【宇宙博2014】は、2014年に千葉の幕張メッセで開催されたイベントである。NASAとJAXAが全面協力したイベントで、初公開の秘蔵物が多数出展されたらしい。
が、私の中では、NASAといえば「ほんとに月に行ったのか」で、JAXAといえば『秒速5センチメートル』である。
前者の「ほんとに月に行ったのか」問題は、いまさら語るまでもなく、有名な陰謀論である。「空気がないはずの月面で星条旗が揺れているのはなぜか?」といった不自然とされる映像を根拠に、月面での映像はスタジオで撮影したものなのではないかといういわゆるトンデモ話である。この陰謀論が書かれた本が話題になったときのことはよく覚えていて、その論を唱えるドヤ顔のアメリカ人と、すっかりお年を召した宇宙飛行士の方々が何度もテレビに出ていた。絶対金儲けが目的だろと当時誰もが思ったはずなのだが、この陰謀論は意外や意外に息が長く、これだけ広まると「もしかして本当に行ってないんじゃ……」と思い始めてしまうから不思議である。
まあもちろん、真相は私のような凡人レベルには知る由もないのだが、とりあえず月面で星条旗が空気がないのに揺れていたのは、むしろ空気がないからこそだということはわかる。空気がないからこそ、星条旗を突き刺したのときの振動でずっと揺れていたわけである。と、理科の先生が言っていた。理科(化学)の内容は全く覚えていないが、その話は覚えているというありがちな話。あと、「0度の水と0度の氷とではどっちが冷たいか?」という問いで指名されたとき、非常に素直に「氷」と自分の思うとおりを答えたら、「同じに決まってんだろ」と半ギレ気味に言われたことを覚えている。バカですみませんと思うと同時に、なぜそんな質問をされなければならなかったのか、今となっては全く思い出せない。儚きは人の記憶かな。
またよく言われるのが、「1960年代に月に行けたというなら、なぜ今は行かないのか?」ということである。これはYouTubeでも動画が挙げられているくらいだから有名な話かもしれないが、答えとしては「金がないから」というのが一般的な答えである。よくたとえ話で用いられるのが「400年前に大阪城が建てられたからといって、現在でも建てられるわけではない」というような話である。技術的には可能でも、それだけの金をかけるメリットがないということである。名古屋城は木造でもう一度建てようとしているが、バリアフリーが問題となってなかなか計画が進まない。時代が進めば、金の問題だけではなく、はらむ問題も多様化するのである。
ま、真相はわからないけどね〜
JAXAの『秒速5センチメートル』は、今をときめく新海誠監督のアニメ映画である。舞台を種子島としており、ロケット発射場などが劇中で描写されている。新海誠作品は情景描写が非常に詳細かつ忠実で、思わずその場所に行ってみたくなる。いわゆる「聖地巡礼」というやつが『君の名は』で狂ったように巻き起こったのも頷ける。
ま、どこも行ったことないけどね〜
そんなわけで【宇宙博2014】とはほとんど関係のないことをつらつらと書いてきたが、すでに終了済みとはいえまだ新しいイベントなので、ネットにいくらでも情報がある。気になる人は検索だ! 私、いまいち興味ないのよね〜こういうイベント。宇宙服とか見ても全然感動しなかったし。あっ、でも【コスモアイル羽咋】は面白かったかな! 頑張り感が!
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