似て非なるもの【フィンランド】 記念メダル

 前の職場の元同僚が、新婚旅行の際お土産として買ってきてくれたものである。当然、茶平工業製ではない。が、それでも嬉しいのは、「記念メダルを集めている奴がいるから、目に付いたから買ってってやる」と旅行先で思ってくれたことである。旅先で自分のことなんぞを思い出してくれたという事実が、実に嬉しいわけである。

 プレゼントというものは、本来はそういうものだと考える。物そのものであるより、「自分のことを考えて買ってくれた」という想いが心に響くわけである。まあもっともこれは、ある程度の物は自分の金で買えるような年齢になったから思うことであるかもしれないが。昔は、誰であろうとスーパーファミコンのソフトを買ってくれればそれでよかった。そんな現金な子供であった。

 というわけで、詳細不明だが、とにかくフィンランドの何処かに売っている記念メダルであるらしい。海外旅行先でこういう物を買っても何も言われないのに、日本でガッコンガッコンとやると途端に女子に白い目で見られ「それを買ってどうするの?」と言われるそんな記念メダル文化。

 




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