【販売場所】
@入り口前ミュージアムショップの前
備考:水族館で入場前に販売機が設置されていると入ろうか迷っちゃうよね、入場料高いから……
ドヤ顔で「つくもじま」と読んでいたら「くじゅうくしま」と割とそのまんまな読みだった件
長崎県を島原から順に北上していくと、【長崎バイオパーク】の次は通常【ハウステンボス】となるのだが、私は九州で唯一【ハウステンボス】にだけは前職の仕事で訪れたことがあったので、思い切って行程からカットした。実は所有していないメダルが数枚あるのだが、【ハウステンボス】に寄るとなると時間も費用もかなり取られる&本来は1日かけて回るような施設であるため、バッサリといくことにした。「一人で大型テーマパーク」は私レベルで孤独慣れしている者でもツライし……
そんなわけで【長崎バイオパーク】から小一時間ほど北上した場所にあるここ【海きらら】へと歩みを進めた。到着した頃には16時近くとなっており、入場も割とギリギリとなっていた。チケットを購入する時「もう全てのイベントが終了していますが良いですか?」と暗に「やめといたら?」というやんわりとした忠告をいただいた(もちろん親切心から来る言葉)。
しかしそこに記念メダルがある限り記念メダラーとしては「やめておく」という選択肢は1ミリもないのである——って、販売機外にあるやんけー⁉︎
そう、話が前後するが、チケット買うときにはすでに記念メダルを手にしていたのである。だからこそ、迷った。
「これは別に入場しなくても良いのではないか? お姉さん(チケット売り場の人)も忠告してくれているわけだし……」
私の中の悪魔がそう囁き続けていたのだが(まあ実際はお姉さんに忠告される前だけど)、結局私は入場することにした。それというのも全てはこのブログのためである(そしてせいでもある)。
最近はもう記念メダルブログ執筆が私のライフワークと化しているため、記念メダルを購入しに行ったときには現地で大体の記事構成を考えながら見て回るクセがついてしまった。だから写真を撮るときも綺麗とか珍しいとかそういうことで興味が惹かれるのではなく
ネタになりそうか
が全ての判断基準となっている。
そんな中、【海きらら】の外観やその周辺の海産物の飲食店(いっぱいあった)のみで記事を書こうと少し回ってみたのだが、何にも思い浮かばなかったのよねー。だからこのままではブログ書くときしんどくなるかなーと思って、旅愁マスクと同じく「うわ〜もう帰りて〜」と思いながら、誰も幸せにならない入場をしたのだった。
ただ今にして思えばこの日だけで実に6箇所目の記念メダルスポットだったので(【みずなし本陣ふかえ】はすでに販売終了だが)、心に触れるものに乏しかったのは、すでに疲れていたからかもしれない。酒も旅も、適量が一番であるといことである。
閉館1時間前の水族館にて
そんなわけで取り急ぎ入場したわけであるが、結果的にはなかなか良い水族館だという印象をもった。まず、水槽がとても綺麗だった。施設も綺麗だった。いわゆる「カップル向け」の水族館である。私はこの「カップル向け」の水族館が好きではないのだが、あからさまにそれを狙ったような変な企画がなされているわけでもなく(いや、そういうのあるのよ、たまに)、「ただ綺麗」というところは好印象である。単純に、水槽が綺麗だと展示が見やすい。基本的なことだが、水族館では実は命ともいえるポイントだよね! これを維持できているかどうかって、実は人が入る水族館かどうかのバロメーターになっているような気がする。小規模であんまり有名でなさそうな水族館て水槽のコケがいかんともしがたい感じで、昔からあるような古い水族館でも有名どころ(つまり人が入っている)はいつ行っても水槽が透明である。水槽を綺麗に保つことって実はものすごくお金がかかることなのかもしれない。
数十分でさーっと見て回った割にはなかなか見ごたえのあるよい水族館であった。というか、私はいつも水族館の滞在時間が1時間以内だということに気がつき、閉館間際に訪れようが別に問題ないじゃんいつもどおりじゃんということがよくわかった。基本的にイルカショー的なものも見ないし(すごいとは思うが面白いとは思わない)。
むしろ空いてて良いなと思ったくらいである。水族館は遅めに来るのもありである。どうせ一人だし!
記念メダルについて
現在では金メダルのみの販売だが、この場所はかつて銀メダルの販売もあった。その名残が販売機に貼られたラミネートプリントにある。
無いとなると欲しくなるのが人情である。なんと罪なイラストであろうか。
しかしここで考えたいことは、「なぜ銀メダルのみなくなったのか」という点である。普通に考えれば、銀メダルより金メダルの方が売れる。非記念メダラーの一般の方はメダルをはめるキーホルダーとセットで購入することが圧倒的に多いわけだが、肝心のこのメダルはめキーホルダーは銀色が販売されていることは現在ではほぼ無い。あるとしたら吊り下げ式のセット販売で銀メダルと一緒に売られているパターンがせいぜいである。ということは、「銀メダルのみ先に完売しちゃった」なんてことはまずないはずなのである。
それにも関わらず、「銀メダルだけなくなった」というのは、これ如何に。
単純に考えれば、「金メダルのみ再発注した」という路線である。金も銀も恐らくは長い時間をかけて完売したのだが、再発注したのはよく売れた(であろう)金メダルのみにした——という線が可能性としては一番高いように個人的には思われる。
しかしながら、もしかしたら他の可能性であることももちろんある。ここ「九十九島」という地域で、伝統的に昔から「銀」という色に特別な意味を持たせる土地柄であって、「金より銀だと? はっ⁉︎ そんなこと言うヤツァ、さてはお前、もぐりだな!」とよそ者を吊るし上げるげに恐ろしき風習があるのかもしれない。異様なまでに銀色への執着が形作られた島——九十九島。
いや、それなら銀メダルなくなったらすぐ再入荷するだろ、というツッコミは不要である。上記の一段落はまったく意味のない文章である。はい。なぜそんなものを書いたのかといえば、それは誰にもわからないのであった。
デザインとしては、おもて面はなんとも言えないアンニュイ感漂う、一言でいえば「売れなそ〜」な図柄である。魅力をどこに置き忘れてきてしまったのかというくらい、センスの欠片もない。100円ショップで売っている子供用文房具に描かれたイラストのような安っぽさである。
対して裏面は結構カッコ良い。なんならこれをおもて面のデザインにした方が良かったのではないかと思うくらいである。このロゴを考えた人にぜひおもて面のデザインも依頼すれば良かったのにと思うのだが、その辺には大人の事情があるのかな? というか、もしも同じ人がデザインしたのだとすれば、それはそれでなかなか恐ろしいことである。人間が才能を発揮し続けることがいかに難しいかということの証左になる。
久しぶりにメダルのデザイン面で「うーん……」となった一枚。もちろん好きな人もいるのだろうけれども。まあなんだかんだ言っても記念メダルであればなんだって嬉しいんだけどね! 私は!
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