邪道【コミュニケーションカーニバル 夢工場’87】 記念メダル

 【コミュニケーションカーニバル 夢工場’87】は、1987年7月から8月にかけて、フジテレビでおなじみのフジサンケイグループが主催したイベントである。当時ブームであった地方博覧会を模したイベントで、また東京と大阪で同時に開催するという珍しいスタイルをとっているというエンターテイメント企業が博覧会をやるとこんなにも違うということを地方自治体に見せつけるかのようなイベントであった(個人的主観)。当時『ひらけ! ポンキッキー』を毎日欠かさず見ていた私は、うっすらとではあるがこのイベントの記憶がある。ような気がする。特にシルバーメダルに描かれるお面のようなシンボルにはどことなく見覚えがある。

 また何より、このイベントと任天堂がタイアップする形で発売された『夢工場 ドキドキパニック』というディスクシステムのゲームは、幼少期にめちゃくちゃやり込んだとても思い出深い作品なので、今回このイベントについて調べたとき、記念メダルに描かれている少年が「おい、やっと思い出したか?」と語りかけてくるかのようであった。この記念メダルを購入したとき、あぐらをかいてマハラジャのような笑みを浮かべる少年にどこか見覚えがあると思っていたのだが、そういうことだったのかと一人感動した次第である。この文章を読んでいる9割9分の人に全く伝わらないであろうが、この感動は宝くじで5000円くらい当たったときに匹敵する大きさである(具体的すぎて微妙なたとえ)。いやー、まさかあのときあんなにもやり込んだゲームと、このような形で再会することになるとは夢にも思わなかった。夢工場だけに( ´∀`)ウザい

 

↓どれくらいやり込んだかというと「選べるキャラクターの中ではお姉さんがジャンプの滞空時間が長いので一番初心者向きだ!」と言えちゃうくらいである。お父さんはカブを抜くのが一番早い、とか。ああ懐かしい。あの頃はまだどんな夢でも叶う可能性に満ちていたな〜それなのに……。私の夢工場はすっかり倒産して廃業さ!(ウザい)

 

↓ちなみに全く同じ内容でキャラクターだけ売れるように改変したのが『スーパーマリオUSA』である(ミもフタもない言い方)

 

↓当時の様子を収めた動画がYouTubeにいくつかあったのだが、あまり面白くなかったので、当時のCMをば。

やはりメディアが「博覧会」をやると、華やかである。地方自治体主導で公務員がいくら頑張って頭をひねったところでこうはならないだろう(まあイベントプロデューサーは外注が多いだろうが)。今まで散々「地方博」というものを調べてきた人間としては、格の違いを見せつけられるようである。もちろん、地方博とメディアのイベントでは根本的な性質が違うと言われればそれまでだが、だからといって「やれるけれどあえてやらない」というわけではないと思うんだよね〜。人を楽しませるという点では、メディアに一日の長がある。

 このイベントが、後の「お台場冒険王」や「お台場合衆国」といった毎年お台場で開かれているイベントに繋がっていったというのは想像に難くない(このイベントは晴海で開かれた)。

 各パビリオンも、地方博では未来をイメージさせる展示内容で見た者に「すげー」ということを思わせるようなものをウリにすることが多いが、【夢工場】では『ゲゲゲの鬼太郎』や『はれときどきぶた』といったメディアコンテンツを使って客を楽しませる方向性であったようである。この辺がメディアの強さであり、現在お台場で夏に開かれているイベントの走りでもある。

 小さい頃、こういうイベントに行くような家庭であったなら、もっと豊かな人生を送っていたのではないかと感じる。記念メダルと出会ったことでこのようなイベントに出向くことが増え、「経験」とは代え難き財産であるなぁとつくづく思うのである。つわものどもが、夢の跡ーーである(特に意味なし!)




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