京都府【京都駅 薄桜鬼ショップ】 記念メダル

時の流れに美化された「新撰組」

 『薄桜鬼』という作品を私は全く知らない。まず『薄桜鬼』を何と読むのかもわからない(たぶん「はくおうき」?)。ただ一つ分かるのは、この作品が「新選組」をモチーフにした少女漫画(アニメ?)であることである。

 私が思うに、世の中は「新選組」というものを美化しすぎているきらいがあるように感じる。例えば新選組の力を世に知らしめた有名な「池田屋事件」は、「それほど有力な証拠はないけど、なんとなく怪しかった奴を、念のため捕らえて拷問したら、京都大火の計画をゲロった」という行き当たりばったりな情報収集の仕方でつかんだ計画阻止であった。「結果的に多くの京都市民の命を救った」といえば聞こえはよいが、重要なのは、このような情報収集の仕方が日常的に行われていたということである。たまたま大当たりを引いたが、それに至るまで冤罪でボコボコにされた市民が数多くいたことは想像に難くない。新選組のやり方は、どこぞのテロ組織と大差ないといっても過言ではないのである。新選組には「京都の秩序治安を守る」という大義名分があったことは重々承知しているが、それとても、どこぞのテロ組織だって同じことをいって同じようなことをしているわけである。

 もちろん歴史とは別物なのだから、このような二次創作を批判する気はさらさらない。戦国武将が美少年で描かれようと、それが歴史に興味をもつきっかけとなり、ひいては生誕の地などの観光スポットが繁盛することはとても良いことであるのは意見を待たない。

 ただ、歴史的な観点から新選組を是とする傾向はどうかなーと思うのである。まあ内戦状態で、革命軍を取り締まるとなればどんどん非人道的な方向に行くんだろうなぁとは思うのだが。自衛隊は、いうなればそのような治安状態の場所(南スーダン)に駆け付け警護しに行くのだと思うと、身内の方は気が気ではないだろう。国連スタッフが国の政府軍に襲われて、国連平和維持軍がなんだかんだという理由で助けに来てくれないような場所なのだから。

記念メダルについて

  いやー、自分がこんなおじさん的発言をする日が来るとは夢にも思わなかったが、それでも敢えて言わせてもらおう。「見分けがつかない」と——

  昔まだ父が存命だった頃、あの今井絵理子議員がかつて所属していた「SPEED」という4人組ユニットを見て、「これって、PUFFY?」と聞いてきたときには「人間こうなったら終わりだな」と思ったものだが、残念ながら私もどうやらそちら側の人間に足を突っ込んでしまったようだ。この記念メダルを購入したのは数年前のことであるが、図柄の見分けがつかず、店員さんに「全種類1枚ずつください」と匙を投げてしまったことを覚えている。店員さんは店員さんで怪しいおっさんが少女漫画で描かれた美青年剣士たちのグッズを大量購入していく姿に戸惑いを隠せていなかった。

 この記念メダルが売られていた「薄桜鬼ショップ 京都駅店」は2015年3月に閉店している。もともと短期決戦の計画で出店していたのかもしれないが、かつて一世を風靡し時の流れと共に今は全滅してしまったタレントショップのように、流行り廃りがあるテーマの店を一等地でずっと維持するのはなかなか厳しいと思われる。そんなことはつゆ知らず私が購入したのは恐らく2015年の3月なので、ギリギリセーフであった。

 アニメ系の記念メダルは記念メダラーたちのウケは良くないので、収集するか否かは判断の分かれるところである。




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