【特別展 深海】は2013年に、NHKが「史上初、生きたダイオウイカの撮影に成功した」のを記念して開かれた【国立科学博物館】の特別展である。
その4年後となる2017年に、再び催された【特別展 深海】。動員数もそこそこあり、60万人を達成したらしい。これがどれくらいすごいかというと、80年代初頭から90年代前半にブームとなった「地方博」――そこそこ採算が取れる動員数が大体このくらいである。というわかりづらいことこの上ないたとえ。ただ、「地方博」と記念メダルは切っても切り離せない関係であるので、記念メダル研究家としてはこのたとえ以外あげる気はないのである。
行政のお偉いさんと頭の良い方たちが総力を挙げて開催した一大イベントに匹敵するくらいの成果を上げた特別展だといえば、少しはその素晴らしさがわかるだろうか?
私はこの特別展にはついに足を運べなかったのだが、前回の2013年ver.には行った。そして、【国立科学博物館】の特別展に行く度に思うのだが、そこまでは面白くないという感想であった。【国立科学博物館】の常設展の方が3倍くらい面白かった。
そんな思いがあったので足が向かなかったこともある。私はちょっとした「特別展アレルギー」なのである。記念メダルに導かれていろいろな特別展を訪れてみたものの、面白いと感じたのは【庵野秀明館長 特撮博物館】くらいなものである。ただそれでも【国立科学博物館】は上述の通り常設展がとても面白く一日では回りきれないくらい広いので十分費用対効果があるのだが、【名古屋市科学館】だとそうはいかず、結果「めちゃくちゃ高い一枚」となる。まあ記念メダルの旅ではよくあることなのでほとんど気にしたことはないが。
調べてみると、【深海2017】では「ヌタウナギ」の展示があったらしく、これは見たかった! とちょっと思った。「ヌタウナギ」とは、気になる方はグーグル先生の画像検索で教えを請えばよいが、一言でいうなら「男子中学生が好きそう」な形をした生物である。ウナギの名を冠しているものの、その実ウナギではないらしい。見た目・形状から「ウナギ」と命名したらしいのだが、見た目・形状から命名するならば迷わずアレである。皮被ったアレ。
しかも「ストレスを受けると大量の粘液を出す習性」があるなんて、もはや男子中学生のアレそのものではないか!? そんなものを堂々と、大真面目に展示していたなんて、「真面目すぎて逆に面白い」を狙っているとしか思えない。
ちなみに似たような生物に「アトレトチョアナ・エイセルティ」という名前の蛇のような形をした両生類が存在する。レベルでいえば、こちらの方が上だ(何が?)
以上、最低な下ネタをお届けしました。
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