愛知県【博物館 明治村】 記念メダル

 愛知・岐阜の二県にまたがり、【明治村】【大正村】【昭和村】と各時代の村が存在し、そのいずれの村でも記念メダルが販売されている。なので、平成30年を期に平成が終われば、三重県あたりにきっと「平成村」が作られ記念メダルも販売されるだろうと踏んでいるのだが、如何に。

 ここ【明治村】はSL列車が運行されるくらいの広大な敷地を誇り、デートで訪れてヒールを履いていたら激しく後悔するだろう施設である。ただ、白いワンピースに麦わら帽子でヒールサンダルの女性が絵になるような場所ではある。←何この変な明治のイメージ。

 この施設で印象に残っているのは「電気ブラン」である。電気ブランとは明治時代に作られた酒の名前で、当時流行したブランデーベースのカクテルである。ウィキペディアによると、電気ブランの「電気」は、明治時代は電気が珍しかったので、最新のものに「電気……」と冠することが流行っていたことから付けられたらしい。今でいえばやたらと小文字の「i」を先頭に付けるようなものかしらね~。iPS細胞とか。

 なぜ電気ブランに感銘を受けたかというと、それは森見登美彦著『夜は短し歩けよ乙女』という小説に「偽電気ブラン」という酒が出てくるからである。

 電気ブランは非常にアルコール度数の高い酒で、ヒロインの女が正体不明のおっさんと偽電気ブランをどちらかが潰れるまで飲むみたいな対決をする際に登場した。ただこれを読んだとき私はこの酒の変な名前も相まってどんなものなのかうまくイメージできず、というかはっきり言って想像上の飲み物だと思っていたので、ここに売られているのを知って「本当にあったんだ!?」とびっくりしたのである。
 といっても実は私が実際に飲んだわけではなく、私が一人で訪れた後になって、私の最愛の人だった人から「明治村には電気ブランがあるんだよ~」と教えられ、「えっ!? そうなの? 飲んでみたーい。いつか一緒に行こうね!」と言って行かなかったパータンな奴である。というかそもそも『夜は短し歩けよ乙女』自体その最愛の人だった人から借りて読んだ本であるので、その時の感動もひとしお、今現在の心は悲しみでしおしおというオチなのだが。うまいこと言った風なオチがまた悲しい。
 もしまた訪れることがあれば、ぜひ飲んでみたいものである。森見登美彦は好きな作家の一人であるし。決して強がりではない。という強がった台詞。

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