山口県【秋吉台サファリランド】 記念メダル

記念メダル販売場所

@お土産屋さん
備考:販売終了。事務所に残っていた売れ残り品をわざわざ取ってきてもらい売っていただきました。感動で涙が出た。そのような仕事を私もしたい!

 この場所は茶平工業HPの「販売場所リスト」に未掲載の隠れ記念メダルスポットである。数年前に掲示板上で発見が報告され、その時は数種類の記念メダルが販売されている旨が記載されていたが、最近それが1種類になったという報告があった。

 で。私が訪れた2018年8月11日現在、販売機がなかった。ミュージアムショップの店員さんに確認したところ、メダルは完売、販売機は撤去、再販するかどうかは未定とのことだった。では掲載しているこのメダルはどうやって入手したかといえば、問い合わせたのがベテランの店員さんであったのが功を奏したのか、わざわざ事務所へ戻って青い自販機の見本として付属しているあの1枚を持ってきてくれた物である。しかもオマケでキーホルダーをサービスしてくれたという、神対応というか神がそこにいた。これはこの歳になって考えるようになったことなのだが、このような対応をしてくれる人というのは、もちろん私にだけ特別にこうしたことをしてくれたわけではなく、いつもこのように客に接しているということを意味している。これって、本当にすごいこととだと思うのである。毎日の仕事であるのだからいろいろと嫌な目にあったことだってあるだろうに、それでもブレることなく、無償の親切を常に提供し、人のために尽くしているということである(記念メダル代は当然払っているが、それは当たり前なので)。人間として私もこのようにありたい、この親切を誰か別の人にででも返さなければならないと切に思った次第である。私も人に優しくあらねばならないことよ。

 で。

 【秋吉台サファリランド】がどのようなところであったかというと、サファリランドなので自家用車で動物が放逐されているエリアを見て回る「富士サファリパーク」方式である。印象としては、当たり前であるが【姫路セントラルパーク】にかなり似ている。ただ【姫路セントラルパーク】の方が何かと新しい設備であったので、どうしてもその辺が見劣りしてしまったという印象。

 ただスケジュールが非常にタイトであったので、広い園内に焦って猛ダッシュで回ったため、記憶に残っているのは暑いということである。この辺は、「きちんと観光してない」という点で記念メダル収集を優先する旅で批判されがちなポイントである。その通りだから何も言えね〜

園内を出てから「あっ、何も写真撮ってない!」と気づき、すげーテキトーに撮った写真

 なぜこんなにも急いでいたかというと、この日のうちに次の目的地【吉田松陰歴史館】まで回っておきたかったからである(この時点で15時過ぎ)。翌日は香川県の【坂本龍馬記念館】に行く予定であったので、この日のうちに山口県の記念メダルスポットを制覇して(最後が【吉田松陰歴史館】であった)、夜のうちに移動をしておきたかったのである。だから、吉田松陰先生の松下村塾にこの日のうちに入塾できるかどうかが香川に寄れるかどうかを左右する大きな分かれ目であったのである(ついでに言えばその後の【淡路ファームパーク】に寄れるかどうかもかかっていた)。

 私の旅のスタイルは大抵「車中泊」を駆使したこのような「夜に移動、昼はスポット巡り」という型である。基本的にゆとりが全くないせかせかした旅である。

 車中泊歴は割と長く、昨今のキャンピングカーブームに火が付いたくらいの10年ほど前に軽キャンピングカーを購入したのがきっかけである。もちろん、この軽キャンを購入したことが記念メダル収集を始めたきっかけでもある。

 ちなみにこの我が愛車は、いかついフロントフェイスに青く光る車内、そしていつでも寝られるというキャンピングカーの特性が相まって「走る『おしゃれ貴族』」と呼ばれていた。何のことかわからない人はググればすぐにわかりますです、はい。

ベースはスズキ・エブリィDA64型で、大金を掛けてフロントフェイスをクライスラーの「300C」ルック(パクリ?)に改造していた。
なのに、ケツは普通の貨物車という無駄なギャップ
車内は圧倒的な個室感を演出する畳敷きだ!この上に布団を敷いて寝ていた。
天井まで板張りされて、実に高級感のある車内であった。ただそのなんとも言えない微妙かつ絶妙な高級感が、まんまラ◯ホテルを連想させたのである。シャワーヘッドまで完備されていたし(もちろん手洗い用だが)。

 この軽キャンを駆って、毎週末車中泊の旅に出かけた。購入したときはあの伝説の「ETCだと高速代上限1000円」の時代であり、誇張ではなく金の夜から土日かけて毎週車中泊の旅に出かけていた。北海道やら東北やら四国やら何やら、どこへでもこの車で行った。しかし唯一上陸していなかった九州を回る前に、いろいろな事情が重なって職場にいた1年目の若い女の子にタダであげたので、お別れとなった。見返りにデニーズのオムライスをおごってもらった。あげるときに私が彼女に言ったセリフは「君はとてもかわいい。だからこそこの車をタダであげるんだよ。つまり、君は今後の人生で『いいわよね〜カワイイってだけで得でしょう?』みたいなことを職場のお局みたいな人から言われたときに、「そんな、かわいくなんてないです。得したこともありません」と答えたらそれはだということになるからね。かわいくないというのも、得したことがないというのも両方嘘になるんだ。だって君は、可愛いというだけで人から車をタダでもらうんだから。君と僕とはそれ以上の繋がりは何もないじゃないか」というものであった。もちろん、相手の女の子は苦笑していた。なぜあげたのかといえば、もちろんその子が若くて可愛かったからである。まあ、もうあらゆるところを走り過ぎてポンコツになっていたのだが(フロントガラスにはヒビが入り、いたるところが傷つき、屋根まで凹み、距離は15万キロ以上走っていた)。女の子は免許取り立てだったので練習する車として提供したのである。下心の有無で言えば「可愛い子には良く思われたい」という程度にはあったのだが、それすら手に入れられたかは微妙なところである。あの余計な一言がいけなかったね!

 というわけで、一度やってみたかった「キャンピングカー所有経験者が語るキャンピングカーを購入するときに考えるべき〇個のこと」というネットのアフィリエイト記事によくあるテーマで以下述べる。何個あるか今のところ不明。そしてなるべく無駄にアフィリエイトサイトっぽい構成にする。

①キャンプをするか否か

 キャンピングカーだってのに何言ってるの? と言われそうだが、これは実は最重要検討項目であると考えている。そして、私はキャンピングカーが好きなので、キャンピングカーに関する雑誌やネット記事、YouTube動画をそれこそ毎日のように観たり読んだりしているが、実はこのことについて言及されている情報は一度も見たことがない。
 まず落ち着いて考えてほしいのは、「キャンプ」と「車中泊」は似て非なる全くの別物である、ということである。
 私は人生においてキャンプなるものをしたことはほとんどなかった。そして軽キャンを一台乗りつぶすまで遊びつくしたわけだが、実はこの車を使って「キャンプ」なることをしたことは最後まで一度たりともなかった。北海道で「キャンプ場の駐車場」を借りて車中泊をしたことはあったが。
 そう、「キャンプ」と「車中泊」は全くの別物なのである(二度目)。そして私の旅のスタイルは「キャンプ」とは無縁であったのである。これは、キャンピングカーなるものを購入して実際に運用してみて、恥ずかしながら初めてわかったことであった。そしてこれはとても重要なことなのである。なぜなら、キャンプをしないならば、キャンピングカーには必須のモノ、キャンピングカーたらしめるアイデンティティたる装備が、車中泊には全くの無用の長物となるものがいくつかあるのである。その代表格ともいえるのが「サイドオーニング」である。
↓こういうの

 

 これは要するに車両の横に日よけのテントをお手軽にすぐに張れて、そこにテーブルセット等を用意してみんなで食事を楽しむ的な使い方をするキャンピングカーを代表するアイテムの一つである。が、見てわかる通りこれを道の駅やサービスエリアの駐車場で盛大に展開していたらツイッターで写真投稿されて大炎上必至である。これは広大なキャンプサイトでのみ利用できるキャンプのためのアイテムなのであって、車一台分の区画に区切られた駐車場で寝泊まりする車中泊には無用の長物なのである。「キャンプ」と「車中泊」の違いを最も明確に象徴したものであるといえる。

 余談だが、軽キャンに「かるキャン」という異色のキャンピングカーがある。これは居住空間を収納して運び、宿泊するときに大きく展開するギミックを搭載した「軽キャンなのに広々」を実現した唯一無二の軽キャンピングカーである。

 が、この車両も、上記と同じ理由で「車中泊」には向かない。車両の横幅を伸ばすような展開はとかく駐車場における宿泊にはむかないのである。普通に考えて、駐車場で一台が二台分のスペースを占有しているのを見たら、たとえ混雑していなくても気分が悪くなるものだろう。
 ただ逆に言えば、広大な土地に駐車して広々と「キャンプ」を楽しむときには、「サイドオーニング」も「かるキャン」も最高のアイテムとなる。駐車場で寝るのかキャンプサイトで寝るのかは、同じ「車の中で寝る」という行為であっても大きな違いなのである。広瀬すずと広瀬アリスくらい違うのである(貴乃花と若乃花でも可)。
 他にも「キャンプにはあると良いが車中泊ではあまり必要としない装備」というのがあるのだが、それは順に説明する。とにかく「キャンピングカーでキャンプをしたいのか車中泊だけをしたいのか」は、購入すべき車両や装備を大きく左右する重要なファクターである。よく考えていただきたい。

②車内で料理をするか否か

 せっかくキャンプに行ったのに食事は全てコンビニ弁当で済ましたりファミレスに食べに行ったりなんてことはありえないだろう。キャンプでは「食事を作る」という行為自体がイベントの中核を成すものでもあるからである。そのとき、車内に水回り(要するにシンクとか水道とか)やあるいはコンロ等があったら便利であるし、冷蔵庫があれば食料が腐る心配もなく、ビールは常にキンキンである。
 また車中泊であっても、車中泊系YouTube動画で披露されるのは大抵車内料理モノである。
 車内で作り、車内で食べる料理は格別であるというのはよく理解できるので全く否定するつもりはない。ただ私は、一度たりともキャンピングカー車内で料理をしなかった。というか、そもそも料理自体が嫌いという致命的な欠陥を備えた人間なので、車内にあったシンクもミニガスコンロも活躍の場面はほぼなかった(コンロなんて一度も使ったことがない)。普段でもめんどくさいのに、旅先に出て家より不自由な中でわざわざ料理をするなんてことは1ミリたりとも考えられなかった。そのためいつもオール外食&コンビニ飯で、そしてそのことに全く不満はなかった。「旅に出たら外食」が当たり前だったのである。だって、サービスエリアやパーキングエリアに泊まるなら飯食うところあるし。夜はがっつり定食もので、朝は優雅にモーニングセットを注文ですよね?(唐突な呼びかけ)。
 そんなわけで、私にはキッチン的な装備は本当に無用の長物であった。シンクも「濡れたら掃除がめんどい」という理由でたぶん1、2回しか使ったことがないし、付属のシャワーヘッドも車外まで伸ばして外で手や足を洗うのに使うといった程度の使い方であり、それもごく限られた場面でしか活躍しなかった(釣りのときとか)。「歯磨きや洗顔のときは?」という声がありそうだが、道の駅にもSA・PAにもトイレがあるので、そこの手洗い場で済ませた方が圧倒的に効率がよいし、車内も汚れないし、処理にも困らない(汚水はきちんと処理するのが一応マナー)。
 私のようにハナから料理をする気がないなら、一見豪華に見えて「これぞキャンピングカー!」というキッチン装備も、活躍の場がなく終わることになる。私の軽キャンには付いていなかったが、個人的には電子レンジも全く必要ないと感じた。コンビニ弁当はコンビニで温めてもらえるからである。
 このように、旅中はオール外食と割り切った考えであるなら、キャンピングカーのアイデンティティの一つである「車内キッチン」も実は無用の長物となる。私は昼近くになるといつも「次、吉野家かすき家があったら入ろう」と考えながら旅をしていた。せっかくの旅先なのに名物料理に目もくれない記念メダラー。記念メダルを巡る旅が女子から「え〜」と言われる要素の一つである。でもあんまり海鮮丼の味の違いとかわからんのだよね〜どこで食っても美味しく感じる味音痴な私。

③家族連れか否か

 はっきり断言するが、非キャンピングカーでの車中泊で快適に過ごせるのは二人までである。カップルまでなら車中泊可能であるが、家族連れとなるとかなり厳しくなる。不可能ではなくても、大きな我慢の上に成り立つ宿泊となることだろう。だから「家族で車中泊がしたい!」と考えているならば、そこは潔くキャンピングカーを購入するべきだろう。軽キャンであればポップアップ式の二階建てになる車両が必須となる。

 私は9割8分一人旅であったので、ポップアップ機構を備えていないやっすい軽キャンでも、残念ながら広さに不満をもったことは一度としてなかった。いつも足を目一杯伸ばせて、なんなら寝返りさえうてた。真横に男が寝ていても特に不快でない広さであった(結構そういうこともあった)。

 またこれは、「夜の過ごし方」にも繋がる問題である。私ように一人旅であると、基本夜は寝るだけとか、スマホをちょろっと見るだけとかといった過ごし方になることが多いのではないだろうか。一人で寝ながらスマホを見ているときに、屋根が上がって天井が広々する必要は全くないし、対面座席があっても向かい合って座る相手がいない(カップルならば隣に寄り添うように座りなさい)。特に前述のように私は夜間にガーッと移動して、着いたときには疲れ果ててすぐ寝ることが多いので、「快適な車内で夜を楽しむ」ということとは無縁の旅なのである。

 言い換えれば「夜は寝るだけか否か」ということでもあるかもしれない。家族がいれば寝るだけではない可能性が高い。一方一人であるならせいぜいスマホを見ながらちょろっと酒を飲む程度である可能性が高く、その程度の行為ならキャンピングカーでなくても全然不自由しないだろう。

③キャンピングカー特有の装備が欲しいか否か

 キャンピングカー特有の装備に「サブバッテリー」と「FFヒーター」というものがある。私の中ではキッチンよりもなんならベッドよりもこの二つがあるかどうかがキャンピングカーであるか否かというくらいである。

 「サブバッテリー」は名前の通り補助電源のことで、要するにエンジンを停止したあともメインバッテリーとは別のバッテリーから電気を供給し、電化製品を使えるようにするものである。キャンピングカー搭載のテレビや冷蔵庫や電子レンジはこちらから電源を取るため、停車中でも安心して使えるのである。これが最もキャンピングカーをキャンピングカーたらしめているアイテムではないだろうか。

 「FFヒーター」とは簡単に言えば「ガソリンを使ったオイルヒーター」である。灯油の代わりに車に普通に入れたガソリンを使いサブバッテリーの電気を使用して暖房とする装置で、これが6時間くらい使ってもガソリン2リットル使うか使わないかくらいの超低燃費な上に、軽キャンの狭さだと最弱でも汗ばむほど暑いという優れものであった。真冬でも誇張なしで掛け布団いらないくらいに車内を温めることが可能であった。

 この二つの装備を使うことは、「あ〜キャンピングカー買ってよかったー! さいこー!!」と思わせてくれる至福のときである。SA・PA等で車中泊をしているときに明らかに周囲の車との差を感じさせてくれるアルテマ・ウェポン的なアイテムである。

 ただ昨今のリチウム電池式モバイルバッテリーの技術の向上により、大容量ポータブルバッテリーなるものが登場し、これが上記二つのアイテムの代用をかなりのレベルで担ってくれるようになった。

↓高いけど、サブバッテリーを搭載するよりははるかに安いという事実

 もちろんこのポータブル電源で電子レンジを使うなんてことはさすがに無理だが、電気毛布を使うくらいなら二晩なら余裕、たぶん三晩でもいけるレベルである。なんならどこかでどうにかして充電すればいいし。出川哲朗ばりに。

 電気毛布だと、真冬だとさすがに起きた時に顔だけ寒いということがあるのだが、寝袋に包まるよりもぐっすり快適に眠ることができる(低温やけど対策はしましょう)。この「大容量ポータブル電源」の登場は正直私の中ではエポックメイキングなできごとで、「私の旅のスタイルではキャンピングカーは必要ないのではないか?」という想いを決定づけたものであった。
 そう、私はキャンピングカーに乗って乗り潰すまで活用してみた結果、キャンピングカーでなくても別の良かったという結論に達したのである。車両がなんでも良いというわけではないが、少なくても軽箱バンであればそれでよかったという結論なのである(くどいようだが私の旅のスタイルではの話)。荷室にマットを敷いて、その上に布団を掛けて、あとは目張りとポータブル電源さえ用意すればそれで事足りたのである。それを確かめるために、軽箱バンではないが新たな軽自動車「デイズルークス」を購入し自分の構想を実現する装備を施した結果、1ミリも変わりなく車中泊旅ができているという事実に直面した。いやほんと、びっくりするくらい何も変わらなかった。せいぜいルークスだと二人旅だとちょっとだけキツいと思われるくらいで、残念ながら私にとってそれは些細な問題なのであった。実に残念である。
 そんな私の車中泊仕様を公開〜

↓助手席のヘッドレストを外してめいっぱい倒し、後部座席と繋げるように展開する。その上に車中泊用エアマットを置く。

↓目張りは大切です。一人だと見られて困るようなこともしようがありませんが〜

↓枕は旅先で1000円くらいで買ったやつ。掛け布団は15年くらい使っている布団のようにも使える寝袋。手前のテーブルはベッド横の後部座席に座って何かする時ように付けたものの、いつも結局すぐ寝るため活躍の機会なくおさらばとなった。

↓再び登場のポータブル電源はダッシュボードの上に設置する。夏はこれに冷風機、冬は電気毛布を繋げる。ついでに必要ならスマホやタブレット端末の充電もする。USB、シガーソケット、コンセントの3種類のパターンを網羅。私もそのように幅広い男になりたいものである。

↓巷でミニエアコンみたいに言われているモノ。氷水を入れて冷えた空気を出すという仕様。持ち運び含めて私は割と気に入っている。造りがオモチャみたいだが。ちなみに夏はこれにプラスしてやっすい車用網戸を付けて窓を少し開けて寝る。

↓ケチらずちょっと大きめのを買ってもよかったなぁと後悔。敷き毛布なので、下に敷いて使っている。冬だとこのまま死ぬんじゃないかと思うくらい暖かく気持ちよくなって眠りにつけます。

↓ひとり旅だと常に助手席はベッド展開したまま移動できる。お昼を食べた後に運転してて超眠くなっても、停車後10秒以内に寝られる(その場合は目張り無しだが)

というわけでグダグダと長くなってしまったが、キャンピングカー購入の際には一にも二にもつまるところはキャンプをするか否かというのが最大のポイントとなるので、そこをきっちりとよく考えていただきたい。ただ車で寝るだけで良いなら、今の時代、快適に寝られるグッズがキャンピングカーの装備よりもだいぶ格安で手に入る。私はこれらのアイテムを駆使してなんなら2ドアクーペでも車中泊をしているさすがに少し辛いが、ひと晩だけなら勢いで余裕で乗り切れる。

↓電気毛布は最強。誰もよりも優しく、そして暖かく、私を包み込んでくれる。

 しかしながら、それでもやっぱりキャンピングカーが欲しいと思う複雑な乙女心をもつ私である。ここまで語ってきておきながらなんだという話だが、やはりあの独特の「秘密基地感」は特別である。男であれば幼き頃に誰もが恋い焦がれたあの秘密基地ーーそれを手に入れるには、家を建てる時に小さな自分専用の部屋を作るか、キャンピングカーを買うかのどちらかしかない。車中泊をするだけならキャンピングカーでなくても良かったというのは私の中での確信なのだが、同時にそれ以上のものがキャンピングカーにはあった! という思いが、この胸の中にポッカリと空いた穴から湧き出してくるのである。キャンピングカーとは、所有者を一国一城の主にしてくれる特別な車なのである。たとえその国が少し小さいものだとしてもね!

おまけ

 最近発売されたホンダの「N-VAN」であるが、一目見た瞬間に恋に落ちた。
↓このオシャレさで
(HONDA HPより)
↓このフルフラット展開+ピラーレスなんて、車中泊旅してくださいと言っているようなもの
(HONDA HPより)
 だと思っていたのだが。
 他社の軽箱バンであるエブリィやハイゼットと比べると、圧倒的に荷室が狭いというね。前席を維持したままだと、荷室で足を伸ばして寝られない。車中泊をするには結局助手席まで潰さなければならないのである↓。
 これだと結局ルークスと同じ手間なんだよなぁということで、ちょっとガッカリである。軽箱バンでの車中泊のメリットは、前席を維持したまま荷室をベッド展開できて、疲れたらすぐに二人がゴロンとなれるところにあるのだが。見た目100点、ピラーレス100点の車中泊候補車で乗り換えすら考えていただけに、残念至極である。寝る時にいちいちシートを展開しなければならないというのは結構めんどくさく、その手間が省けていないなら、他の軽自動車と大差ないということになってしまう(あくまで車中泊の話)。ああ、残念だな〜。
 という、秋吉台サファリランドどこいったという記事でした〜。
 




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