【販売場所】
@出口の直前
備考:順路通りに進むと最後までメダルが購入できないという記念メダラー殺しの配置だ! まずは出口に走って入手せよ! 展示は長いぞ!
ご時世柄
茨城県はオークコーポレーションの聖地である。
茶平工業製記念メダル界の雄、ナンバーワン代理店であるオークコーポレーション系の施設がここと【アクアワールド】との2カ所があり、どちらもメダルデザインが秀逸なことで有名である。もちろんオークの2大巨頭は【東京スカイツリー】と【東京タワー】である。しかし、全国的にはあまり有名ではない茨城の2施設と、茶平公式HPに唯一掲載されている【ひたち海浜公園】もまた全国的には結構地味な存在であるため茨城県自体が記念メダル的にはいまいちメジャーになれない都道府県である中、ここ【茨城県自然博物館】は「タマゴダケメダル」の存在で、記念メダラーたちの中では密かによく知られた存在となっている。タマゴダケメダルに関しては下記「記念メダルについて」の項参照。
さて、そんな経緯があるため、この場所に来るのは記念メダラーとして一つの念願であった。頭の中はタマゴダケでいっぱいである。
そのせいで、このご時世、記念メダル施設を巡るときには必ず考慮しなければならない重要事項を完全に失念していた。
入館予約である。
フォントを大きくしたのは、皆々様方におかれては、ゆめゆめ忘れないで欲しいからである。忘れると、それはそれは若者が抱く無謀な夢よりも大きな悲劇となる。
もちろん、訪問予定がこの施設一つだけであるならば何ら問題はない。ミュージアムに併設されたカフェでゆっくりとその時を待てば良い。しかしながら、他の施設の閉館時間を考慮した一分一秒を争う行動計画を立てているとき、人は予約を忘れていると絶望する。そう——人間とは、この世界で唯一「絶望」をすることができる生き物なのである。
絶望した。
いやー、現在の世の中の情勢では、訪問前に各施設の公式HPをきちんとチェックしておかないとあきません。このあたりの手際は、東京勢の方々だと【国立科学博物館】へ行くときには現在では入館予約が必須でしょうから、己への意識づけがきちんとなされていそうですな。
念の為断っておくが、私はこうした対応にまったく、全然、これっぽっちも不満を抱いていない。むしろ、入館制限せずに死ぬほど混んでいる中で人混みの隙間から展示物を覗くように見学していた時代の博物館見学にはもう戻れないとすら思っている。はっきりいって、コロナが収束してもこの入館予約制度は維持して欲しいとすら思っている。博物館側の売上は当然落ちるので渋ると思うけども。
遠征旅行のウキウキ感ですっかり舞い上がっていた私のうっかりミスでしかないので、もちろん入り口では申し訳なさそうに入館できないことを告げてくれる係員の方にむしろ謝罪をして一時退散し、その場でネットから予約をした。そうしたら1時間後の枠が奇跡的に1枠だけ空いていたので、1時間の修正で収まった。日頃から徳を積んできた成果が出たのか⁉︎(本当に徳の高い人は徳を積んでいるとは言わない説)
見学がしたいのか、メダルが欲しいのか
そんなわけで無事入館を果たしたのだが、とにかく急ぐ旅となってしまったので許されるならジョギングをして館内を回りたいところであった。が、もちろん許されないので歩いて見学した。あらゆる家族連れをごぼう抜きするスピード感で。
広大( ;∀;)
本当なら大変喜ばしいことなのに、メダルを巡る遠征となると途端に施設の充実度が自らの首を絞める要素に早変わりするのだから、この世界とはかくも難しきものかな。
私の願いとしては、早いところ全国の記念メダル施設を一度制覇してしまい、ブログ記事の充実も兼ねてゆっくりと2周目に臨みたいところである。しかしそれは、もはや老後の野望なのかもしれない。。。
広大(´;ω;`)
あらゆる人だかりをロナウジーニョのように華麗に交わしながら突き進むも、時間は無常に流れてゆく。もっとゆっくり味わいたい……
しかし、記念メダルがそれを許してはくれない。記念メダラーは、記念メダルを入手できなかったときに最大の後悔をする。ここを満喫することがその後の後悔につながるなんて、殺生な世の中だ(勝手に世の中のせいにする発言)。
そして、見学を急いだせいで見落としたのかなんなのか、出口を通る際、はたと思い出したのが——
タマゴダケ、なくね?∑(゚Д゚)
であった。
記念メダルについて
この施設の記念メダルといえば、タマゴダケメダルだろう。異論は認めない(もちろん認めます。というか認める認めないをいえる立場でもないっす!)。
私とこのタマゴダケメダルとの出会いはかなり古く、時は2016年にまで遡る。出会った場所はこの施設ではなく、実は三重県にある【MieMu】である。【忍者ってナンジャ⁉︎】という特別展に訪れた際、「学芸員のコレクション」という特別コーナーがあり、学芸員の中村さんという方がなんと記念メダラーであったのだ‼︎
この頃は現在ほど本気を出して収集していなかったので、このタマゴダケメダルの存在を知らず、「なんじゃこのメダルはぁぁぁぁわぁっ( *`ω´)」と衝撃を受けるほど、君のハートにズッキュンドッキュンであった(何が?)。
私は記念メダルのことを愛しているが、メダルのデザインに本気で惚れ込むことは実は少ない。「これはいいデザインだな〜」と思ってそのことをこのブログに書き留めることは多々あれど、「デザインが良いからこのメダルは絶対欲しいっ!」とまで思う逸品は正直なかなか出会うことはない。記念メダルのことが大好きなので記念メダルであれば正直全部欲しいのだが、それはデザインに惚れ込んだからではない、というか。わかりますかね、この乙女心?(乙女心を大切に育むアラフォーのおっさん)
そんな複雑怪奇な乙女である私が、メダルのデザイン性に惚れ込んでずーーーーーーーーーーっと恋焦がれていたメダルが、このタマゴダケメダルなのである。だからこの度、積年の思いを遂げることができて、感無量である。言葉にならない喜びから、しばらく販売機の前で打ち震えていたくらいだ(不審者)。
私はメダルのデザインは背景描写がキモになると考えているのだが、このタマゴダケメダルはそれが随一に秀逸である。このセンスがオーク製以外のメダルにはない。
メイン描写をおしゃれな背景で際立たせられるかどうかが、プロのデザイナーとただメダルに精通しているだけの人間の違いであると考える。私なんてもってのほかですな。
そんなわけで、どうか願いが叶うのならば、一度で良いのでオークのメダルデザイン担当のデザイナーさんのお話を伺ってみたいでのであった。計画としては①『マツコの知らない記念メダルの世界』への出演が決まる②その出演にかこつけて取材を申し込む③何ならそのときマツコをモチーフにしたメダルをデザインしてもらう④メダル化してしまう——という取らぬ狸の皮算用的脳内インスピレーションをすでに完璧に仕上がっている。あとは番組出演オファーを待つだけ也!(予定まったくなし)。
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