【販売場所】
@展望フロア帰りのエレベーターすぐ横
備考:お姉さんたちがめちゃ可愛い。
強制写真イベントのワナ 〜ひとり旅はつらいよ〜
かつての同僚にお土産として一枚メダルをいただいていたためすでに記事として起こしていたが、ついに自分で訪れることができた【福岡タワー】。そんなわけで改めて記事を書き起こす。メダルもすべて揃ったしね~
【福岡タワー】は【テレビ西日本】の記念メダルが販売されている「TNC放送会館」の隣にそびえ立っているため、多くの記念メダラーはセットで訪れることになる。私はここに来るまでそんなこと全然知らなかったので、非常にびっくりした。そんなことすらロクに調べずに旅をスタートさせてしまうところが私の悪いところである。そんなんだから「福岡タワーに駐車場がある」「無料サービスがある」という基本的かつ自分の致命傷となり得る情報を知らずに訪れ、時間貸しに駐車してしまい、福岡の地を全力疾走するはめになるのである。おじさんには膝の痛い旅路となった。
福岡タワーは【スカイツリー】や【あべのハルカス】と同じように、イマドキの商業施設がタワーの根本に展開されているオシャレな場所であった。流行りなんですかね?
こんな感じで全般的にオシャレな施設であったので、タワーも、そこで働くスタッフのみなさんも、とても洗練されていた。正直そんじょそこらのタワーなんかとは格式が違った。特に私が過去訪れたタワーの中ではスタッフの洗練度は文句なしのNo. 1であった。はっきり言って【スカイツリー】なんか目ではないくらい上である。
たとえるなら、「バブル期のデパートのエレベーターガール」である。身のこなしから言葉遣いまで、やりすぎ感があるくらい訓練されていた。今まであまたのタワーに訪れた私からしてみたら「たかがタワーで……」と思わなくもないのだが、スタッフが丁寧すぎて不快になることなどまずない(慇懃無礼という言葉もありますが)。ここまで徹底しているならまことに天晴れであった。が——
私の大嫌いな「強制写真イベント」があったのよね〜。これには本当にがっかりした。
いや、このよくある「写真撮ってあげるサービス」自体は別に否定しない。カップルや家族連れ等で撮ってほしい人はお願いすれば良いのである。が、「強制イベント」として実施している点が最大級の嫌悪なのである。
なぜかといえば、待ち行列ができるからである。その最たる例が現在の【通天閣】である。【通天閣】は私の中では珍しい数少ない正直2度と行きたくないメダルスポットの一つなのであるが、その理由はこの「強制写真撮影イベントのせいで長蛇の列ができる」ということに尽きる(記事中では頑張って割と好意的に書いているけどね〜)。「つうてん確認しま〜す」「良い写真が撮れタワ〜」を行列で待っている間にエンドレスで聞く羽目になるのがいかんともしがたい苦痛で、新しいメダルが発売されても行きたくないというのが正直なところである。写真を撮られたってどうせ買わないから、とか、一人なのに撮るのか⁉︎ とかいろいろと嫌な点はあるのだが、一番納得いかないのは「相手の都合でこちらの時間が無駄になる」というところである。「入りたきゃ写真撮らせろや。嫌なら入らんで結構」と言われればそれまでなのだが、撮ってもらうかどうか事前に選べる形を求めることは、そんなにダメなことかな〜と思うのである。もちろん無理やり撮って勧めるのが相手の販売戦略なのだろうが。そうやって商売をしたってリピーター無くすだけだと思うのだがなぁ。まあでも今でも長蛇の列ができるわけだからそれでも良いのかしらね〜。来場者の半分程度はもはや中国人観光客だし。
【福岡タワー】も、入場するまでにえらい行列に並ぶこととなった。その列を見た最初は「そんなに人気のタワーなのか⁉︎」と驚愕したものの、タネが明かされて心底ガッカリした。長蛇の列ができることを人気のバロメーターとか美徳にでも思っているのだろうか。なんか「その代わり1枚タダであげるから文句言わないでね」というサービスをしていたのだが(悪意のこもった言い方)、私は「一人なのでいいっす!」ときっぱり断り厳しい接客訓練を受けたであろう洗練されたスタッフのお姉さんをも困り顔で苦笑いさせたので、ただ待ち時間が無駄になっただけであった。まあ、展望フロアに昇るエレベーターの待ち時間を利用して〜というタワー側の言い分かもしれないが、「撮影エリアを回避できない」という強制ぶりがとにかく不快であった。ぷんぷん。
空と海が出会ってまいりました。しかし私には関係がないことを悟りました
記念メダルの図柄にもある通り、ここ【福岡タワー】は「愛のコンパス」なのである。愛し合う二人が訪れるためにある場所として売り出しており、そこら中に愛のグッズが散りばめられていた(大人のオモチャのことではない)。それはイコール私に帰れと言っているようなものなので滞在時間は10分程度であったが(ほんとは時間貸しの関係です)、「なかなか頑張ってるな〜」という好印象であった。コンセプトが明確なのと、何より「清潔」が得点高いね! タワーってどうも開き直ってオンボロであることをウリにしているかのようなところが多いのだが、それだと私達記念メダラーのような「通」にしかウケないと思うのである。しかし恒常的な利益を得ようと思うのなら、「通」なんか相手にしている場合ではないのである。昨今の記念メダルが記念メダラーなんぞ相手にしておらず、外国人観光客やキャラクター物で世のオタク達をターゲットにしているように。観光施設である限りニッチな需要などクソ食らえである。
やっぱりイマドキの観光施設には「清潔感」とか「洗練感」とか「コンセプト」とかいったものは大切だな、と思った次第である。苦しんでいる施設にはいろいろと事情があり、【通天閣】のように阿漕な手段も厭わない必死な経営スタイルで利益を上げているところもあるのだろうが、ネットの世界でいうSEOと同じで、結局はユーザーの利益になることをするのが評価を高めることに繋がるという単純な話に行き着くのではなかろうか。【福岡タワー】でいえば、強制写真イベントは不快で、展望フロアやスタッフの洗練された雰囲気は心地よかった。洗練されていたのでまた訪れてみたくなったが、強制イベントのせいでちょっとなーとひっかかるものがある。それはもったいないんじゃなーいと思うのだが、まあ他人事ですからな〜。記念メダラーは、所詮はただそこにある記念メダルを集めるだけである。
おまけ
外にもいろいろあった【福岡タワー】。全国のタワーの中では珍しく、非常に活気のある場所であった。それこそ【スカイツリー】【あべのハルカス】の次点クラスで。
記念メダルについて
記念メダル販売機も、タワー室内のコンセプトにとてもマッチしたラッピングが施されていた。
記念メダルの図柄も、「愛のコンパス」メダルはなかなか凝っておりますよね。他の二種類がイモっぽく見えるくらい。くどいようだが、「強制写真イベント」さえなければ、メダルも含めてとても素敵なタワーでござんした。
(以下 過去記事)記念メダル収集の在り方
未訪問地。
記念メダルを収めているアルバムを見返していたら未掲載の物が発見されたという、所有者のグダグダな管理状況がうかがえる一枚。まだ他にもあるかもしれない。このブログは元々「自分が所有しているメダルをすぐに把握できるようにして、ダブって買うことが無いようにする」という目的で始めたものなのだが、掲載し忘れていて余裕でダブって買ってきたこと多数である(最近では【京都タワー】のミッキーメダル)。ダブって買ってきて掲載していなかったことに気がつくのが本来?のパターンなので、この【福岡タワー】メダルの発見は画期的であるといえる(前向きな意見)。所有枚数200枚クラスの記念メダラーの皆さんは、一体どうやって自分の所有メダルを把握してるんですかね? データ化してすぐに把握できるようにしておかないと【海遊館】とか行った日にはパニックになっちゃうのだが。
この記念メダルは元同僚からの頂きもので、上部には私のフルネームが刻印されている。私は普段、日付しか刻印しないので、逆に新鮮なパターンである。
自分で直接現地に赴いて購入した物しか収集しないタイプの正統派記念メダラーの方には関係のない話であるが、私のような邪道(ヤフオク・メルカリ等)な購入の仕方も良しとする記念メダラーの中にもいろいろと住み分けがあり、「刻印があるものは×」という人も少なくない。だから、質問欄に刻印の有無を問い合わせている場合も多い。また、刻印を良しとしても「日付だけなら」という人から私のように「何でもおっけ〜」という者まで様々であり、一口に「記念メダラー」といってもいろいろなタイプがいる(まあ「記念メダラー」と呼んでいるのはそもそも私だけなのだが)。そもそも刻印自体もする派しない派に分かれるしね〜
と、このような話を「マイクラC+Cオフ会」で熱く語ったら、「クルマに似てますね」というお言葉をいただいた。クルマのオフ会だっただけに。
確かに、一口で「クルマ好き」といっても、そのタイプは細かく分類される。単純に「ドライブ大好き!」という正統派なクルマ好きから、外装内装をいろいろ着飾るドレスアップが好きなタイプや、走りの速さを追求するチューニング系のカスタムが好きなタイプまで、その方向性は異なる(「ドライブが好き」のみというタイプは、あまり「クルマ好きの世界」には足を踏み入れて来ないが)。で、サーキットをバリバリ走ることを楽しむようなチューニング系のカスタムに凝る人は、ドレスアップ系のクルマ好きのやることを意味がないとせせら笑うこともままあり、その辺もなんとな〜く通ずるものがあるようなないような。具体的な例はあえて避けますが〜。
これは趣味の王道「鉄道」でいえば「撮り鉄」なのか「乗り鉄」なのかといった古くからあるものなので、趣味というのは細分化されるものなのだなぁと思ったという話。まあ大学クラスの研究でもどんどん分野は細かく区分けされていくので、一つのものを突き詰めようとする行為は、それぞれ細かく道が分かれていくものなのかなと考える。
刻印をするかしないかという話でよくここまで飛んだな。
未開の地・九州
この夏、念願だった関門海峡まで行った。山口県までの開拓が終わり、来シーズンはいよいよ九州を回りたいと考えている。九州は仕事でしか訪れたことがないので、あの世に行く前にはぜひグルっと回りたい。ぜひ、仕事でのただただただただただ大変だったという記憶を上書き保存したいものである。
男の恋愛は、名前をつけて保存。
女の恋愛は、上書き保存。
なんのこっちゃ。
記念メダルについて
私は正直、タワー自体もタワーメダルも全然好きではない。タワーは昼間に登ってもつまらないし、タワーメダルも、デザインがいまいちな場合が多いからである(【スカイツリー】と【東京タワー】のデザインは群を抜いているが)。楽しみ方がいまいちよくわからないのが「展望タワー」という存在である。私は山の頂上から景色を見てもさして感動を覚えない無感覚な人間なので、いわんやタワーをや。
が、この「愛のコンパス」とやらの福岡タワーメダルのデザインは、なかなか良いと思う。こういう象徴的なデザインの記念メダルって、実は意外と少ないのでは。デザインセンスが必要な記念メダルデザインて、案外多くはない。キャラクターがバーンと描かれているだけだったり、建物の写真を精巧に複写しようとしただけのものだったり、素人ががんばってデザインしただけというものが多い(勝手な推測)。「記念メダルという形状」までを生かしたデザインはなかなか難しいのである。その点、「愛のコンパス」メダルはとてもよく出来ている。
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