茶平か微妙【バレーボールワールドカップ’77】 記念メダル

ワールドカップバレー’77 記念メダル
ワールドカップバレー’77 記念メダル ケース

38ミリ(デカメダル)

何かと日本で開催されるバレーボールワールドカップ

【バレーボールワールドカップ’77】は日本で開催されたバレーボールの世界大会で、日本男子が準優勝、女子が優勝という現在では考えられないような結果を残した大会である。ただ大会の権威性としてはオリンピックはもちろん、世界選手権よりも格下の大会と位置付けられており、世界中から各大陸予選を通過した国が集まるのに、「3位以内に入ればオリンピックの出場権が獲得できる」という、「世界大会なのにオリンピック予選」みたいな何とも言えないポジションの大会なのである(ただし2019年はオリンピック出場権獲得要項がなくなり、何のための大会かわからなくなった……って世界大会なのだが)。ちなみにこの77年大会から毎回日本で開催されることが決まったらしい。日本がバレーボールに意欲的なのか、他国が厄介者を日本に押し付けたのかは定かではない。ただフジテレビは昔からバレーボールの放送に非常に意欲的であるので、日本にとっては願ったり叶ったりなのかもしれない。何にしても今年(2019年)も開催されるので、ぜひがんばっていただきたい。

何かと世界大会が多いバレーボールの世界

バレーボールの世界では毎年世界大会が開かれておりましてね。そのことについてはこの記事を参照していただくとして。私が思うに、そのせいで肝心の「Vリーグ」がいまいち盛り上がらないんじゃないかな〜と思ったりらじばんだり。「Vリーグ」の試合見るより、代表選を見る方が私のようなにわかには面白いし、何より毎年あるもんだから代表選が開催される9月〜11月くらいが「バレーボールのシーズン」という認識となってしまっている。そこで見ればいいや、みたいな。ちなみに私はバレーボール経験者(サッカーの方が圧倒的に長いが)なので普通の人よりはバレーボールに興味がある方だと思うのだが、Vリーグの試合を観戦したことはほとんどない。1試合まるまる観たことは恐らく一度もないだろう。女子バレーはロンドンオリンピックで銅メダルを獲るなど、「東洋の魔女」とか私が生まれる前の過去の栄光ほどには及ばないにせよ、立派な成績を残している。それなのにいまいち盛り上がり切らないところがあるのはなぜなのか。

同じことが女子サッカーにもいえる。「なでしこジャパン」がワールドカップで優勝という男子サッカーからしたら恐らく銀河系が滅亡するくらいの時間を要しても達成できないであろう偉業を成し遂げたにも関わらず、最近の下火ぶりは一体何なのか。優勝直後はテレビのスポーツニュースで「なでしこリーグ」の試合結果が流されるようになるくらいフィーバーしていたのに、ほどなくして勢いは弱まっていき、リオデジャネイロオリンピックに出場できなかった途端、息の根が止められた感がある。

これはマイナー競技に携わる選手がよく口にする「この競技を盛り上げるためにも、自分が世界で結果を出さなければいけない!」という想いが、実は儚いものである可能性が高いことを示している。結果を出しても、それだけではダメなのである。女子サッカーなんて、これ以上どう結果を出せというのだろうか。「ワールドカップ優勝、ロンドンオリンピック銀メダル」でダメなら、恒久的な人気を保持するには、永遠に勝ち続けなければならないということになる。2位じゃダメなんですよ、蓮ぽう議員。

もちろん、「人気」というものを真に支える屋台骨が「結果のみ」ではないことは明白である。そうでなければ、遥かに結果が劣る男子サッカーが人気である理由が説明できない。

「結果は人気のガソリンにはなるが、薪にはならない」

では薪にあたるものが一体何なのか——非常につまらないことをいえば、まあ「華」なのかな、と思うのである。その競技自体が内包する「華」——抽象的な表現であるが、そうとしか言えない。そしてこれは男女差のあるものであるし、演出する側(メディア等)のやり方にも大きな影響を受ける。ただ男女差や演出面だけではその「華」なるもの本質をいまいち説明しきれないのである。たとえば、サッカーの格差のように、男女差によるプレーレベルの差だけで説明しようとすると、ではバレーボールは女子の方が圧倒的に人気なのは何故なんだということになる。

まあなんとな〜く、言葉にならない「これだ!」というものはあるのだが、言葉にならないのでここで終了。この辺のことを論文とかにまとめた人はいないものだろうか〜。

記念メダルについて

大きさは38ミリメダル(デカメダル)と同じであり、メダルの造りも茶平工業製メダルにかなり近い印象を受けるため、恐らく茶平製ではないのかな〜と思っているの。が、確証はない。おもて面(どっちが表か不明だが)に描かれている女子選手のイナバウアー姿も、70年代の茶平メダルに描かれている人物画と同じ雰囲気である。

参考:公民館とかの壁に描かれてそうな方々。

また2011年に開催されたバレーボールワールドカップでは、東京駅の【フジテレビショップ】にて茶平工業製記念メダルが発売された。

刻印不可のタイプ。思い出を刻みつけようなど、恋愛におけるエゴでしかない(何の話?)

裏面に刻印面がない&ケースにも「CHAHEI」の文字がないため断定はできないのだが、上記のことをもって茶平工業製なのではないかとほぼ確信している。バボちゃんも両手を上げてそう言っている(気がする)。確認するための資料があればな〜。茶平工業株式会社に就職するしかないですな( ・∇・)




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