邪道【神戸ルミナリエ1999】 記念メダル

イルミネーションブームの始祖

 昨今ではLEDが圧倒的なまでに世に普及したことにより、冬にイルミネーションイベントを開催する施設はごまんと誕生した(LEDは電気代が安いし、管理がしやすい)。しかしこの【神戸ルミナリエ】はLEDが世に普及する前から、圧倒的な電飾量のイルミネーションイベントとして日本において名を馳せていた。いま考えると、これをすべて電球でやっていたなんてとても信じられないよね! めちゃくちゃ金掛かってる(ロマン台無し発言)。

 その歴史は1995年、つまり「阪神・淡路大震災」の鎮魂と追悼、そして神戸の街の復興を願うイベントとしてスタートした。当時はこうしたイベントはあまりなかったおかげか、神戸のクリスマス商戦に大きな影響を与えるほどの巨大なイベントとなったそうだが、昨今ではどこにいってもイルミネーションは目にできるので、経済的にはかなり苦戦しているらしい。「なばなの里」のせいか⁉︎

 記念メダルが販売されれば、記念メダラー達はお伺いしまっせ〜( ✌︎’ω’)✌︎

 ちなみに私もイルミネーションは好きな方だが、もはや若い頃のようなトキメキはないだろう(見に行ってないので知らないが)。それというのも、ただ単に「歳をとったから」ということ以上に思うことがあるからである。イルミネーションとは少し違うが、「夜景」に関して実体験から肌感覚で確信したことがある。それは、

恋人と見る夜景よりも、恋人になりたい人と見る夜景の方が綺麗である

 という厳然たる事実である。夜景もイルミネーションも規模とか雰囲気とかいろいろ売れ筋要素があると思うのだが、個人レベルのミクロな視点で見れば、結局は「どこに行くかよりも、誰と行くか」が最重要要素であるということである。誤解のないようにフォローしておくが、恋人と見る夜景もイルミネーションももちろん美しい。ただ、「恋人になりたい人」と見るそれが、特別かつ格別であるということだけである。

 実際問題として、お付き合いを始める前に夜景やイルミネーションを見に行くことは結構難しい。どう考えても、「その気」があることが伺い知れるからである。逆に言えば、恋人でもないのにその誘いにOKが出るならば、もう答えはほぼ見えていると言えよう。OKしたのにそれとこれとは話は別ということも稀にはあるだろうが、それはなかなか阿漕な話であるといえる(その日のうちにホテルやら自宅やら行くのもOKという話ではないですよ!)。その気になって帰り際に告白して玉砕してしまったとしても、それは決して君のせいではない。光り輝く街並みが悪いのである(なんじゃそりゃ)。

 ちなみに私は高校生のとき、事前に私の方から告白をしていて、その答えを言うということで花火大会に誘われてまで断られたことがある。今考えるとこれはなかなか厳しいシチュエーションだったように我がことながら思うのである。花火が始まるちょうど数分前に答えを聞かされたので、その後の花火はもちろん無言であった。光り輝き、そして散りゆく花火は私の恋を象徴していたのだろうかといまでは鉄板ネタとしているのだが(人はたくましく生きていかねばならぬ)、当然そのときはそんなことを考える余裕もなくぼーっと花火を見上げていた。打ち上げ花火は横から見ようが下から見ようが、若き恋と同じように散りゆくものであることよ。

 このように、「イルミネーションに誘ってOKだったから大丈夫」どころか「誘われたから大丈夫」さえ保証されるものではないのだが、まあ実際はおおむね大丈夫であることだろう。だから若者はぜひ一度、恋人となる直前くらい——「お互いが片想い」というごく短期間しか味わえないこの上なく甘酸っぱく楽しい関係のときに、一度夜景やイルミネーションに訪れてみることをおすすめする。恐らくその感動は、ある意味ではその後の満たされた関係においてはもう決して味わい得ないものとなるだろう。

記念メダルが特集されたあの日

 一見すると茶平工業製なのかどうか微妙なキーホルダー一体型タイプのメダルであるが、茶平工業製であることがわかっている。なぜなら、茶平工業を特集した以下のWebページに掲載されているからである。

https://www.sankei.com/west/news/170106/wst1701060024-n1.html

 この記事の写真右上に、ピンバッジとセット売りで包装された物が写り込んでいるのがおわかりいただけるだろう。このピンバッジがどこ製の物かは不明であるが、とりあえずキーホルダーは茶平製であることがわかる。

 それにしてもこの写真は、いろいろな示唆に富んでいる。たとえば

①製造しているメダルの大きさは実は26ミリ、31ミリ、38ミリの3種類ではない
②茶平っぽくない物も結構製造している

 など。①に関しては、たとえば右下のメダル(31ミリメダルが一枚のっているメダル)は明らかにかなり大きい。恐らく皇室系、それも図柄的に天皇関係のメダルだと思われる。

こんなんとか
こんなんとかな感じ?

 上記の2枚はいずれも38ミリ(デカメダル)であるので、掲載された写真の物とは異なることになる。うーん、気になるぜ!

 他にも明らかに大きさの異なるものがあったり、小判型でも既存のものよりえらく薄いものがあったり、分厚いキーホルダーのようなものがあったりと、茶平マニアにとっていろいろな示唆に富んだ一枚の写真であるといえる。この辺のことを直接訊いてみたいものである。

記念メダルについて

 説明するまでもなく、キーホールダー一体型タイプなので需要はかなり少ないと思われる。この辺は各記念メダラーとしての収集における主義が現れるところですな! 私は見つけたら積極的に購入する方針であるが、刻印をしない主義の方でも刻印できないタイプを嫌がる記念メダラーは多い(ように感じる)。その理由の一つに「収納」の問題が決して小さいことではなくあると思われるのだが、私が使用しているコインアルバムなら、一応収納可能である。

収め方にちょっとコツが必要です。女性の怒りは収められなくてもメダルは収まります。

 キーホルダー一体型タイプは、この【神戸ルミナリエ1999】メダルは違うが、「刻印面があるのに刻印できない」という何ともイケズな仕様がなんとなく好きである。

 大きさは31ミリ通常メダルと同じである。ただ裏面の図柄がかなり茶平っぽくないので、もしルミナリエに参加してこのキーホルダーを目にしていたとしても、絶対に茶平製とは気がつかなかったことだろう。特にピンバッジとセット売りだなんて、非茶平要素が満載すぎるよね……

 そういう時に頼みの綱なのが茶平工業公式HPのアナウンスだったわけだが、2019年7月現在、すっかり更新停止中である。その理由の考察については他の記事でいろいろと勝手に書いたので省略するが、いやーこのHPの存在って実は相当大きかったよね〜と失ってみて初めてわかる大切な存在みたいなことをこの歳になってもまだ味わうことになるとは。無理にお願いできるようなものではないので「信じて待つ」みたいなそれこそ乙女チックなことをするしかないわけだが、情報さえいただければなんなら私が代わりにHP運営代行いたしますよ〜と切に願う今日この頃。

 インターネットがなかった時代はそれこそ手探り、「観光したらたまたま見つけた」というスタイルにならざるを得なかったものが、茶平公式HPの登場により、ガラリと様相が変わった。しかし今は、そこまでとは言わないまでも少しずつその時代に戻りつつある。ネット上の有志達のおかげで新作メダルも数多くフォローできていてとてもありがたいことではあるが、それも全てをフォローできているのかどうかは、もはや記念メダラー達にはわからないのである。

 記念メダラー達の厳しい戦いは続いてゆく……




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