山口県【岩国城・錦帯橋】 記念メダル

岩国城・錦帯橋 記念メダル 錦帯橋創建350年
岩国城・錦帯橋 記念メダル 岩国城
岩国城・錦帯橋 記念メダル 錦帯橋
旧メダル:31ミリ
旧メダル:38ミリ

@岩国城へのロープウェイ乗り場
備考:みんなロープウェイ乗りましょうね!

刀の見分けってつかないよね

見るからに鉄筋コンクリートのお城

 山口県は今まで未開の地であったので、開拓は悲願であった。ただ、フグを一人で食べに行くことには気が引けるのは、私がまだまだ旅人としてのレベルが低いからだろうか。どこに行こうがSA・PAメシか吉野家な私。

 さて、上記の岩国城と錦帯橋の記念メダルは【岩国城ロープウェイ乗り場】にて販売されている。そのため極論岩国城にも錦帯橋にも行かなくても買えるという問題点を孕んでいる。どちらとも言えない場所で販売し、どちらに行かなくても購入できてしまうのは、記念メダラーの存在を全く考慮に入れていない措置であるといえる。入場しなくても買える位置に青い自販機を置いてしまうのは賢明ではない。記念メダルは集客に繋げるアイテムとしても使うべきなのである。もちろん、施設の外に置いてあって助かったことは数知れずあるけどね!(どないやねん)

まあ青くないんですけどね。ここの自販機。

 岩国城は山の上にそびえ立つ山城であった。山の上に立つポツン感といい、ロープウェイといい、パッと見【岐阜城】を彷彿とさせた。すなわちほとばしるほどのハズレ感が充満していた。

こうしてみると【岐阜城】と言い張っても通用するかもしれない。リス村もありそう。

 ロープウェイ乗り場の目の前に無料駐車場があり、観光施設にしては親切設計である。ただここにたどり着くには「こんなところ通って大丈夫かな?」と不安になる入り組んだ路地を勇気をもって突き進まなければ辿り着けない。私はビビってかなり手前の【錦帯橋】目の前の無料駐車場に停めて歩いて来てしまった。まさかどこもかしこも駐車場が無料だと思わず、「無料の駐車場が空いているうちに停めなければ!」という危機感に突き動かされるように川べりの砂利の駐車場に停めたら、一度停車するとスタックしまくって出られなくなるかと思った。結果この駐車場は【岩国城】まで一番遠かった。日頃の行いの悪さに対する因果はこういうところで小出しに払っているようである。これくらいで済んで良かったと思わなければならない。

おかげで【錦帯橋】をバックに良い写真が撮れましたとさ。この後この場でスタックしたけど。ちなみに今回の旅は車中泊用の車を使ったので、スマローオリジナルメダルの図柄にした車とは異なる。

 ロープウェイを登ると、すぐに【岩国城】とご対面とはならず、軽い山登りが待っている。この辺も【岐阜城】を彷彿とさせた。夏に行くととにかく汗だくになるというオトナ女子の定番コーデよりも定番である。

どちらの道を選択するのかが試される。『舌切り雀』のつづらを思い出す。かといって山道は行かない。だって同じ8分やん。
途中何度か「やっぱり山道に来ない?」みたいなお誘いを受ける。ここまでされると、広い道を選んだら生きて帰れないのかもしれないという想像が膨らむ。
なんてことはなく無事到着。ちなみに今回の旅から写真にオリジナリティを出すためにスマローオリジナルメダルを署名代わりに一緒に写すことを試行したのだが、目的物もメダルも同時にピントを合わせるのは不可能であった。一眼とかならそういうことができるの?

 入場すると、これがほんとに【岐阜城】かという印象で、デジャビュかと思った。要は鉄筋コンクリート製の再建城で、中は何とも言えない展示品がなんとな〜く並べられた小さな博物館というテイである。いやー、私が一番嫌いなお城のパターンであった。

 「城だから」という理由のみでやれ鎧やらやれ刀やらを何となく展示しとけ〜というテキトーな意気込みが伝わってくる味も素っ気もない中身で、要するに城を再建する話だけが先にあって中身をどうするかは二の次で話し合われたことが透けて見えるのである。私と一緒のタイミングで入場した女性二人組旅行者(若くてかわいい←不要な情報)が人のいないがらんどうの城内で呟いた一言が印象的であった。

「刀、置きすぎじゃね?」

 刀、置きすぎなんだわ。いや、まじで。刀を見たい日本人て、実はあんまりいないと思うんだわね、私。外国人は感動するんすかね?

置かれすぎていた刀の一部。「無銘」の刀を嘘つかずに堂々と展示するのはある意味潔い。「一般人!」という名札を付けて一般人の顔写真を飾っているのと同じである(違う?)
【錦帯橋】の模型も、まあ良いのだけども、すぐ近くに本物があるわけだしね……

 ということで、【岩国城】は外から見るのが一番という結論であった。【岐阜城】と同じである。なんなら「麓から見るのが一番」とも言える。

映えスポットにはしゃぐおじさん@錦帯橋

 そのまま徒歩で【錦帯橋】に向かったのだが、こちらは超良かった!

 やはりこれが、「再建したもの」か「昔からあるもの」かの違いといえる(もちろん昔のままではないが)。

 一言で言えば「インスタ映え」である。これは背景にして写真を撮りたくなるとても映える橋であった。「渡月橋」を訪れたときはそんなことは微塵も思わなかったが、【錦帯橋】は今回の山口県の旅で一番印象に残った。年甲斐もなく自撮りしちゃったもん

あなたの良心が試される通行システム。私はちゃんと払いました。この写真をブログに載せようと思ったので。
急いでいるときにこの橋を通ったらたぶん腹立つくらいに急な傾斜の造り。
瀬戸大橋よりも私はこちらの方が好きである。与島PAから見える瀬戸大橋もこんな感じの構図で写真撮れるけど。

 ただ基本的に記念メダルスポットは期待して行ったらダメだと思うので、適度なハードルの高さで訪れるのが吉である。記念メダルが置かれているということは、第一線の観光地ではないということである(偏見)。

 時間ギリギリで訪れたためいつも通り「う◯こを我慢している人みたいな早足」で山を登ったり橋を登ったりしたので汗ビチョになった。よって、この後はすぐ近くにあった「錦帯橋温泉」なるところに行った。ホテルにある温泉を日帰り利用したため1800円という高額な入湯料であったが、値段に見合うだけの満足感があった。すげーいい湯だった。しかし例によって、この言葉を聞いて期待度を高めて訪れてしまってはいけない。何事も期待せずに行くのが一番良い結果を招くのである。

「そこにあったから」という理由のみで入ったが、良かった。この期待感の無さが旅には大切である。

 この後、下関まで高速でぶっ飛ばしてSAで車中泊。車中泊の旅の利点は、「夜間に移動できる」である。そこに「まったり」などという言葉など存在しない。生き急いでいる人間の旅のスタイルが車中泊であるといえる(車中泊自体を楽しみたい人は別だが)。夜の空いている時間にガーっと移動し、寝る準備ができたら私は大抵疲れ果てて2分以内に寝る。YouTube動画によくある「車中泊を楽しむ」という要素は皆無である(よく観てるけど)。そのためキャンピングカーは不要なのである(過去所有していた)。その辺の話は【秋吉台サファリランド】の記事でする予定。なぜなら、あんまり書くことがないから




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