邪道【岡崎市政70周年記念博覧会 葵博岡崎’87】 記念メダル





【岡崎市政70周年記念博覧会】とは、愛知県岡崎市の市政70周年を記念して催された地方博覧会である(なんの意味もない説明)。
何の意味もない説明をしたのは、ネット上にはほとんど記録が残っていないからである。90年台近くの地方博覧会で、ここまで記録に残っていないのはかなり珍しい。この博覧会のプロデューサーはなんと天下の「手塚治虫」で、漫画・アニメ界の巨匠のもと、70年後の岡崎市を描いた「2056年 未来都市OKAZAKI」という短編アニメーションが制作されたらしい(市政70年周年に合わせたものと思われる)。ぜひ観てみたいのだが、YouTubeには残念ながらなかった。この博覧会のテレビCMの動画が1本あるのみである。

ちなみに、記念メダルにも描かれているマスコットキャラの「ピーコ」をデザインしたのも手塚治虫である。「オカザえもん」よりもよっぽどネームバリューのある作者が描いたのだが、30年後の岡崎市民は「オカザえもん」を選んだ。今では原付のナンバーにも描かれているオカザえもんである。岡崎市では今もってブイブイ言わせているようである。しかし、あと40年後には再び「ピーコ」が返り咲くかもしれない(適当なもの言い)。
2ch(今でいう5ch)のスレッドも全く盛り上がっておらず、ちょっと絶望的なまでに詳細がわからない。その日の機嫌で約束していたことを簡単に反故にする女心くらいわからない(←個人的なトラウマを一般化した悪い例)。
唯一どの情報源にも載っていたのは、やはり地方博名物「リニアモーターカー HSST」である。リニアモーターカーといえば地方博、地方博といえばリニアモーターカーというくらい、リニアモーターカーは「未来の象徴」であった。なんとこれが実際に運行されたらしいので、なかなかの気合の入れようであったことがうかがえる。もちろん距離としては200m程度という短いものであったが、地方博のアトラクションとしては十分だったといえる。もちろん現在ではそのようなものに乗るくらいなら同じく愛知県にある【リニモ】に乗った方が話が早いわけだが、当時まだ夢の乗り物だったリニアモーターカーに実際に乗るというのはなかなかの体験であっただろう。まあ【リニモ】に初めて乗った時に特に何も感動しなかった私のような人間を除けばだが。別に普通の地下鉄と変わらんな〜としか思わないつまらない人間です、はい。ちなみにこのときのリニアモーターカーは「岡崎市南公園」で今でも展示されている。
また、「日光東照宮10分の1スケールの模型」という謎の展示物を収めたパビリオンも存在したらしい。この日光東照宮の模型は、ただの模型ではなく、40人の宮大工が15年の歳月をかけて造り上げたというディアゴスティーニも真っ青な超精巧な芸術作品なのである。私の職場の上司が「週刊GT−R」みたいな名前のディアゴスティーニ作品を2年以上・10万円以上かけて造り上げていることをついこの前の上司との面談で聞き感心したばかりなのだが、あっという間にその話が色あせてしまった。ちなみにこの模型は、恐らく現在では「日光だいや川公園」にある「だいや体験館」に常設展示されているものなのではないかと思われる。一度見てみたいと思いつつ、記念メダルがないなら恐らく行かないだろうという記念メダラーのSA・GA。
この博覧会のメイン会場であった岡崎公園(【岡崎城】【三河武士のやかた家康館】のある公園)、第2会場であった【おかざき世界子ども博物館】は、現在でも記念メダル販売場所である。また、【イオンモール岡崎カプコンチャレンジパーク】にも記念メダルがあるなど、実は岡崎市は記念メダルと縁の深い地であるといえる。
この記念メダルは、その深い縁の始まりの記念メダルであるのかもしれない(テキトー)。




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