愛媛県【今治城】 記念メダル

 ここ【今治城】の最大の特徴は、お堀の水が「海水」であることであろう。そばに広がる海からお堀に直接水を引き込んでいるので、お堀に海の生物がたくさん生息している珍しい城なのである。お堀でフグやらボラやらが泳いでいる姿を見られるのはなかなか珍妙な光景なので、かなりおススメである。釣りが好きな私なので、やはりここで釣りがしてみたいという欲求がハンパなかったのだが、どんなことにも先駆者はいるようで、「釣り禁止」という看板が立てかけられていた。復元された城の中ではTOP3に入る、かなりロマン溢れる城である。

 が。

 私が訪れたときは、非常に閑散としていた。文字通り「人っ子一人いない」という状態で、雄大な姿に憂いを纏っていた。お堀を巡るようにジョギングコースの表示がなされているのだが、走っている者も皆無であった。「なにもそんなに嫌わなくてもいいのに……」というくらい人がいなかった。

 現在はどうなのか不明だが、私が訪れたときは城周辺の道路が土・日・祝日は駐車禁止解除となっており、目の前に駐車場があるものの、そこに停める車などももちろん皆無であった。商売っ気がないにもほどがあるのか、駐禁解除のことを知らずにうっかり駐車場を作ってしまったのか、トロい感じが行政色の色濃さを醸し出している。ちなみにこの土・日・祝日の駐禁解除は「名古屋城」周辺でも行われているので、がんばれば駐車場代をケチれる。しかしケチりたいがためにあまりにも入り口から遠くに停めると、女の子からは「疲れる」「ケチ」のダブルパンチ的なレッテルを貼られるので、そこら辺の見極めは大切である。特に30を過ぎたら「ケチ」は厳しく、とても挽回できない。「ケチ」が許されるのは、大学生までか、愛がある恋愛初期だけである。愛の薄い恋愛初期は当然三下り半を突き付けられる理由となる。またたとえ愛があっても、こなれた恋愛期に突入すると、その愛が冷めないまでも、大黒柱に滴り落ちる雨漏りの水滴のように、少しずつその愛を腐らせてゆくのである(何の話?)。

 正直、城の中のことは全く記憶がないのだが、このお堀だけでも見に来る価値のある城である。くどいようだが、お堀でフグが泳いでいる。ハゼみたいなのも見える。カニっぽいのもうごめいている。そこはもうパラダイスである。海釣り好きには見ているだけで楽しいお堀である。

 城の中とかはほんとどうでもいいのよ(覚えてないから強がっております)。

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