い自動販売機をリースする方がよほど特殊なのだが。
記念メダラーにとって大きな壁となるのは、「一般の方も買いたくなる」という記念メダルである。普段は見向きもされないハズの記念メダルが、なんと一般消費者にも受け入れられてしまうがあまり、一瞬でなくなるメダルというのが存在する。【東京駅100周年】の活況は、まさにそれに値するものなのであった。
そんなわけで、私が訪れた時には当然もうなかった。ガチャガチャもなかった。この目でそのガチャガチャを一目見たかった。片思いというのがこんなにも苦しいものだなんて、いくつになっても恋というのは人を苦しめ、そして喜ばすものであることよ(なんの話?)。
そんなわけで邪道な入手方法をしたわけであるが、実は【東京駅100周年】記念メダルは二種類あり、掲載した物は割とよく見かけるのだが、もう一枚をなかなかお目にかけることができない。私の心はいまだ半分しか満たされていないのである。
TOKYO STATION グルメ日記
私が私のために残す、東京駅における飲食記録。
恋とスパイス
唐突に本格カレーを食べたくなって、来店。
本格的なスパイシーカレーでした。「本格的な」というのが、私には合いませんでした。
美味しかったんだけども、味と値段と量が(私にとって)見合ってないという印象。まあ東京価格だといえばそれまでだが。
ただ、「私はカレーにスパイシーさよりも日本的なカレーの味を求めている」ということを教えてくれた恩師的な店となった。かもしれない。
いろり庵 きらく
いわゆる「立ち食いそば」。
至って普通の立ち食いそばで、そのクオリティのそばを無性に求めているときに食べたので最高に美味しかった。食事とは体調とタイミングである。
全長600mの旅路を歩かされることで有名な”京葉線乗り換え”の道のりの途中にお店がある。京葉線といえば千葉にある夢の国へと繋がる路線だ。夢の国から帰還した若者たちが、かの国の物価の高さから現実世界の価格へと連れ戻してくれる優しいお値段で心とお腹を満たしてくれる——そんな優しさに溢れたお店である。
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