邪道【北海道博覧会 道博’82】 記念メダル

 「北海道博覧会」で検索すると、あわせて「失敗」という予測が表示される。そしてその組み合わせで出てくるのは、88年に開催された「世界・食の祭典」という地方博史上もっとも大きな赤字を計上した、北海道史に残る最大の汚点と呼ばれる地方博である。その赤字額は90億円にのぼり、閉幕後には関係者から自殺者も出たといういわく付きの博覧会である。

 

↓こんな書籍まである。特筆すべきは「世界・食の祭典」が行われた88年に出版されていることである。このスピード感で、政治家や政治団体の名前が実名で記されているらしいので、当時読んだら面白かったかもね〜

 

 が、もちろん【北海道博覧会】には関係がない。こちらは入場者数260万人以上を数え、目標数を上回り成功したらしい。この時代、青函トンネルもまだなく、飛行機等の交通手段も今ほど身近でなかったことを考えれば、当時の道民全人口の半分にのぼるこの数字は確かに大成功と言えるだろう。ただ、どうもネットでは情報がいまいち集まらないので、いまいち全容が見えてこないのが残念である。

 82年といえば、81年の神戸での【ポートピア’81】の成功により、地方博ブームの始まりの流れを大きく汲んだ年である。実際、出展企業の中には【ポートピア’81】で出展したパビリオンを転用したものもあったらしい。

 この【北海道博覧会】から88年「世界・食の祭典」までの6年間に、実に5回もの地方博が北海道で開かれている。北海道は広く、また地方博ブームであったとはいえ、なかなかの数である。それが、「世界・食の祭典」での失敗で、息の根を止められた。

 大人の世界って怖いね〜、と記念メダルが語りかけてくる。いや、【北海道博覧会】は成功したんだけどね。

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